観自在

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スーパースター

2009-07-21 23:01:30 | オーディオ・音楽
 小学生の頃、ラジオが流行りました。私は、姉の卓上のステレオや買ってもらった3バンドの高性能ラジオなどで、夜の番組を中心に聞いていました。当時、大橋巨泉さんがDJをやっている番組があり、そこで初めて聴いたのがカーペンターズの「スーパースター」でした。音楽を聴いて、あれだけの衝撃を受けた経験は、後にも先にもあのときだけでしょう。カレンの透明感にあふれた声が魅力的だと言われますが、私は、ハスキー系の方が好きなので、ボーカルの声自体に感動したわけではありません。出だしの数小節を聴いただけで、文字通り鳥肌が立ちました。あの重層的な電子楽器の音に魅了されてしまったのです。
 なぜ急にカーペンターズの「スーパースター」かというと、先日、整理をしていた際に、ドーナツ盤が偶然出て来たのです。「ドーナツ盤」などという言葉も堂々とした死語になってしまいました。前にも書きましたが、アナログプレーヤーさえ手元にはないのに、ドーナツ盤だけがあるというのも奇妙な話です。実は、このカーペンターズの「スーパースター」のドーナツ盤こそ、私が生まれて初めて自分で買ったレコードなのです。この際ですから、私の青春の思い出として写真もアップしておきましょう。もちろん発売当時のオリジナルです。ちなみに、次に買ったのは、グルノーブルオリンピックだったかのサウンドトラックからシングルカットされた「白い恋人達」というインストルメンタルでした。
 この後、カーペンターズはブレイクし、今でも彼らが残した多くの名曲を耳にします。拒食症でカレン亡き後も、歌は歌い継がれていくのですね。何だか切なくて聞く気にはなれません。今、1曲だけ聴くとしたら「青い影」でしょうか。バートバカラックの名曲です。


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