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観自在

身辺雑感を気ままに書き込んでいます。日記ではなく、随筆風にと心がけています。気になったら是非メールください!

ジャーナリストの意見

2014-06-01 18:07:36 | コラム
 今日は猛暑と言うこともあり、一日家で過ごしました。何をするでもなく暮らしてしまいました。またもや何となくテレビを見ていました。
 ワイドショーやニュース番組では、先週、北朝鮮が拉致被害者についての再調査を約束したことが大々的に報じられていました。午前中の番組で、コメンテーター諸氏がこの問題について語るのを聞きました。ほとんどの方が、拉致被害者個人のために、北朝鮮の要求に屈してはならないというような意見を述べていたように感じました。世界的に見れば、北朝鮮の問題は、核実験、核開発の不安がメインでしょう。各国が協調して北朝鮮包囲網を作り、北朝鮮の核開発を抑止しなければならないということだと思います。拉致被害者の問題で、日本が北朝鮮に対する制裁を緩和することは国際協調に反するという見方もあるようです。
 別に、1970年のよど号ハイジャック犯が、北朝鮮でかなり優雅に暮らしている様子もニュースになっていました。あのときか、別のハイジャック事件のときだったか忘れましたが、ときの首相が「個人の命は地球にも勝って重い」とい述べて、超法規的処置として、犯人の要求をのみ、逮捕されていた仲間の釈放にも応じたことがありました。
 個人の命が地球よりも重いならば、今回の北朝鮮との交渉においても、拉致被害者の帰国が第一に考えられるべきなのではないでしょうか。何の理由もなく、突然家族を奪われた拉致被害者本人およびご家族の方々の思いを考えると、国の威信などどうでもよいように思います。国民のための国であるなら、国民をまず第一に考えるべきでしょう。極論かもしれませんが、老いた体に鞭打って、拉致被害者の方々の解放に向けて活動なさっている横田夫妻の姿などを拝見するにつけても、そう考えてしまいます。
 動きのなくなってしまった拉致問題を動かすには、すべてに優先して拉致被害者の解放を第一として臨む必要があると思います。拉致問題の解決を終えてから、再び北朝鮮問題に向き合うことが順序だと思えてなりません。一時的に節を屈しなければならないことなど、人生ではよくあることです。家族をなくした私には、拉致被害者の叫びが聞こえます。
 

昨日の雲

2014-05-28 21:46:10 | コラム


 昨日の夕日が美しかったのをご存知でしたか? 雲が垂れ込めていましたので、晴れ渡った空に美しい夕日が映えるという感じではありませんでしたが、幾層にも重なった雲のかなたが赤く染まる様子は、見ていて美しいものでした。
 帰宅してベランダから急いで撮影した写真です。東京都下から見える景色だといっても、ちょっと信じられないくらいの自然ではなかったかと思います。
 今年の夏は、またどのような景色が見えるのか楽しみにしています。

これがおわかりの方は・・・・・・

2014-05-25 09:07:12 | コラム

 この写真がウルトラセブンの科学特捜隊(でいいですか?)に出ていたポインターという車両であることをご存知の方は相当古いですね。説明書きによれば、全長は5.3メートル、全幅1.9メートル、重量が1.8トン、最大速度365キロとなっています。最大速度は刻まれていますが、水前寺清子の「365歩のマーチ」から想定されたものだったりして……。定員は6名で、レーザー砲、3連装対地ミサイル、対空ニードルレーザー砲で武装されています。
 昔はプラモデルなどが出ていたと思いますが、私は今回、これをブックオフで見つけて即購入しました。500円でした。プラスティック製ながら、あまりちゃっちい感じはしません。結構大きいし、しっかりしてます。屋根の部分が取れて、中にはクリップが入っていました。一応実用的です。
 幼いころ買えなかったものが、今は購入できます。私はアストンマーチンのラジオコントロール車がほしくてたまりませんでした。当時、デパートで6500円でした。とてもおもちゃの価格ではありませんでした。デパートの食堂でお昼を食べるのが楽しみでしたが、いつもメニューの価格を見て注文を決めていました。親が裕福でないことを知っていたので子供心に遠慮していたのでした。そうしたみみっちい配慮はくせになるものですね。今も、外食するときには、食べたいものよりコストパフォーマンスを最優先している自分がいます。なるほど出世できなかったはずです。
 トイザラスなどにたまに行くのですが、ラジコンカーが2,000円足らずで買えるご時勢です。時代は変わったと思います。今では、小さい子供でも、ラジコンカーよりゲームの方がよいらしい。それもご時世ということでしょう。
 実はラジコンカーがほしいと思っています。ラジオコントロールで動かすよりは飾っておきたいです。大きくて迫力があるし、作りも安っぽくないんですよ。お金がなくて買えなかったものが今なら買える、そういう私のような図式に注目すると、これからの中高年をターゲットにした商業戦略も工夫の余地がありそうです。キーワードはリバイバルでしょうか。

トキのパッケージ

2014-05-24 10:51:02 | コラム

 これはお菓子のパッケージです。かなり以前に食べたので、どのようなお菓子だったのか覚えていません。和菓子だったろうと思います。
 おそらくお菓子本体の方にシールでも貼ってあったのだろうと思います。パッケージの方には「朱鷺のはつ恋第二章 はばたき」とあり、「一枚一枚丁寧に香ばしく焼き上げ」たと書かれており、「袋の餡を最中種にのせてお召し上がりください」という口上があります。食べる前に自分で作るような最中だったのかもしれません。残念ながら、発売元は表示がありません。
 よくできたパッケージだったので、これだけ保存していました。これもインダストリアルデザインというのでしょうか。くちばしを上にあげると、中のお菓子が取り出せるようになっていたのでしょう。面白いアイデアだと思います。
 自然界に放鳥されたペアにヒナが生まれ、初めて巣立ったというようなニュースがあったと思います。トキを普通の空に見ることができる日が来るのでしょうか。期待したいですね。

朝の顔

2014-05-24 08:08:23 | コラム
 最近は朝が早くなり、早いときは朝の4時過ぎに起きてテレビを見ていることがあります。
 見る局はNHKが多く、当然、毎朝見る朝の顔も決まってきます。
 この3月までは、「おはよう日本」で上條倫子アナウンサーを見るのを楽しみにしていたところがありました。最初はそれほどでもなかったのですが、見慣れてきたというか、ちょっときつそうな印象がありながら、意外と茶目っ気もあって可愛らしい側面があり、仕事はもちろんしっかりとなさっている姿に、こちらも頑張らないとななどと触発されていました。4月からは夜7時のニュースに異動されて、栄転なのでしょうし、朝早い仕事よりは楽になったのだろうと思いますが、朝の顔が見られなくなり寂しい思いです。夜のニュースでは出演時間が少なく、あまりお姿を見れないのも残念です。
 上條アナウンサーまではまだいきませんが、4月から「おはよう日本」(お休みの日担当?)にご登場の和久田麻由子アナウンサーは、早くも紅白の司会という噂が上がるほど、人気のようです。才色兼備の女性というものはいるのだなという見本のような方ですね。これからどんどん人気が出てくるでしょう。他局に引き抜かれないようにNHKには気をつけてほしいと思います。私も上條アナウンサーの次に応援したいと思っています。昨年度からの継続で言えば、鈴木奈穂子アナウンサー、気象予報の渡辺蘭さんも頑張ってくださいね~!

 仏教には顔の施し「顔施」(がんせ)というのがあるそうですが、朝、顔を見ただけですがすがしくなったり、元気をもらえるような女子アナたちは、まさに顔施を実践していらっしゃることになります。子供たちが憧れるのもわかります。おそらく見ているよりずっとハードな仕事に違いありませんが、どうか健康に気をつけて頑張ってください。
 

古い人間だと実感

2014-05-23 03:01:32 | コラム
 銀座にできたステーキ店の話題をNHKのニュースでもやっていました。行ったことがないので場所はわかりませんが、贅沢で美味しいものが、スピーディーに安価で食べられるという点がウケているようです。
 なぜ、その店が流行っているかというと、立ち食いだからです。立ち食いといえば、そば程度しかなかったと思いますが、それをステーキでやったところが斬新です。店にしてみれば、客が座らないために回転が速く、多くの客をさばけます。客は軽い気持ちでステーキが食べられるわけですし、安価なのは大歓迎でしょう。
 ニュースではお客さんのインタビューがありました。立ち食いに抵抗はない、短時間で帰れるので好都合だという声が聞かれました。時代にマッチした店だと言えるでしょう。私のように、立ち食いに抵抗のある人は来ないでしょうし、時間をかけてじっくりと味わいたい人は行かなければよいだけの話です。
 私は一人でふらりと行くならよいですが、だれかと入る気にはなれません。食事の作法をうるさく言われた時代に育ったので、立ち食いには抵抗があります。子供が見ていて、立って食事してもいいんだなと思うようなシュチエーションは避けたいというのが本音です。立って食事する姿を知人に見られたくありません。また、せっかく人と会うのに、最初から短時間ですまそうといった合意の上で食事をとることにも抵抗があります。誤解を生まないように、あるいは相互に深く理解するために、長く一緒にいることは無駄ではないと思うのです。
 先に書いたように、私のような考えの人は行かなければよいだけのことです。ニーズがあるのだから、それはそれで貴重なのでしょう。私は、お手軽でスマートなことばかりではどうなのかなと感じているだけです。同僚とお酒を飲みに行くことも全くなくなった現在、昔は毎日仕事帰りに飲んでいて楽しかったという郷愁に浸っています。古い人間ですねえ、私は。

圧倒的な雲

2014-05-22 18:46:08 | コラム
 今日は上空に寒気が入っているということで、朝の天気予報から「雷雨などがある不安定な天候」という予報が出ていました。
 その予報通り、朝はさわやかに晴れていましたが、午前中に何度か、午後からも数度、激しい雷雨がありました。窓の外を見ていて、雹が降るのではないかと思う場面もありました。
 私の今度の職場は高台にあり、帰宅するのに駅の方を見ると、巨大な雲が高い山並みのように聳えているのが目に入りました。オーストラリアで見た雲と同じような「日本離れ」した雲だと思いました。構築されたような、造形的な雲に圧倒されました。
 急いで帰宅して写真を撮りました。私の住むマンションからは遠くまで空が見渡せて、最初は雲の回廊のように見えたのを覚えています。昨日、今日もそんな感じでした。
 こんな雲は見たことがないように感じます。これも温暖化の影響なのでしょうか。関東では、これから雨雲がまだまだ発達してくるようです。これから帰宅なさる方は気をつけてください。

 

格安航空会社の事情から見た日本の未来

2014-05-19 20:53:49 | コラム
 格安航空会社がパイロット不足から、便数を減らさざるを得ないというニュースが流れました。ピーチエアーやバニラエアーが報道されていたと思いますが、薄利多売的に商売をしなければ儲からない企業なのだろうと思いますので、打撃は計り知れないものでしょう。
この先、パイロット不足を解決するためには、養成や確保について抜本的な見直しが必要とのことでしたが、バスやタクシーの運転手を養成するのとはわけが違います。安全を考えれば、それほど簡単に解決できるものではないでしょう。
少し前に、クルマの整備士も不足していくことが報道されていました。日本の人口が減っているのですから当然のことです。さまざまな分野で人手が足りなくなるわけですが、その前に消費者や利用者が減っていき、産業自体がどんどん縮小していくことは確実です。少子高齢化が進むにつれ、日本はどうなっていくのでしょうか。
確かなことは、現在のようなやり方で現在のような産業構造や規模は維持できないということです。移民を受け入れて人口を増やすなど、国の根幹を変えていかなければ、国力を伸ばすことはできないでしょう。何より、意識の上で、生活の向上=経済発展、幸せ=富といった図式を根本的に変えることが求められていると思います。アベノミクスなどがいかに小手先のことに過ぎないかは明白です。もっと長期的にとらえて、未来の日本の姿をどのように描くのかが求められているのです。
私たちの将来には、高度経済成長期のような活力はありません。ソフトランディングをめざし、中の中程度の国を目指して、落ちぶれる度合いを最小限にとどめていく、国が小さくなっていく中で、私たちが目指すべき国家像は、そのようなものであると思います。素人にもわかることなのに、政争に明け暮れ、自分たちの既得権だけを守ろうとしているような人々には、そういうことがわかっていないようです。先送りして取り返しのつかないことになっても、そのときには、自分たちはもういないからいいやという無責任な態度しか感じられません。
このあたりで手を打っておかないと、絶対に手遅れになってしまうと思うのですが……。



ヒステリックな反応はどんなものでしょうか?

2014-05-18 22:13:46 | コラム
 漫画「美味しんぼ」が話題になっています。何でも主人公が福島を訪れて鼻血を出したのが大問題になっているとか。原作者自身はそれほど意識していなかったような話を聞いています。
 アニメは日本の文化として世界に誇りうるものです。これまで手塚先生をはじめ、素晴らしいアーティストを輩出して来ました。私は姉の影響で、幼少のころは女性誌を読んでいたので、西谷祥子氏や水野英子氏の作品を耽読していました。少し背伸びした夢や希望を与えてもらいました。私の根幹に近い部分は、当時読んだ少女アニメが影響大であると思っています。人生観や世界観の入り口は、あそこにあったと自覚しています。
 しかし、劇画と言おうが、アニメと言おうが、漫画と呼ぼうとも、それはフィクションです。個人的にも社会的にも大きな影響力があることは認めますが、大人の社会ではフィクションはフィクションとして受容すべきです。福島の問題にしても、「美味しんぼ」の原作者が取材したような見方もある、それでいいのではないでしょうか。STAP細胞などの話とは根本的に違うはずです。風評被害などを恐れて批判があるのはもっともかもしれません。余所者に何がわかるかと問われれば、現地を知らない人間には何も言えません。しかし、原子力の被害に警鐘を鳴らす意味では、メディアの力を利用すべきだという考えもあってよいと思います。仮にそれが極論であるとしても、大人の漫画なのですからフィクションとして読む度量があってよいはずです。それが大きな議論になったり、漫画の一時休載になるのは、あまりにも大人げない気がしてなりません。
 アニメを文化としている国だからこそ、シリアスで微妙な問題ではありますが、表現の寛容性を認めることが大切であると思います。社会風刺や体制への批判がサブカルチャーの立脚点であるはずです。原作者の生の声を差し置いて、謝罪したり休載したりするのは、やはり表現の自由を侵害するものだと私は考えます。
 昨日は、池澤夏樹氏の著作を読んで、東日本大震災に言及しました。その舌の根も乾かないうちに、こんなことを書くのは矛盾だと指摘されるかもしれませんが、私は全くそうは思いません。人間、去る者は日々に疎しといいます。震災や原発被害の記憶も徐々に薄れていく中で、それを思い出させてくれただけでも意味があると思います。ある意味、アニメの役割はそういったところにあると開き直ってもよいくらいではないでしょうか。不遜な言い方になりますが、忘れ去られ、消し去られるよりずっとましです。
 アニメや劇画、漫画といったものの役割と地位を、私たちはもう一度考え直す必要があるのではないでしょうか。
 

連休とはいっても

2014-04-29 22:02:54 | コラム
 大型連休目前です。というか、もう突入されている方もいるかもしれません。休日をどのようにお過ごしなのでしょうか。
 私は、カレンダー通りの仕事なので、3日から6日までの連休があります。
 ひとり暮らしですので、休日もテレビを見たりネットを見たりしているうちに終わってしまいます。気が付けば、1日誰とも何も話していなかったなどということも……。出かけるにもひとりじゃなあなどと先走って考えてしまいます。
 また異性と一緒に過ごせたらなあなどと妄想をしてみます。料理は得意なので、朝、昼、夜と作ります。合間にはお酒が入りますね。でも、酒乱じゃないしアル中でもないので安心してください。得意料理というものはありません。スーパーの特売品や安くてよいものを見分ける目は持っているつもりなので、ショッピングに行ってから献立を考えます。もちろん、おいしいものを作るにはおいしいものを食べなくてはなりません。食べ歩きも大切にしています。
 女性の買い物に付き合うのも苦ではありません。装身具や小物など、きれいですよね。女性は女性に生まれた権利として(あるいは義務として?)美しいものを着て、美しいものを身につけなくてはなりません。化粧品やアクセサリーなど、上等のものか、そうでなくても気に入ったものを身に着けるべきです。それをさせてあげるのが男性の仕事でしょうし、喜びだと思います。男性諸氏からは「カッコツケルナ!」と叱られるでしょうか。でも、本心なんですけどね。
 週末などは旅行に行くでしょう。車もあるので、ドライブなんてどうでしょう。郷土料理や地酒なんて楽しいですね。温泉でリラックスというのも憧れます。一緒に行きたい場所はたくさんあります。神社仏閣などの歴史もの、美術館などの芸術ものは外せません。これからは海外にも定期的に行きたいです。行ったことのない東南アジアに興味があります。
 音楽を聴きながら絵を描く時間も大切にしたいです。オーディオに凝っていることは何度か書きました。演劇やコンサート、美術展などにも行きましょう。演劇には年数回は行きます。ひとりだと味気ないんですよね。
 なんだか婚活みたいな内容になってしまいました。全然縁がない生活、いつまで続くのでしょうか。もう諦めるしかないのでしょうかねえ。
 こうして今年の連休も終わりそうです。
 
 

掃除にいそしむ

2014-04-20 00:35:26 | コラム
 単身赴任じゃないんですけど、形態としては近いということで。
 掃除の悩みっていうのは、単身赴任者には皆さん、あると思います。仕事をして帰宅してから掃除するなんて人はいないでしょう。週末にまとめてということになるでしょうが、掃除、洗濯できればよいですが、週末に仕事が入ったりして翌週まで延びたりすると、帳尻を合わすことも難しいでしょう。
 掃除できないというのは一種の障害と言われています。私もそうかなと自覚しています。一旦散らかってしまうと、もういいやという気になり、一回投げ出してしまうともう取り返しがつきません。ゴミ屋敷よろしく家中大変なことになってしまいます。
 もうどうでもよいと思っていましたが、明日は急に来客があるということで、この2~3日、掃除にいそしみました。といっても、リビングのガラクタを2部屋に押し込み、3部屋をきれいにしたというだけのことです。2部屋を物置にして片付けたと言えるでしょうか。抜本的な片付けが必要ですね。それにしても、今日、3部屋が片付いて、久しぶりに気持ちがいいです。この勢いで、2部屋も使えるようにしていきたいと思います。広い家も考えものですね。一人で住むには広すぎます。また、バリバリの日記になってしまいました。

この歳で?

2014-04-16 22:46:58 | コラム
 2週間ほど前から、左下の奥歯が痛み出し、虫歯かと思って、いつ医師の診察を受けようかと戦々恐々としていました。口内炎の薬を塗って誤魔化そうとしましたが、一向に良くならず、そろそろ予約をとろうかと観念していました。
 ところが先日、舌先で探ってみると、歯ではなく、奥の歯茎が隆起していることがわかりました。自慢ではないのですが、私は3本の親不知を持っていました。しかし、やはり親知らずは虫歯になりやすく、抜いても問題のない歯でもありますので、2本は抜いてしまいました。
ということで、私は親不知がどういうものかをよく知っています。今回も、あの痛み、あの感じなのです。何と親不知のグランドスラム達成です!
 親不知とは、親が子供の歯のケアなどしなくなってから生えてくるので親不知だと聞きますが、親が亡くなってから生えてきたのでは、親不知もいいところです。この歳になっても生えてくるものだとは知りませんでした。
 しかし、これは私の体がまだ若いという証拠なのではないかとも思えてきます。そうだとうれしいのですが、何か関係するものでしょうか。体の奥から湧き上がる胎動のようなものがイメージされるのですが、どうなんでしょう。
 今日は酒を控えて、家の掃除をしました。水回りをかなりきれいにできました。男やもめにウジが湧くと言いますが、夏に向けてやっと片付ける気になったのは大きな進歩です。明日も続きをやろうと思います。

オーストラリアの休日

2014-04-06 10:17:14 | コラム

 ケアンズに滞在中、土曜日に列車に乗って、世界遺産のキュランダという所に行って来ました。ツアーでしたので面倒はありませんでした。シーニック鉄道は鉱山開発でできた路線で、現在は観光用として古い車両を使っていました。途中には巨大な滝や世界で最も古いとされる原生林を眺めることができました。
 キュランダではアイヌ村のようなアポリジニの施設や、コアラをだっこできる動物園などを見学。上の写真は水陸両用車、アーミーダックという乗り物で、これに乗って原生林の中を走りました。戦時中に作られたものだということで、オーストラリアは古いものを上手に活用していると感心しました。下の写真は、アポリジニの親子で、ブーメランややり投げの実演、楽器の体験、ダンスショーなどに活躍していました。土産を売る店などをひやかしていると、時間はすぐに過ぎていきました。幸福を呼ぶという青い蝶を見ましたが、どうなんでしょう。
 帰りはシーニック鉄道でなく、スカイレイルというケーブルカーに乗り、原生林を高い場所から見ながらケアンズに戻りました。


もろ日記

2014-03-26 08:47:12 | コラム
 昨日は、海外出張の出発前日ということで、仕事はパスして(休暇をとって)、旅行の準備に買い物などをしました。ご近所のホームセンターで用が足りるかと思っていたのですが、そうはいかず、昼にクリニックで診察を受けて薬をもらった後、池袋へ向かいました。
 買ったものを順に列挙すれば、『地球の歩き方』、目覚まし時計、コンセントのアタッチメント、折り畳み傘、薄いジャケット、靴など。途中、前回の海外旅行でむしょうにラーメンが食べたくなったのを思い出し、よく行っていた東京豚骨ラーメンの店で食べてきました。
 買い物の中で一番高価だったのは靴でした。ハッシュパピーで6980円です。この価格は、靴としては私の中で例外的に高いものです。これは地元のスーパーの専門店街で買いました。安い靴をもう1足買いました。増税前のまとめ買いは意識していなかったとはいえ、買い物する時間もないという強迫観念に近いものがあったかもしれません。4月からはかなり暇になると思うので、買い物を楽しむのもいいなと思いました。最も安価なのは目覚まし時計の105円。百均で買いましたが、正確に動くのかどうか、ちょっと心配です。その他、関係ないものとして、CD3枚(もちろん中古)、書籍(古本。ちなみにダンテの『神曲』岩波文庫版)、スラックス4本(特価だったのでついまとめ買い)、日本酒(加茂錦1升瓶)も買いました。夜は、家で日本酒を飲み、日本とのしばしの別れを惜しみました。
 銀行で外貨を獲得しました。申込書に金額を書き、窓口のお姉さんに紙幣の種類を相談して決めました。短時間ですんで驚きました。皆さん、空港の待ち時間などですませるのでしょうか。
 帰りに酒場へ行くことも考えました。しかし、立教大の卒業式のようで、夕方なのにたくさんの袴姿の女性たちが大学に向かっていました。きっと近辺のお店は大忙しでしょう。一人の客は迷惑に違いありません。また、深酒して出張に差支えが出ては困ります。2回目の海外ですから、しっかり荷物を作り、準備する必要がありました。
 さて、夜の便なので、今日はゆっくりと出かけます。成田空港へはどうやって行くのか、先ほど調べてみて、2時間ちょっとあれば行けそうだと踏んでいます。
 現地での仕事は大したことはないと思います。夜、サザンクロスを見るのが最大の目標です。写真でご紹介できればよいですが、見つけられるでしょうか。
 私のような人間は、飛行機に乗ることに違和感があります。墜落するリスクを考えてしまうのです。話題のマレーシア航空機のようにならなければよいのですが……。4月になってもブログが更新されないようなら、冥福を祈ってやってください。もっとも、またサボって書いていないだけかもしれませんが。
 では行ってまいります。みなさんも年度末でお忙しいでしょうが、桜も咲きました。お元気でお過ごしくださいね!

今日の富士山

2014-03-22 10:21:48 | コラム

 3月だというのに東北、北海道は寒波に見舞われているようです。春がなかなか感じられない当地でも、ご覧のように富士山が真っ白に見えています。
 年度末を迎え、昨日は職場を移動するために車を乗り付け、私物を撤収して来ました。連休初日のためか、道路が混んでいて大変でした。
 5年間いた職場でしたが、段ボールに入れた書類をかなり持ち帰ってきました。私はなかなかモノが捨てられない人間で、ガラクタのようなものまで、捨てるに忍びず持ち帰りましたが、結局、あとで処分する手間が加わる非合理なことになるでしょう。結果は毎回同じなのに、まったく学習できないのはどうしたことなのでしょうか。
 新しい大型プロジェクトを任され、上司とともにすべてを作り上げてきたという自負があります。しかし、上司も結局は役職のある職員だけを相手にし、私のことなど相手にしてくれません。異動にあたっても何のねぎらいもなく、多少がっかりしています。周囲も、新しいプロジェクトに批判的で、力添えなどほとんどありませんでした。現在は、来年度に向けた準備に入り、私などはもう蚊帳の外です。
 愚痴を言うつもりはありません。私は多くのものを失いながら、精いっぱいの仕事をしました。全く悔いはありません。強がりでなく、やり遂げたという充足感がすべてです。現在の状況は、多少ふてくされ始めた私の不徳の致すところ。組織の中で新しいことを始める人間が疎外されるのは当たり前のことです。私はその役割を自ら任じ、それに殉じたのだと思います。
 すべての荷物を運び出したとき、私は思わず笑ってしまいました。
 最後の仕事は海外出張です。明後日、成田から出国します。帰ってきたとき、日本は春になっているでしょうか。