弛まぬ空

酷く個人的かつ内面的な日記

cursed spellー呪縛という名の自律ーpresent for me

2019-02-14 22:26:43 | 思考
ここ2週間くらい怠惰で日々曖昧に過ごしていた。
大学院生活や研究のことなど色々不安なのは変わらないが、何となく考えているだけで焦燥感だけがあった。研究の準備に打ち込んでいた訳でもない。

自分を律するものを、考えを忘れていた。
それは呪縛。精神を蝕む。

だが、それなくしてはこのひ弱で怠惰な自分を律することは出来ないのだ。
去年、専門を変えて大学院入試に頑張れた時、それは確かに機能していたのだ。

それは旅先の暗闇の回廊での問いかけ。

それをもう呪文のように定型化してもいいだろう。

いつか死ぬ。必ず死ぬ。
時間も場所も選べない。
遺すものも遺されるものも無い。
希望も絶望も要らない。
だが、このまま死んでいいのか。このまま、何も分からないまま。

・・
この死の呪縛を忘れかけていたのはおそらく眠る際の動悸が減っているからだろうが、mECTの記憶が薄れていっているのもあるだろう。

道路に一歩踏み出せば、線路に一歩飛び出れば、包丁を思いきって自分に突き刺せば、この大量の薬を飲み干せば・・そんな衝動的な想いがふと去来することもなくなった。
この電車が脱線すれば、このバスが事故を起こせば、そんな微々たる可能性も考えなくなった。

一見、危ういが、そもそも日常的にそういうものに囚われる精神状態が私がたどり着いた境地。
そこからでないと何も踏み出せず何もなしえない。

だが、それでいいのだ。いやその方がいいのだ。
祈りは要らない。他者も要らない。この呪いだけが私の道しるべ。
ならば、祈る代わりに、他者の言葉のその手前に、毎日この呪いを自分に贈ろう。


コメントを投稿