
秩父の札所巡りで、札所最後の34番になるのが、結願の寺である水潜寺です。このブログでも、既に門前にある民家を紹介した記事を書きました。
今回は、水潜寺の参道にある、不動の石像をモチーフとして描いた絵をご紹介します。この絵はサムホールという小さな作品です。私は、この絵が大変気に入っていて、廊下に掛けてあります。少し青みがかった石に彫られた不動尊は、実物も1メートルに足りない、小さな石仏です。水潜寺は川沿いの道を進んで、駐車場があり、そこから徒歩でつま先上がりの道を辿って境内に入ります。その途中に建つのが、この石仏で、傾斜のついた道に建つ所がダイナミックな気がしました。ただ、この道は近年すっかり整備され、野趣溢れる趣は少し薄れてしまいました。残念な気がします。
足下には、見猿、聞か猿、言わ猿の三猿が彫られています。小品ゆえか、それとも長い年月で表面が摩耗してしまったためか、不動尊も猿の顔も判然としませんが、その曖昧模糊とした雰囲気が何ともよい感じです。
一度、冬に訪ねたときは、この不動尊はほとんど雪に埋まっていました。それでも、周囲の雪を、そこだけすっぽりと溶かして、「よく来たな」と私を迎えてくれました。
近年、不心得な輩が、仏像や石仏を持ち去る事件が数件報告されました。好きな秩父へ行っても、水潜寺で、あの小さな不動尊が見られないとしたら、きっと淋しくてたまらないのではないかと思います。これから何十年、何百年と、この不動尊が、あの場所に建ち続けていることを願っています。
今回は、水潜寺の参道にある、不動の石像をモチーフとして描いた絵をご紹介します。この絵はサムホールという小さな作品です。私は、この絵が大変気に入っていて、廊下に掛けてあります。少し青みがかった石に彫られた不動尊は、実物も1メートルに足りない、小さな石仏です。水潜寺は川沿いの道を進んで、駐車場があり、そこから徒歩でつま先上がりの道を辿って境内に入ります。その途中に建つのが、この石仏で、傾斜のついた道に建つ所がダイナミックな気がしました。ただ、この道は近年すっかり整備され、野趣溢れる趣は少し薄れてしまいました。残念な気がします。
足下には、見猿、聞か猿、言わ猿の三猿が彫られています。小品ゆえか、それとも長い年月で表面が摩耗してしまったためか、不動尊も猿の顔も判然としませんが、その曖昧模糊とした雰囲気が何ともよい感じです。
一度、冬に訪ねたときは、この不動尊はほとんど雪に埋まっていました。それでも、周囲の雪を、そこだけすっぽりと溶かして、「よく来たな」と私を迎えてくれました。
近年、不心得な輩が、仏像や石仏を持ち去る事件が数件報告されました。好きな秩父へ行っても、水潜寺で、あの小さな不動尊が見られないとしたら、きっと淋しくてたまらないのではないかと思います。これから何十年、何百年と、この不動尊が、あの場所に建ち続けていることを願っています。
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