はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

Gen5 SSDを8枚使ってRAID 0を夢見る~Ryzen Threadripper 7000シリーズの底力

2023-12-17 16:10:58 | パソコンパーツ自作

皆様、大変ご無沙汰しております。はぴでございます。
今年は、大きなイベントが多々ありブログ更新も滞っていたんですが、PC自作パーツはいろいろ弄っていおりました。

12月15日にはデーターアシスト様のご厚意に「AsRock TRX50 WS」を入手することが出来ました!ありがとうございます!
石(CPU)については発売日に衝動にかられ捕獲することに・・・社長スミマセン!!

・・・でやりたかった自己満足ベンチをやってみようかとちまちま構築しておりました。
前回はGen5 SSDを4枚使用したRAID 0を構築してみたんですが
今回はGen5 SSDを8枚使用してRAID 0をやってみます!


まず「AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD Gen.5]を2枚使用して、Crusial T700 を載せました。




付属のファン付き放熱板を取り付けて準備完了。
発熱は多そうなので熱ダレが心配です。




AsRock TRX50 WSでのUEFI設定画面です。
メモリ速度はXMPプロファイルにてDDR5-5600に設定





拡張スロットを「x4x4x4x4」に設定。
スロット1とスロット3スロット4がGen5に対応しています。
「x4x4x4x4」に設定できるのはスロット1とスロット3になります。
スロット4は端子がx16形状ですがx8までしか信号が出ていません(x4x4なら出来るかも)



NVMe RAIDに設定。





あとはOSインストールですが、途中AMD RAID DriverをインストールしてRAIDストレージを認識させます。
OSインストールも特に問題なく完了。





ただ、冷却ファン系の音は五月蠅いレベル。
VRMの冷却ファンもフル回転っぽい様子。

往年のASUS L1N64-SLI WS(Athlon 64 FX)の冷却ファンを思い出しますねぇ~。
デュアルCPUにする大分尖ったマザーでした。BIOSを書き換えてOpteronを入れたりしました。






ここから、Gen5 SSD 8枚構成のRAID 0のベンチ計測です。

RAID 0 Crusial T700 x8(AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD PCI-E Gen.5 x16(x4x4x4x4)2枚使用)
AMD RAID Driver 9.3.2.158
CrystalDiskMark 8.0.4.x64 デフォルト設定

SEQ1MQ8T1    Read  18638.45MB/s  Write 21301.99MB/s
SEQ1MQ1T1    Read  11844.77MB/s  Write   9608.94MB/s
RND4KQ32T1    Read       474.68MB/s  Write     389.80MB/s
RND4KQ1T1      Read         66.41MB/s  Write     232.81MB/s





RAID 0 Crusial T700 x8(AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD PCI-E Gen.5 x16(x4x4x4x4)2枚使用)
AMD RAID Driver 9.3.2.158
CrystalDiskMark 8.0.4.x64 NVMe設定

SEQ1MQ8T1    Read  18348.56MB/s  Write 19436.81MB/s
SEQ128KQ32T1    Read    8105.34MB/s  Write   7784.82MB/s
RND4KQ32T16    Read      1319.77MB/s  Write    933.79MB/s
RND4KQ1T1      Read         66.58MB/s  Write     224.29MB/s




RAID 0 Crusial T700 x8(AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD PCI-E Gen.5 x16(x4x4x4x4)2枚使用)
AMD RAID Driver 9.3.2.158
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
MAX Value[Read  21.76GB/s  Write  41.81GB/s  ]




RAID 0 Crusial T700 x8(AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD PCI-E Gen.5 x16(x4x4x4x4)2枚使用)
AMD RAID Driver 9.3.2.158
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
MAX Value[Read  34.31GB/s  Write  44GB/s  ]






8枚構成のRAID 0環境はCrystalDiskMarkでは思ったよりも速度が出ませんでした。
何処かにボトルネックがあって性能が頭打ちのように思えます。
ATTO Disk Benchmarkでは、Read  34.31GB/s  Write  44GB/sと今までのベンチマークの結果以上の数値をだしており
Gen5の帯域幅の大きさを感じさせます。
PCI Express Gen5の理論値の帯域幅は
   x1 =   4GB/s
   x4 = 16GB/s
   x8 = 32GB/s
 x16 = 64GB/s
 x32 = 128GB/s
となり、今回のベンチマークの結果だとスロット1つ分「x16 = 64GB/s」の理論値の帯域幅が越えられるかどうか目標になりそうです。


-------------------------------------------------------


ちなみにRAID環境ですが、OSにはRAID構成にしていないSSDを使用しました。
CPUから伸びるPCI Gen.5 x4レーンにCorsairのMP700を載せましたが
以下はOSに使用しているPCI Gen.5 x4レーンのM2スロット(CPU M2_1表記)での速度です。
Corsair MP700 1TBの定格読み書き速度はRead 9,500MB/s Write 8,500MB/sです。


Corsair MP700 CPU_M2_1
CrystalDiskMark 8.0.4.x64 デフォルト設定

SEQ1MQ8T1         Read  6920.52MB/s  Write 7754.75MB/s
SEQ1MQ1T1         Read  3726.52MB/s  Write 6167.83MB/s
RND4KQ32T1       Read    420.59MB/s  Write   339.82MB/s
RND4KQ1T1         Read      63.73MB/s  Write   136.05MB/s





Corsair MP700 CPU_M2_1
CrystalDiskMark 8.0.4.x64 NVMe設定

SEQ1MQ8T1         Read   7538.69MB/s  Write 8042.35MB/s
SEQ128KQ32T1    Read   6734.88MB/s  Write 5922.06MB/s
RND4KQ32T16     Read   1272.23MB/s  Write 1007.57MB/s
RND4KQ1T1         Read       64.31MB/s  Write    138.01MB/s







Corsair MP700 CPU_M2_1
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
MAX Value[Read  6.67GB/s  Write  7.33GB/s  ]



読み込み性能がいまいち奮わないですがAMD環境っていつも新製品出だしはこんな感じ?のような・・・
RAIDの構成による挙動もグラボやSSD等の挿す位置でも変わるかもしれないのでさらに検証していきたいと考えております。



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Gen5 SSDのM2M1TPG5NFZを4枚使ってRAID 0を夢見る

2023-06-17 14:36:32 | パソコンパーツ自作

こんにちは、今年2023年も半ばに差し掛かろうとしておりますがちょっとした節目の決断をすることになり感慨深いものがあります。
かかりつけ医で血液検査をしてもらったのですが、肝機能と中性脂肪が少しだけ高いくらいに推移していて少し安心したり。

そんな6月に、データーアシストさんにてGen.5世代のSSDM2M1TPG5NFZ(ヒートシンク付き)を入手しましてこれはRAID試してみっかな~と調達モードにはいっていました。
RAIDとなると、過去にも何回か記事をアップしておりまして・・・

Gen.4世代での8枚挿しRAIDや「SSD 980を使って8枚NVMe RAID0に挑戦!」「RYZEN Threadripper 3970XでPCI-E Gen.4のSSD8枚のRAID 0を試してみた
はたまたAM4世代での5枚挿しRAID「X570のPCI-Express GEN4でM.2 NVMe SSD 5枚挿しのRAID 0に挑戦!
PCI-E Gen.3世代でのRAID「AMDのNVMe RAIDをASUS HYPER M.2 X16 CARDとZENITH EXTREMEマザーで組んでみる(合計6枚SSD)
同じくPCI-E Gen.3世代での4枚挿し「今話題のNVMe RAIDをASUS HYPER M.2 X16 CARDとAsRock Fatal1ty X399 Proffesinal Gamingで組んでみる
少し趣向が違いますがこんなSSDも「LIQID社製NVMeSSDをベンチしてみました


今回ご用意したのはこちら「AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD」
Gen.5世代のSSD 4枚挿しカードです。



基板全体を覆うヒートシンクと2つのファンで4枚のGen.5 SSDを冷却するPCI-Eカードです。
基板には、PCI-E 6ピン(VGA用)の電源端子を装備。




アルミヒートシンクとファンで4枚のSSDを冷却するとは言いますが、
今回のSSD M2M1TPG5NFZはそもそもヒートシンクも冷却ファンも付いているので
こうなりました。

まぁ、そうなりますよね。今はまだ全部分解してSSD基板だけにする勇気はありません。





で、こうなりました。

今回は、AsRockのX670E TAICHIを使用しております。
後述のPCI-E Gen.5スロットのx16およびx4x4x4x4の分割が出来ることが理由です。

また、拡張スロットがこのAsRock BLAZING QUAD M.2 CARDで占有されてしまうためグラフィックスカードは利用できません。
CPU内蔵のグラフィックスを使用することになります。





PCI-E Gen.5世代のマザーボードではPCI-E拡張スロットの本数が思いのほか少ないです。
一般的にはPCI-E Gen.5 2本です。また片方がx16動作になるともう一方は使えなかったりします(x16/-)。
あるいは、x8動作になるともう一方もx8動作になったり(x8/x8)。

今回AsRock BLAZING QUAD M.2 CARDを使うにあたり、PCI-E Gen.5拡張スロットにてx4x4x4x4の設定が可能なものはAsRockのマザーボードでは
X670Eシリーズ、B650シリーズの一部となっております。





また、X670E TAICHIには、もうマザーボード上にも「Blazing M.2 Socket(M2_1,Key M),supports type 2280 PCIe Gen.5x4(128Gb/s)」ソケットがあります。
今回、こちらにOS用のSSDを搭載して行おうとしたんですが、OSをインストール途中で止まってしまう症状が発生したのでこちらは使用していません。
RAID 0を構築した中にOSを入れております。




では、ストレージ性能を簡単に計測してみました。

RAID 0 M2M1TPG5NFZ x4(AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD PCI-E Gen.5 x16(x4x4x4x4))
AMD RAID Driver 9.3.2.158
CrystalDiskMark 8.0.4.x64 デフォルト設定

SEQ1MQ8T1    Read  29422.38MB/s  Write 30136.41MB/s
SEQ1MQ1T1    Read  17602.96MB/s  Write 15825.91MB/s
RND4KQ32T1    Read       729.95MB/s  Write     625.23MB/s
RND4KQ1T1      Read         78.90MB/s  Write     650.85MB/s





RAID 0 M2M1TPG5NFZ x4(AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD PCI-E Gen.5 x16(x4x4x4x4))
AMD RAID Driver 9.3.2.158
CrystalDiskMark 8.0.4.x64 NVMe設定

SEQ1MQ8T1         Read  29622.94MB/s  Write 29753.88MB/s
SEQ128KQ32T1    Read  16479.10MB/s  Write 14335.23MB/s
RND4KQ32T16     Read    2413.69MB/s  Write   1868.17MB/s
RND4KQ1T1         Read        78.95MB/s  Write     654.77MB/s





RAID 0 M2M1TPG5NFZ x4(AsRock BLAZING QUAD M.2 CARD PCI-E Gen.5 x16(x4x4x4x4))
AMD RAID Driver 9.3.2.158
ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1
MAX Value[Read  23.33GB/s  Write  27GB/s  ]




Gen.5世代のSSD4枚はGen.4世代のSSD 980を使っての8枚挿しRAID 0を軽く上回るベンチ性能です。
実際に運用する場合にはここまでの体感差はありませんがGen.4世代の帯域幅を超えるGen.5世代の帯域幅の魅力を感じさせられます。

また今回使用したAMD RAIDドライバは2022年12月20日付のRevision Number 9.3.2.158です。




Gen.5世代のSSDが販売されてきています。今後の高性能SSDに期待が持てます。
それらに必要な半導体の技術進化も気になるところです。


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特殊サイズのSSD 2230サイズのM.2 NVMe SSD WD SN740

2023-02-26 22:09:49 | パソコンパーツ自作

みなさんこんにちは、はぴです。

いつの間にか2023年も2月が過ぎ・・・3月、寒いと言っていたのが暖かくなっていく時期になっています。
巷では受験シーズンにもなっていてそんな時期もあったなぁと思うんですがあまり記憶がないです。

昨今、AMDが去年発表したモバイルの低消費電力APU Ryzen 6000シリーズを搭載する小型ノートやスレート型のPCが続々と発売されています。
INTELのCPUも搭載された物も多くありますが、やはり去年あたりからCPU内蔵のGPUの性能もそれなりに向上してきているように感じます。
1920x1080辺りの解像度で低品質ぐらいならそこそこ動かせるくらいになってきているみたいですね。
残念ながらバッテリー駆動時間については短くなっているのですが、これは使えば使うほどバッテリーの減りも速いので致し方ないのかもしれません。

そのような小型ノートやスレートPCに使われつつあるストレージにサイズが「2230」のNVMe SSDがあります。
さらに容量についても最大で2TB搭載されるているものもあります。
ここに来てようやく発表・発売されてくるようになりました。

そしてようやく、海外から到着しました。



SSDなので大きい梱包ではないのでよくある光景といいますか、DHLでの発送でしたが国内では佐川急便での配達でした。




中には似たような梱包箱となっていて小さな段ボール箱になっていました。




小さな段ボール箱の中にはプチプチにくるまれて2230 SSDが入っておりました。




きちんと個包装になっていて密封状態です。




MicronからもM.2 2230サイズの"2400 SSD"シリーズが発売されました。

今回入手したものはウェスタンデジタル製のSN740シリーズNVMe SSDです。
SDDPTQE-2T00 M.2 2230 セキュリティタイプ:非SED
PCIe Gen4 x4 NVMe v1.4b
シーケンシャル読み出し 最大5150MB/s
シーケンシャル書き込み 最大4850MB/s
ランダム読み出し 最大650K IOPS
ランダム書き込み 最大800K IOPS
耐久性 500 TBW
ピーク電力(10μs)6.3 W
平均有効電力 65 mW
スリープ(PS5)3.3 mW
供給電圧 3.3 VDC
信頼性 MTTF 最大175万時間

キャッシュの詳細は分かりませんでした。またMicronのM.2 2230サイズのものは176層QLC NANDを使用しているので同じものが搭載されているものと推測されます。





CrystalDiskInfoの情報も特に問題なし。





続いてCrystalDiskMarkで基本的な性能を調べてみました。

Western Digital PC SN 740 NVMe SSD 2230
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  5225.46MB/s  Write 4904.14MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read  5280.61MB/s  Write 3902.84MB/s
Rnd4KQ32T16  Read    1980.18MB/s  Write 3402.45MB/s
Rnd4KQ1T1      Read       73.58MB/s  Write   313.13MB/s




Western Digital PC SN 740 NVMe SSD 2230
CrystalDiskMark 7.0.0.x64

SeqQ1MQ8T1    Read  5183.11MB/s  Write 4780.22MB/s
SeqQ1MQ1T1    Read  3552.11MB/s  Write 2927.71MB/s
Rnd4KQ32T16  Read     892.70MB/s  Write  936.37MB/s
Rnd4KQ1T1      Read       72.93MB/s  Write   315.83MB/s





今回手に入れたものは容量2TBなのでソフトをある程度余裕を持ってインストール出来ると思われます。

早速ゲーミングノートPCとしているASUS FLOW X13に搭載したいと思います。


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Radeon Vega Frontier Edition

2017-07-21 11:36:45 | パソコンパーツ自作

みなさんご無沙汰しております。はぴです。
いやぁ、毎日暑かったり、豪雨だったりとちと異常気象?な天候でございます。

しかしながら焼けるような暑さが強まっておりまして、体に堪えております。
熱中症になりかけてるようですし・・・頭が痛くなった日が数日;;


RYZEN CPUでようやく同じ土俵に立てて元気なAMDですが、グラフィックスカードも新作が登場するようですね。
「Radeon Vega」というR9 Furyシリーズで使われたHBMグラフィックスメモリを搭載する(HBM2メモリですけど^^;)新作です。

・・・期待の星となるはずだったんですが、前情報ではGeforce 1080(無印)と同程度の性能らしい><

(軽く、3DMarkを回してみたんですが、排熱は熱かったです。ええ、手をかざすと我慢できない?程度の熱を感じました)


消費電力は300Wと、ここ最近のグラフィックスカードでは高めな消費電力ですし、公式にもあまり性能を押しているわけでもなく。
ドライバの最適化等で劇的にスコアアップ!なんということもないような・・・



ええ、突撃しちゃいましたとも!
まぁ、HBM2メモリに惹かれたというのもあるんですが・・・愛ですよAMD愛。




とはいうもののRadeon Proシリーズということで一般向けでは無いです。
もうすぐRadeon RX Vegaと呼ばれるグラフィックスカードを発表・発売する予定です。
こちらは、コンシューマー向けで価格もお手頃になるようなんですが、性能はGeforce 1080(無印)程度と変わらず。
メモリを4GBまたは8GBに削減されるようです。




緩衝材のスポンジにくるまれて、Vega本体とアダプタが付属しています。





Displayport ー DVI-D変換アダプタが1本同梱。
その他、ペライ取説が数枚ほど。

中でも力を入れたのかなぁと感じたのが、下の小冊子。





Radeon Vega Frontier Editionの紹介冊子です。





ん~、Vegaのカタログなんでしょうけれど・・・
まぁ、他への使い方も考えても良いのでは?なんという気持ちもなくはない。

コレクターズアイテム的な雰囲気なんでしょうか?





さて、Vega本体です。
青みの筐体に、黄色のVegaロゴ?がカッコいいです。

シロッコファンを搭載してブラケット側に排熱する構造は、RADEONリファレンスカードに則っていますね。

VEGAコアは、4096個のストリームプロセッサを搭載し、GCN 5.0世代のアーキテクチャとなります。
HBM2メモリを2個搭載して2048bit幅の16GBの容量となっています。

帯域幅は484GB/sとなりRadeon R9 Fury Xの512GB/s(4096bit)
消費電力は300-375WとRadeon R9 Fury Xの275Wよりも高くなっています。

VEGAコアのスペックはRadeon R9 Fury Xに搭載されているFiji XTと同じ様子・・・何が変わったのか?






カード裏側にも、アルミ製の青色のカバーらしきものが取り付けられています。





3個のDisplayport 1.4と、HDMI 2.0bコネクタが1個、放熱スリットが排熱の凄さを物語ります(実際凄いです。)





PCI-Express電源コネクタは、8ピンタイプが2個、結構な電力食いですね。







「R」の透明ブロックがついていて光ります。






この「R」の部分は背の部分のRADEONロゴと同じく黄色に輝きます。
最近は、LEDで派手に光るようになってきましたねぇ。
まな板で検証している分には綺麗ですけど、ケースに組み込んだら見えなくなってしまうのが悲しいです;;





まずは、GPU-Zの基本スペックを。
不明な点が多いですが、基本的な部分は表示されています。

Vegaコアの周波数は1600MHzとメモリは945MHzとなっています。




スイッチを入れて起動中、OSが立ち上がるちょっと前にファンが「バシュッ」と回転が一瞬速くなって元に戻るような奇妙な音がします。
自動車でいうとアクセルを一回踏んで「ぶぉぉぉん」て空ぶかしするような・・・

動作には問題はなさそうなんですが・・・なんだろう。





Vegaアーキテクチャですが、HBMメモリを搭載して登場したとはいえ評価はいまいちです。
起動してみてわかったんですが、ライバルに比べると同等(><)の性能で消費電力は100Wほど高く、高温になります。

R9 FuryシリーズのようにTongaコアの爆熱っぷりをほうふつとさせるような出来になっちゃってます(泣)

Radeon RX Vegaシリーズがどのようなスペックになるのか楽しみなところではありますが、爆熱・高消費電力の評価は変わら無さそうに思えます。 




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LIQID社製NVMeSSDをベンチしてみました。

2017-06-17 23:13:38 | パソコンパーツ自作

今年も6月になり半分過ぎようかとしております。
暑さとか梅雨とか気温が上昇してきておりますが、朝晩の肌寒さは異常気象な感が否めないような気がします。

そんな冷夏を心配しています、はぴです。ご無沙汰です^^;


ストレージもHDDからSSDが主流になり、速度もS-ATAの限界を突破したNVMe SSDが主流となっています。
しかしながらその速度性能、帯域幅はPCI-Express Gen. 3.0 x4(4GB/s)が主流でした。


そしてその帯域幅を突破するSSDの登場です。



LIQID社製NVMe SSD 「LIQID Element」シリーズ
なによりPCI-Express Gen. 3.0 x8接続という帯域幅をもつ高速性能を持ち、グレードによっては読み込み最高性能7.0GB/s、書き込み最高性能6.3GB/sを誇る高性能を実現しております。





パッケージはいたってシンプル。
通常ブラケットが付属しており、ロープロ用のブラケットがボード上には取り付けられています。

他の付属品は無し。





ボード表面には厚めのヒートシンクで覆われています。
大きめのアルミ固体コンデンサが9個配置されているのが特徴的です。





ボード裏面はむき出しの基板のままです。
実装部品が搭載されています。





ボードと表面の放熱板の間にも基板が搭載されているようです。
PCI-Express Gen. 3.0x4のSSDが合計4基搭載されているようですね。





冷却ファンはありません。
ブラケット部にも放熱用の空気孔が開いています。





左側の白いコネクタはHDDアクセスランプ用のコネクタでしょうか?





ボード後端にはmicroUSBのコネクタがあります。




早速、AM4なRYZENシステムに装着します。

しかしRYZENシステムだとPCI-Expressレーン数が心許なく、PCI-Express Gen. 3.0 x8の帯域幅を確保するには、構成が限定されてしまいます。
具体的には、AM4 ATXマザーだと2個あるPCI-Express Gen. 3.0 x16形状のうち1本を使用するしかありません。
もう1本はグラフィックスカード固定となりますのでCROSSFIREやSLIなどは不可能になります。





一度再起動したらハングアップしたり、やや挙動不審な動きを見せましたがその後は安定起動。

デバイスマネージャで確認。

AMDのAM4システムでもNVMeストレージとして認識しているようです。
仕様上4つのNVMe SSDが認識されるようで、
ディスクドライブタブに「PCIe SSD」
記憶域コントローラータブに「標準 NVM Expressコントローラー」が認識されます。

不可解なのはなぜか
ほかのデバイスタブに「基本システムデバイス(!)」も出現したこと@@

4個の表示といいこのSSD絡みの物のようなんですが気味が悪いです^^;





コンピューターの管理画面でも4つの領域として認識されています。







それぞれのSSDの基礎体力を調べてみることに。





CrystalDiskinfoで確認。
帯域幅はPCI-Express Gen. 3.0 x4となっています。



このSSDだけ正常99%と100%ではなかった・・・です。



4基のSSDドライブは単体でもシーケンシャルでの読込が2.8GB/s、書込が1.5GB/sとPCI-Express Gen. 3.0 x4なM8PeYと同等の性能を発揮しています。
こちらの方がやや上といったところでしょうか。





つづいてここからが本番。
WindowsのソフトウェアRAID機能を使用してRAID 0(ストライプ)環境を構築していきます。





ソフトウェアでのRAID構成ですが、自由に構成可能。
今回は4基のSSDをすべてRAID 0(ストライプ)構成に設定。





4基すべてが1個のボリュームに構成されます。





RAID 0(ストライプ)ではシーケンシャルが読込5.9GB/s、書込が2.8GB/sとAM4なRYZENシステムでも十分すぎる高性能を出してくれます。
4KQ32T1の読込・書込が単体SSDと同じ程度の低い性能なのはAMD環境が原因なのか、最初にあげたデバイスドライバーの認識問題?なのか原因がわかりません。





RAID 0(ストライプ)構成時のATTO Disk Benchmarkでの測定結果です。
こちらだと読込は7.0GB/s、書込は6.3GB/sと公称値に近いスコアをマーク。





PCI-Express Gen. 3.0 x4なM.2スロットが搭載されたAMD RYZENですが、現状PCI-Express Gen. 3.0のレーン数が限られており拡張スロットの割り振りに悩みそうです。
グラフィックスカードを2枚挿しするとなるとストレージ用には、M.2スロットか、Gen. 2.0スロットまたはS-ATAとなり、OS用にM.2スロットにSSDを装着するのが現時点での最適解ではないでしょうか。

グラフィックスカードを1枚挿しにすることで、空いたPCI-Express Gen. 3.0スロットにこのLIQID Elementを搭載すれば広帯域なストレージ空間を確保出来ます。単体SSDとしての性能も申し分ないことから、1基をOS用に残りの3基データ用としても使用することもおもしろそうです。

ここ最近情報が聞こえつつある、Threadripperや、EPYCでは、PCI-Expressレーン数が64もあるらしい?とのことですので拡張カードの柔軟な構成が出来るかもしれませんね。



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