はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

15WなCarrizo-Lを搭載したA68N-5600E~その1

2019-06-28 17:09:39 | 低消費電力APU

みなさん、こんにちはご無沙汰しております。
なんやかや日々を過ごすうちに平成から令和に元号変わってるし、一年の半分もあっという間に過ぎたような感があります。

そんな来月7月にはいよいよAMDの新CPU、Zen2搭載の3000シリーズRYZENが登場することで巷を賑わしておりますが(RADEONの方はまぁ消費電力食いになるのかなぁ、あまり期待していないですけれどワットパフォーマンスがどのくらい改善されているのか注目です。) 


なにを血迷うたか「Carrizo-L」を捕獲するという暴挙に出ておりました!!


というのもオーディオPC向けに手ごろなマザーボードがないかなぁと物色はしておりまして、Athlon 200GEを搭載するMINI-ITXマザーなんかはAMDで組む場合は最適解なのかなと考えております。
CPUのTDPも35Wで、MINI-ITXマザー全体で60Wも消費しないのはAMDでは超優秀です。
そんななか15WなAPUとなるオンボードマザーがBIOSTARから出るとなればいてもたってもいられず、これはちょっと試さないととポチッとする自分がおりました。

・・・Carrizo-Lなので性能は目も当てられない予想にはなりますが、発熱は!発熱はどうなんじゃぁ!と期待する自分がいて。


言い訳はこれくらいにして
こちらがA68N-5600Eの仕様です(メーカーより)。

チップセット Carrizo-L
CPU AMD PRO A4-3350B Processor
(Quad Core 2.0GHz up to 2.4GHz, 15W)
メモリ Max. Supports up to 16GB Memory
Each DIMM supports non-ECC 512MB/ 1/ 2/ 4/ 8 GB DDR3 & DDR3L module
# of DIMMs per channel # of Ranks per DIMM 1.50V 1.35V
1 of 1 xR DDR3-1600 DDR3-1333
1 of 2 xR-0 DDR3-1333 DDR3-1333
2 of 2 1R-1R DDR3-1333 DDR3-1333
2 of 2 2R-xR DDR3-1333 DDR3-1333
X=1or 2
INTEGRATED VIDEO AMD Radeon™ R4 Graphics
Supports HDCP
ストレージ 2 x SATA3 Connector (6Gb/s) : Supports AHCI
LAN Realtek RTL8111H - 10/100/1000Mb/s Controller
サウンド Realtek ALC887 5.1-Channel Audio
Support HD Audio
Support SPDIF_out
USB 2 x USB 3.1 Gen1 Port (2 on rear I/Os)
6 x USB 2.0 Port (2 on rear I/Os and 4 via internal header)
拡張スロット Supports Single Channel DDR3 800/1066/1333/1600 MHz
Supports Single Channel DDR3L 800/1066/1333 MHz
1 x PCI-E 2.0 x16 Slot (x4)
REAR I/O 1 x PS/2 Mouse
1 x PS/2 Keyboard
2 x USB 3.1 Gen1 Ports
2 x USB 2.0 Port
1 x HDMI Connector
1 x VGA Port
1 x LAN port
3 x Audio Jacks
INTERNAL I/O 2 x USB 2.0 Header (each header support 2 USB 2.0 ports)
2 x SATA3 6Gb/s Connector
1 x Front Audio Header
1 x Front Panel Header
1 x S/PDIF-Out Header
1 x CPU Fan Connector
1 x System Fan Connector
1 x TPM Header
1 x 4-Pin Power Connector
1 x 24-Pin Power Connector
1 x Clear CMOS Header
1 x COM Port Header
1 x Printer Port Header
マザーボードサイズ Mini ITX Form Factor Dimension: 17 cm x 17 cm ( W x L )
対応OS Support Windows 7 / 10
※Biostar reserves the right to add or remove support for any OS with or without notice.
付属品 2 x SATA Cable
1 x I/O Shield
1 x Fully Setup Driver CD
1 x Quick Guide


CPUは、A4-3350BとCarrizo-Lを搭載するAPUとなります。メモリはシングルチャンネルなので足を引っ張る可能性大です。
チップセットはCPUに内包。
ストレージはSATAが2ポートのみ。M.2やNVMeには対応しないものと思われます。



パッケージの図、A68N-5600Eという型番からはなにもわからないです。
"E"がつかない「A68N-5600」となるとTrynityコアの世代の古いA10-4655(2モジュール/4スレッド2.0GHz-2.8GHz)にA68Hチップセットといった旧世代のシステムとなってしまいます。
Carrizo-Lよりもさらに古い世代のシステムで、型番が”E"のありなしで中身が大きく違うのもどうかと思います。
もっとはっきりわかるような型番体系にしてほしいところ。とはいうものの酔狂な人でない限り手は出さないと思います。






中身は最小限。バックパネル、SATAケーブル、ドライバCD-ROM、広げれば1枚になる取説。





こちらがA68N-5600E MINI-ITXマザー全景。
APUはA4-3350BでTDP 15Wとはいえ冷却ファンがついております。ファンレスは出来なかったみたいですね。





バックパネル部、USB 3.0とUSB 2.0を2ポートずつ、PS/2のキーボード・マウスポート。
アナログRGB端子と、HDMI 1.4端子、Realtek RTL8111Hの1GbitLAN、Realtek ALC887のオーディオ端子。
枯れた構成となっています。USBポートはもうちょっと欲しかったところ。





PCI-Express Gen 2.0 x4の拡張スロット(x16形状)と世代的には古い。基板上にはM.2スロットのパターンがあります。
S-ATAは2ポート。最小限です。




電源はATX24ピンとEPS 4ピンが必要。

   



メモリはDDR3-1600/1333MHzのシングルチャンネル仕様となっています。
1スロットのみ使用するとDDR3-1600MHzに対応しますが、2スロット使用するとDDR3-1333MHzまでに制限されます。
BIOS設定でメモリのオーバークロックの設定項目がありますが反映されません。





裏面は目立った部品もないです。





Carrizo-LなA4 PRO-3350Bを搭載するマザーですが、いかんせん登場時期が遅すぎます。
いずれはZenコアを利用するようなTDP15WクラスのAPU等も出てくるかもしれませんが、現状Athlon 200GEといった35W未満のクラスのAPUは新製品がありません。
それまでは、15Wクラスといった低消費電力システムにはKabiniコアやこのCarrizo-Lコアを利用したAPUが利用されることと思われます。



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