大学入学とともに上京以来、引越を繰り返して今日に至りました。その数、10回を超えると思います。別に引越が趣味というわけではありませんが、やむを得ない事情で引越をしてきました。
そのたびごとに、買い物するスーパーや散髪店、病院などが変わるのも、結構大変なものです。私の場合、歯が丈夫でないため、歯科医で苦労しました。引越だけでなく、転勤するたびに通う歯科医も変わるため、目まぐるしく転院することになりました。その結果、当たり前のことですが、歯科医にもいろいろな先生がいるなあということを感じます。
先々月の末から、週1回のペースで、新しい歯科医にかかりました。住宅地の中にある個人医院で、職場に近いことから、職場での評判なども聞いた上で選びました。通院のきっかけは、親不知の虫歯でしたが、それは即日抜いて解決。その後は、メンテナンスを中心に1ヶ月間通いました。
今回の先生のよいところは、まず、インフォームドコンセントが徹底していたこと。現在の症状はもちろん、近い将来に起こるであろう問題点を詳しく説明してくださり、治療法を提案してもらいました。次に、今までの歯科医がしてくれなかったような治療があります。私の前歯は、もともと少し間が空いていましたが、ある時、チキンカツが間に入って、大きく開いてしまいました。こうした場合、直後なら矯正することが出来るそうですが、私は機を逸してしまい、以来、相当なスキッ歯でした。これを診て、なぜ放っておいたのかと怒る先生などもいらっしゃいましたが、怒られてもどうしようもないわけで、よくわからないまま謝ったりしていましたが、今回の先生は、隙間に詰め物をして、格好をつけてくださいました。今回、素人としては、そんなことができるとは思ってもいませんでしたし、可能だったのなら、過去にかかった先生方が、なぜもっと早くそうしてくれなかったのかと憤りすら感じました。
治療を終えた先生は、周囲の評判を聞いて、少し削って前歯を小さく見せるとか、今後の治療を考えましょうと言ってくださいました。ところが1週間以上たつ今でも、私の前歯に隙間がなくなったことに気づく人は一人もおらず、したがって、前歯が大きくてみっともないとか、少しはいい男になったとか、そういう反応は皆無でした。今さらながら、自分の影が薄いことに気づかされ、多少はショックでした。職場でも家庭でも、ほんの数秒でも互いの顔を注視しながら話すという場面がない日常ですので、考えてみればしかたのないことでした。
結局、多少幅を削っただけで、整形とも言える前歯の治療は終わりました。私は、容姿に関する劣等感を一つ薄めることができて満足でした。もちろん、歯の安定性が出て来て、実際に咀嚼が楽になりました。
医師を頻繁に変えねばならなかったことが、今回、功を奏したと思います。今回の先生に出会わなければ、このような治療をしてもらうこともできませんでした。セカンドオピニオンではありませんが、医師も十人十色、治療法もそれぞれ違うということは、肝に銘じておきましょう。
そのたびごとに、買い物するスーパーや散髪店、病院などが変わるのも、結構大変なものです。私の場合、歯が丈夫でないため、歯科医で苦労しました。引越だけでなく、転勤するたびに通う歯科医も変わるため、目まぐるしく転院することになりました。その結果、当たり前のことですが、歯科医にもいろいろな先生がいるなあということを感じます。
先々月の末から、週1回のペースで、新しい歯科医にかかりました。住宅地の中にある個人医院で、職場に近いことから、職場での評判なども聞いた上で選びました。通院のきっかけは、親不知の虫歯でしたが、それは即日抜いて解決。その後は、メンテナンスを中心に1ヶ月間通いました。
今回の先生のよいところは、まず、インフォームドコンセントが徹底していたこと。現在の症状はもちろん、近い将来に起こるであろう問題点を詳しく説明してくださり、治療法を提案してもらいました。次に、今までの歯科医がしてくれなかったような治療があります。私の前歯は、もともと少し間が空いていましたが、ある時、チキンカツが間に入って、大きく開いてしまいました。こうした場合、直後なら矯正することが出来るそうですが、私は機を逸してしまい、以来、相当なスキッ歯でした。これを診て、なぜ放っておいたのかと怒る先生などもいらっしゃいましたが、怒られてもどうしようもないわけで、よくわからないまま謝ったりしていましたが、今回の先生は、隙間に詰め物をして、格好をつけてくださいました。今回、素人としては、そんなことができるとは思ってもいませんでしたし、可能だったのなら、過去にかかった先生方が、なぜもっと早くそうしてくれなかったのかと憤りすら感じました。
治療を終えた先生は、周囲の評判を聞いて、少し削って前歯を小さく見せるとか、今後の治療を考えましょうと言ってくださいました。ところが1週間以上たつ今でも、私の前歯に隙間がなくなったことに気づく人は一人もおらず、したがって、前歯が大きくてみっともないとか、少しはいい男になったとか、そういう反応は皆無でした。今さらながら、自分の影が薄いことに気づかされ、多少はショックでした。職場でも家庭でも、ほんの数秒でも互いの顔を注視しながら話すという場面がない日常ですので、考えてみればしかたのないことでした。
結局、多少幅を削っただけで、整形とも言える前歯の治療は終わりました。私は、容姿に関する劣等感を一つ薄めることができて満足でした。もちろん、歯の安定性が出て来て、実際に咀嚼が楽になりました。
医師を頻繁に変えねばならなかったことが、今回、功を奏したと思います。今回の先生に出会わなければ、このような治療をしてもらうこともできませんでした。セカンドオピニオンではありませんが、医師も十人十色、治療法もそれぞれ違うということは、肝に銘じておきましょう。