はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

Athlon 200GEはPCI-Express x8レーンの拡張スロットを使えるみたい。

2018-11-19 16:04:42 | 低消費電力APU

こんにちは、はぴです^^

引き続きAthlon 200GEのお話。
前回の記事でPCI-Expres Gen 3 x8のレーン数になっているのかどうか、BIOS AHCI設定でOSをインストールし、OS標準のストライプボリュームを作成しました。
しかし、これだとAMD環境本来の性能を引き出せないようです。

Athlon 200GEの拡張スロットがPCI-Express Gen 3 x8かどうかを再確認するため、SSDを使用してのNVMe RAID 0をThreadripperの設定を参考にしつつ構築しました。

少なくともAMD環境ではAHCIからRAIDへの変更はOSクリーンインストールを行うしかありません@@;
AHCIから、RAIDへの変更はレジストリエディタを使用する方法があるみたいですが、AMD環境だとうまくできませんでした。

まずは、OSをインストールする前にBIOS設定を弄る必要があります。
AsRock B450 Gaming-ITX/ACでは、BIOS設定の
1.「Advanced」-「Storage Configration」-「SATA Mode」を「RAID Mode」に。



次に
2.「Advanced」-「AMD PBS」-「NVMe RAID mode」を「Enabled」に。





その後、OSインストールを行います。
Threadripperでは、BIOSにてRAIDXpert2と呼ばれるRAID作成ユーティリティがあり、そこでRAIDを作成することが出来ました。
RAIDストレージにもOSをインストール出来るようです。

今回のAthlon 200GE+AsRock B450 Gaming ITX/ACでは、BIOSにRAIDXpert2ユーティリティは表示されません。
BIOS上でRAID作成が出来ないので2018/11/19時点ではRAID構成のストレージにはOSはインストール出来ない模様です。

ドライバをAMD NVMe RAID対応ドライバに更新しておきます。




windowsからAMD RAIDXpert2を起動し、RAID構築に入ります。
PCI-Expressスロット上のRAIDカードにてRAID 0を作成。




AsRock B450 Gaming ITX/AC 拡張スロット接続 PCI-Express Gen 3 x8表示
(帯域理論値64Gb/s=8GB/s) Samsung 960PRO x4 RAID 0
BIOS NVMe RAID設定、AMD RAIDXpert2でのRAID 0作成

CrystalDiskMark 6.0.2 x64

SeqQ32T1 Read  5146.1MB/s  Write 3934.3MB/s
4KQ32T1  Read   724.1MB/s Write  381.2MB/s
Seq           Read   232.1MB/s  Write 156.1MB/s
4K             Read   36.96MB/s Write  103.6MB/s


出ました!、PCI-Express Gen3 x4レーン相当の4GB/sを超える5GB/sオーバー。
AMD環境、しかもAthlon 200GEにしては上々な頑張り具合?^^;





BIOS NVMe RAID設定、AMD RAIDXpert2でのRAID 0作成
PCI-Express拡張スロット960PRO x4 RAID 0
ATTO Disk Benchmark

Read  7028.858MB/s  Write 5637.144MB/s

この結果でも、PCI-Express x8の帯域幅となっています。
楽しいAPUですね、Athlon 200GE。




ちなみ、Athlon 200GEのM.2スロットはどうかというと、

BIOS NVMe RAID設定、OSインストール(非RAID)
Athlon 200GE M.2
スロット PCI-Express x4 INTEL SSD 760p

ATTO Disk Benchmark

Read  2822.182MB/s  Write 1204.947MB/s



こちらは思ったよりは速度は出ませんでした。サーマルスロットリングが発生しているんでしょうか?
それでもPCI-Express x2の帯域幅を超えたリード性能です。
PCI-Express x4の帯域幅は間違いないです。





Athlon 200GEの、M.2スロットと、PCI-Expressスロットの速度制限は各マザーボードメーカーによって違いがあるようです。
当環境にてPCI-Express拡張スロットが認識されているのは、AsRockとMSIのマザーボードだけです。
今後の各マザーボードメーカーのBIOSアップデートに期待しています。
ASUSは、Athlon 200GEでのM.2スロットはS-ATAのみ使用可能となっているので、NVMeでの使用も可能になってほしいところです。

AsRockマザーでは、Athlon 200GEのM.2スロットがx2→x4に、PCI-Expressスロットがx4→x8になります。
KabiniコアのAthlonシリーズの置き換えとしても魅力あるAPUになりそうです。




にほんブログ村


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2018-11-20 17:35:10
AsusB450マザー Athlon 200GE使用ですが同様にPCIe Gen3が使えていない。
メーカーに対応を依頼中。
PCIe帯域を減らされたのが唯一の不満でしたが
APU側では無くUEFIで制限されているというのは朗報ですね。
ECCと同じ扱いという意味ではやはりAsrockマザーが安牌ということになりそうです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。