弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

競争

2017-01-31 00:22:12 | 思考
ふとしたことから、mixiで学振(国から博士課程以上の研究者に出る研究費その他の費用のこと)のコミュニティを覗いた。やはり、過去の実績は大事で、貰った人は大概、国内外での学会発表を多数し、査読つき論文の掲載をされている。
何か勘違いしていたようだ。アカデミックポストは実力さえあれば、運次第だと。
実際にはいかに自分の研究や業績をアピールするかの競争。
そして、それは資格試験・就職試験の非じゃない。

また、これもふとしたことからだが、障害者採用の求人情報を少し見てみた。
大手はほとんど募集せず、中小の低賃金・低保障のばかりかと思ったらそうでもない。
当たり前だが、雇用率が一定なら規模に応じて採用人数は多くなる。そして、確かに低賃金だが、大手は保障や手当てが厚い。大小問わず、障害者への配慮義務はあるので大手・優良企業にこしたことはないだろう。

だが、無論、採用面接もあるのだが、そこでの倍率はいかほどなのだろう。
元から大学受験以来、競争することには抵抗があったのだが、健常者同士が争うのと、弱い立場同士で争うのは訳が違う。

誰かを蹴落とすには正当性が必要だ。
しかも、それは選ぶ側にではなく選ばれる側に。

思えば、ペーパーでの競争にはそれが要らない。
ただ単純にその時の能力であるから。誤魔化しは基本的にきかないから。
だが、採用面接という人格を試すものは違う。
本当に受けがいいものを呈示しあう化かしあいだ。
それでも、一生を左右し、同じ所は二度と受けられないのだから、他者を蹴落とす理由が必要だろう。

学振も面接があるらしい。(免除あり
結局、どういう領域であれ、相手にお伺いを立て、気に入られるスキルが必要ということだ。

疲れた。



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