
金沢市有松の人気店”つけめん冨單(ふうたん)”が
週末(金、土、日)夜の部のみラーメン専門の
冨天狗(とみてんぐ) として二毛作営業。
似た例として
金沢市横川の”ラーメン屋豚蔵”が日曜日のみ
味噌らーめん専門の”味噌や味噌蔵”として営業している。
訪れたのは土曜日の17:45。
つけ麺冨單の営業終了が17:00で
ラーメン専門の冨天狗の営業開始が17:30という
ちょうどハザマの時間帯。

券売機のメニューボタンの「つけ麺」もまだ選択肢として
生き残っていた。
前客数名は、冨單の提供する「つけ麺」を食べておられたので
一旦冨單を閉店、客を入れ替えるのかと思えば
そうでもないようだ。

冨單と共通の券売機の右端に
それと区別する意味で
ラーメン、みそラーメン、特濃みそラーメン(こってり味)、特濃にぼしラーメン(こってり味)
と4アイテムがまとめてある。
味噌が2/4アイテムもあってオススメなのかとも思ったが
最近の流れということもあって

特濃にぼしラーメン ¥780 を選択。
煮干しの芳しい匂いが鼻腔を刺激します。

スープの色合いはわりと白っぽくて、
煮干しの魚粉が降り掛けてあります。
スープを一口。
かなり炊き込んで濃厚になったスープは
ドロドロ、ねっとりほどではないけれども
動物系の重厚さと煮干しのバランスがほどよく、
旨味がひきだされています。

麺はラーメン専用で、やや縮れが入った四角い断面の中麺。
ぼそっとした食感で、しっかりスープを受け止めているという感じ。
白い部位だけの刻みネギは、口の中をすっきりさせてくれてる。
拍子木切りのチャーシューは脂身が多くとろんとろんで旨いです。
飲み干したい衝動を抑えつつ
おいしくいただきました。
濃厚出汁、煮干し特濃の流れにあって
どこのレベルに旨さのバランスを求めるか
また、差別化をどう訴求するかは難しいところですね。