はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

Ryzen Embedded V1605B搭載の(産業用だけど)MINI-ITXマザー AIMB-228

2019-11-20 17:07:08 | 低消費電力APU

ご無沙汰しております、はぴです。
今年も11月になり、もうすぐ行く年。一年の経つのは早いものです。

ここ最近はAMDが元気良くRyzenシリーズの矢継ぎ早の発表・発売に一喜一憂しております。
低消費電力APUについてはSocket AM1プラットフォームのTDP25WクラスのKabiniコア以降後継機と呼べるものが発表されていません。
2014年に発表されてから音沙汰ないですね。

しかし、低消費電力APUとしてRyzen embedded V1000シリーズが最新規格で登場しました。
しかも、V1605Bと呼ばれるAPUは4コア8スレッドでVega 8 Graphicsを搭載しつつTDP25Wを実現しております。
TDP設定は12~25Wと制御できるみたいです。

そんなRyzen Embedded V1000シリーズを搭載したMINI-ITXマザーがないかなぁ~と調査していたら・・・

ありましたっ!
ADVANTECH社製、AIMB-228!




産業用マザーボードなのでお店に売っているMINI-ITXマザーとは部品の配列やコネクタ等趣が違います。





背面には、左から
電源DCジャック:12~24V 最大消費電力58.4W
Displayport 1.3×4 最大解像度4096x2160 60Hz
USB 3.1 Gen 2 ×2
USB 2.0 ×2
GbLAN ×2 Realtek 8111G
オーディオ ライン出力/入力

と一通りの物がそろっています。
特徴はDisplayportです。4ポート装備していて最大4画面を同時出力可能。






CPUクーラーは付属していますが、別同梱です。
Ryzen APUのコアを初めて拝見しました。通常はなかなかお目にかかるものではないです。
世代が古いとはいえ14nmプロセスの半導体で製造されているんですねぇ・・・





CPU VRM周辺、電源はDCジャックから供給するか、ATX電源のEPS4ピンから供給します。ATX電源からの供給時には、電源をONにするATX24ピンコネクタのピンショートが必要です。





メモリ回り。
DDR4 2400/2666/3200MHz対応のメモリスロットがマザーボードに水平に装着できるように配置されています。
ECCにも対応しています。




PCI-eスロットはGen 3の8レーン。形状はx16タイプです。その左側にPCI-e Gen 3 x1のオスタイプのコネクタ。
変換ケーブルを使えばPCI-e x1タイプの拡張カードも使えそうです。

PCI-e x16スロットの上に見えるのが、左からM.2 B-Key(3042) M.2 E-Keyスロット(2230)。右側のM.2 E-KeyスロットにWifiカードを装着出来ます。
左側のM.2 B-KeyにはPCI-e x2やS-ATA、USBポートなど拡張出来ます。
M.2スロットの間に見えるのがNano SIMカードスロットです。





マザーボード裏面も部品が表面実装されています。




CPUクーラーは付属しています。大きさはAM4クーラーと寸法はあっているようですが、Ryzen APUのV1605Bがオンボードですので流用は出来ないようです。
専用のCPUクーラーかと思われます。




グリスが塗られていました。





動作検証中~^^
同じRyzen Embedded V1605Bを搭載しているUDOO BOLTよりもより低消費電力に振っている感じです。
PCI-eスロットにNVMe SSDを搭載して動作確認を行います。





Ryzen Embedded V1000シリーズはAMD低消費電力APUとして今後広く使われそうなおもしろい製品となりそうです。


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