はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

コンパクトでパワフルなPCを組んでみよう~その12 RYZEN 1800XとA10-7870Kの体力測定

2017-05-18 09:14:03 | AMD APU関連

みなさんこんにちは、はぴです^^
夏模様の気温変化になってきましたが、暑かったり涼しいよりは肌寒かったりと気温の変化がまだ大きいです。
ぐずついた雨模様とかなんか梅雨っぽい雰囲気でもあります。



MINI-ITXなX370 GTNが話題です。


今回、改めてA10-7870KとGA-F2A88XNのMINI-ITXシステムで性能を測定してみました。
これと前回測定したRYZENのMINI-ITXシステムを比較してみたいと思います。
今回はA10-7870K + GA-F2A88XN-WIFIの測定結果を載せていますのでご注意ください。




A10-7870K + GA-F2A88XN-WIFI

CINEBENCH R15スコア
CPU              289 cb
CPU-Single    86 cb

実行中の負荷消費電力は111.2W


まぁ、比べくべくもないですがCPUパワーは・・・無いです^^;






今回A10-7870KをGA-F2A88XN-WIFIにXFX R7 240を装着しCrimson Driverをインストールしたら自動でDual Graphicsが有効になりました。
なのでそのベンチ結果も載せておきますが、Dual Graphicsを有効にしても無効にしても大きく変わりませんでした。

XFX R7 240シングル(Dual Graphics無効)
1280x720最高品質 2017 普通






XFX R7 240シングル(Dual Graphics無効)
1920x1080最高品質 1050 設定変更が必要






XFX R7 240+A10-7870K Crossfire(Dual Graphics有効)
1280x720最高品質 1989 設定変更を推奨





XFX R7 240+A10-7870K Crossfire(Dual Graphics有効)
1920x1080最高品質 1042 設定変更が必要






SAPPHIRE PULSE RADEON RX550 4G GDDR5 HDMI/DVI-D/DP OC
1280x720最高品質 6474 とても快適





SAPPHIRE PULSE RADEON RX550 4G GDDR5 HDMI/DVI-D/DP OC
1920x1080最高品質 3714 快適





GIGABYTE GV-NV1070IXOC-8GD
1280x720最高品質 9519 非常に快適





GIGABYTE GV-NV1070IXOC-8GD
1920x1080最高品質 8844 非常に快適






FF XIV紅蓮のリベレーターでの測定結果ですが、確かなことはPascal世代のGeforce 1070の性能はBulldozer系列のA10-7850KではCPUがボトルネックになって性能を引き出せていなません。
CPUの性能が良くありませんでしたね、Bulldozer・・・

RYZEN 1800Xでは同じGPUでも1.5倍程度の性能になることからコア数の違いはありますがこの差は大きいです。
A10-7850Kと比較するのであれば2コア/4スレッドあたりのRYZEN・・・ってありませんでした><;
4コア4スレッドのRYZEN R3あたりとの比較が妥当なところでしょうか。


XFX R7 240では今度はGPU性能がボトルネックになってしまって性能は同じ。
A10-7870KでもRYZEN 1800Xでも同じ性能値であることからどちらのCPUでもXFX R7 240ではもったいないようです(消費電力重視?)

RX 550での結果はRYZEN 1800Xの方が多少良さそうです。
解像度が1280x720ではRYZENの方が、1920x1080ではA10-7870Kの方が良い値を示しています。





消費電力についてはやはりRYZEN 1800Xが高めになっています。
ハイエンドなグラボであるGeforce 1070を搭載したときに、A10-7870KとRYZEN 1800Xでは高負荷時にほぼ同じ260W程度の消費電力を示しながらベンチ性能は大きく違います。
しかも300Wを大きく切る消費電力となっています。

CINEBENCH R15実行中の消費電力は、A10-7870Kが111.2Wに対してRYZEN 1800Xは179.2W、8コアなりに高いですね。





今までのAMD CPUではBulldozerアーキテクチャではCPU性能が低すぎてグラフィックスカードの性能も十分引き出せていませんでした。
RYZEN CPUではCPU性能が改善された分、グラフィックスカードの性能も十二分に発揮できるようです。

いままでのAMD製品と比較しても乗り換える価値のあるCPUに仕上がっていると思われます。

・・・あとはRaven RidgeですねRYZEN搭載のAPUでファンレス・AC駆動してみたいです^^




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コンパクトでパワフルなPCを組んでみよう~その11 MINI-ITXなX370GTN投入で基礎体力を測定する

2017-05-02 20:47:06 | AMD APU関連

はぴです。GW真っ只中でございます。明日からのGW後半は温度が非常に高い予報になっております。
皆様、熱中症にお気を付けください。

コンパクトでパワフルなPCにRYZEN投入です
NEBULAケースへの取り付けをする前にいろいろ測定をしてみることにしました。

まずは基礎体力。

CINEBENCH R15スコア
CPU             1596 cb
CPU-Single   150 cb

実行中の負荷消費電力は179.2W






続きまして最近発表された「FF XIV 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」を回してみました。
設定については「最高品質」解像度を1280x720と1920x1080の2種類に設定して計測。
KaveriなA10-7850Kシステムでも同じように測定して違いを確かめたいと思います(そのうち^^;)

今回は3種類のグラフィックスカードを比較してみたいと思います。

XFX R7 240 Core Edition (R7-240A-CLH4)
中古で置いてあったのを捕獲。緊急用・メンテナンス用として利用。
そういえばこれはUEFI BIOSでのブート出来ませんでした(当たり前^^;)利用にはマザーBIOSのCSM設定を有効にしておく必要があります。





1280x720最高品質 2010 普通





1920x1080最高品質 1051 設定変更が必要





RADEONの真打ちRX550
SAPPHIRE PULSE RADEON RX550 4G GDDR5 HDMI/DVI-D/DP OC
データーアシストさんにて販売されてたものを入手。
RADEONの500シリーズの中では新設計だそうなDisplayport 1.4とHDMI 2.0bに対応する65Wな低消費電力あたりが魅力でしょうか。
400Wの電源が要求されるんですがもっと低い消費電力の電源で動作してほしいところです。
あるいはVega世代の低消費電力なグラフィックスカードに期待したいところ。






1280x720最高品質 7001 非常に快適






1920x1080最高品質 3673 快適





MINI-ITXサイズでは最強クラス、ちょっと背が高いのが難^^;
GIGABYTE GV-NV1070IXOC-8GD
Pascal世代はワットパフォーマンスがAMDよりも優秀です。

ハイエンドに近いグラボなので排熱は「熱め」です。冷却も考える必要あり。





1280x720最高品質 15348 非常に快適







1920x1080最高品質 13070 非常に快適





やはりというかなんというか、MINI-ITXサイズで最強のグラボとなるとこのGTX 1070を搭載するGV-NV1070IXOC-8GDとなります。
後述する消費電力でも300Wを超えない程度で最強クラスでしょうか。

XFX R7 240はA10-7850Kの内蔵GPUに近い性能だと思われます。





高負荷時の消費電力を示します。
RYZEN 1800X定格、DDR4-2133MHzのメモリでGeforce GTX1070を使用しても300Wに達しない260W程度というのはAMD環境で良好な数値だと思います。

A10-7850Kでの再検証が必要ではありますがA10-7850KよりもCINEBENCHの結果よりCPU性能は向上しています。
消費電力も改善されています。BulldozerコアなKaveriよりもより低消費電力で性能が向上するZENコアでAMDが自信を持つのも頷けます。




RYZENはグラフィックスカードが必須となるので消費電力は100Wは優に超えてしまいます。
ACアダプタ駆動はちょっと難しそうですね(クロックを下げていけるかな?)

RYZENのAPUバージョンであるRaven Ridgeが登場すればファンレス・AC駆動なども楽しめそうです。




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コンパクトでパワフルなPCを組んでみよう~その10 MINI-ITXなX370GTN投入でRYZENを弄る

2017-05-01 17:12:52 | AMD APU関連

みなさんこんにちは、はぴです^^

5月に入りました。今日は出勤日なにやから業務をこなしつつあります。

AMD渾身の一撃となっている?RYZENですが話題に事欠きません。
AGESA 1.0.0.4aと呼ばれるマイクロコードのBIOSアップデートで安定性が向上するらしく各マザーボードメーカーがBIOSアップを行いつつあります。

そんなRYZENに待望のMINI-ITXマザーが登場しました。
MINI-ITXとくればKaveriなCPUで息切れ気味のコンパクトでパワフルなマシンを組みなおしたいと考えるのも当然。


BIOSTAR X370GTNを捕獲です。

今回はBIOSTARが矢継ぎ早に製品を投入し市場をリードすることに成功していますね。





BIOSTARの製品はオーソドックスな物ですがLED発光機能など最近の流行を取り入れつつ手堅い構成にまとめていると思います。





まぁ、こうなると他のメーカーもMINI-ITXマザーを投入するのも遠くない時期になるかと思いますが早く市場に出せる利点は大きいと思います。
RYZEN 1800Xにも対応しているし







付属品はバックパネル、ドライバCD-ROM、S-ATAケーブルが4本、取説。





I/O部。
左側から、
PS/2コネクタ、USB 3.1 Gen1(5Gb/s)×2
DVI-D端子(最大1920x1200/60Hz)
HDMI端子(最大4096x2160/24Hzまたは3840x2160/30Hz)
USB 3.1 Gen2(10Gb/s)Type-AおよびType-C
Realtek RTL 8118AS Gigabit LAN×1、USB 3.1 Gen1(5Gb/s)×2
オーディオ端子×5、SPDIF出力端子

となります。
個人的にはDisplayportとUSB端子が1,2ポート追加で欲しいところです。





マザー裏面にM.2スロットが搭載されています。
CPU直結の32Gb/sの帯域幅を持つPCI-Express Gen. 3.0x4のNVMeとSATA接続に対応しています。





CPU周辺部。VRM電源回路部にヒートシンクを装備。このヒートシンクにはLEDが貼られていて発光します。
RGB LED用の出力端子が2ポート搭載されています。





メモリ周辺。
メモリはDDR4 3200/2933/2667/2400/2133/1866の対応。
・・・仮組で起動させたところではVENGEANCE LPX CMK16GX4M2A2666C16Rは2666MHzでは起動できませんでした;;
2133MHzでは正常に起動するのを確認。RYZENはメモリの相性があるようなので思ったようなクロックでは動作しないのかもしれません。

ファンコネクタは、CPUファン用と、システムファンように1個ずつあります。





拡張スロットはPCI-Express Gen. 3.0 x16スロットを搭載。
その周辺にUSB 3.0内部コネクタと、S-ATAコネクタが2個ずつ配置されています。





X370チップには薄めのヒートシンク、





CPUとメモリを取り付けてみました。





AMD FXシリーズに使われていたWraithクーラーを取り付けてみます。
Socket AM4対応のCPUクーラーはリテンションパーツも含めて今後数多く発売されることになりますがそれまでは2個の爪でひっかけるタイプのCPUクーラーが流用出来ます。
AMDのCPU APUに付属しているCPUクーラーも使いやすいので定格運用ではこれで十分かも。





このWraithクーラーだと大きいのでPCケースへの取り付けが大変そうですが・・・





メモリにはやや干渉@@
Wraithクーラーはギリギリ取り付け可能?


CPUクーラー側のメモリが若干傾きます。
基板むき出しのメモリであれば難なく搭載可能ですね。
カバーのついているメモリは厳しめです^^;

この状態での動作は問題ありませんでしたが、少し不安ではあります。





OS用にM.2スロットにSSDを取り付けます。





このM.2スロットへのSSDの取り付け方法ですが、マザーボードに対して水平に押し込むのが正解のようです。
斜めからの挿し込みはダメみたいです。
AsRockのFatal1ty X370 Gaming PROFESSIONALの取扱説明書には、水平に押し込むとの解説が書かれていました。





まぁ、押し込んで手を離すと斜めに浮いちゃうんですけどね^^;





小ネジでしっかりと取り付けます。






電源ON!
無事に起動。BIOSはAGESA 1.0.0.4aマイクロコード修正済みのBIOSバージョンになっていました。





メモリクロックが2133MHzであれば特に問題なく動作する模様です。





このX370GTN MINI-ITXマザーを使用してコンパクトでパワフルなマシンを構築していきたいと思います。




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