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はぴの自作カフェ 2nd

子育てと仕事に勤しみながら自作PCを模索する漢の日常

AsRock B450 Gaming ITX/ACのBIOS P1.30(AGESA 1.0.0.4C)でAthlon 200GEを弄ってみる

2018-11-16 22:15:53 | 低消費電力APU

みなさんこんにちは、はぴです^^

さてお知らせしたようにAsRockマザーでPI-1.0.0.4 Patch CなるAGESAコードの更新バージョンを含んだBIOSが続々とアップされました。
2018年11月16日現在の情報なので、各マザーの更新状況はその都度確認していただきたいと思います。
このBIOSバージョンにてAthlon 200GEのPCI-Express Gen 3 x4レーンの拡張スロットが認識されるようになりました。

以下、確かめてみました。
なお、下の写真、拡張スロットにNVMeを4枚使ったRAIDボードが搭載されていますが、理由があります。





マザーボードはAsRock B450 Gaming ITX/ACを使用しています。
BIOSバージョンはP1.30となっています。AGESA 1.0.0.4 Patch Cと「Patch C」と表記されているのがポイントです。




ここが、今まで認識しなかった拡張スロット部分。
無事、「AMD Raven - PCIe GPP Bridge[6:0]」と認識されています。
でもなぜかPCI-Express Gen 3 x4のはずですが、なぜかPCI-Express Gen 3 x8と認識されています!!

8レーンも認識されているのか?とおもいNVMeRAIDカードを使用しているわけです。




2本目の「AMD Raven - PCIe GPP Bridge[6:0]」の部分。
これは、チップセットとの接続で、PCI-Express Gen 3 x4
と公式の発表通りの接続レーン数となっています。




3本目の「AMD Rave - PCIe GPP Bridge[6:0]」です。
こちらは、APU直結のM.2スロットに接続されているのですが、PCI-Express Gen 3 x4レーンです。
公式にはx2レーンなので、2倍になっています。
これはちょっと嬉しい帯域幅ですね。





APU内部の接続に関しては、以前のものと変わらず、「AMD Raven - Internal PCIe GPP Bridge 0 to Bus A」は、内蔵GPUのRadeon Vega 3との接続。x16レーンを確保。





APU内部の接続、2本目「AMD Raven - Internal PCIe GPP Bridge 0 to Bus B」は、S-ATAコントローラーとの接続。x16レーンを確保。





APUのM.2スロットのCrystalDiskMarkの測定結果です、PCI-Express Gen 3 x4接続を裏付ける3GBオーバーのシーケンシャルリードの値です。


AsRock B450 Gaming ITX/AC APU接続 M.2 PCI-Express Gen 3 x4表示
(帯域理論値32Gb/s=4GB/s) INTEL SSD 760p 256GB
CrystalDiskMark 6.0.2 x64

SeqQ32T1 Read  3151.9MB/s  Write 1207.5MB/s
4KQ32T1  Read   794.8MB/s Write  603.7MB/s
Seq           Read   325.3MB/s  Write 244.6MB/s
4K             Read   51.73MB/s Write  126.6MB/s






Athlon 200GEの拡張スロット側のCrystalDiskMarkの測定結果です。値としてはPCI-Express Gen 3 x4に準拠した測定結果となっています。
HWinfo64の表示がx8となっているので、表示上x8となっているだけなのかもしれません。

AsRock B450 Gaming ITX/AC 拡張スロット接続 PCI-Express Gen 3 x8表示
(帯域理論値64Gb/s=8GB/s) Samsung 960PRO 512GBx4 RAID 0
CrystalDiskMark 6.0.2 x64

SeqQ32T1 Read  3570.8MB/s  Write 2545.5MB/s
4KQ32T1  Read   975.5MB/s Write  889.6MB/s
Seq           Read   239.6MB/s  Write 182.2MB/s
4K             Read   40.71MB/s Write  97.09MB/s






Athlon 200GEも、このAGESA 1.0.0.4 Patch CのBIOSアップデートで拡張スロットも使えるようになりそうです。
各マザーボードメーカーも追ってBIOS更新が始まるでしょうから、これで使いやすくなりますね。




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AsRockマザーでAGESA 1.0.0.4C BIOSアップデータが公開されました!(Athlon 200GE PCI x4対策?)

2018-11-16 13:05:33 | 低消費電力APU

みなさんこんにちは、はぴです^^
今朝は車のフロントガラスが凍って初暖機運転をおこないました。
寒い季節が急に到来してきましたね。

さて、Athlon 200GE にて拡張スロットのPCI-Express x4が認識されない問題に悩まされている私の家のPCですが、
AsRockが、AGESA 1.0.0.4C 「PinnaclePI-AM4_1.0.0.4 Patch C」なるものの項目が入ったBIOSバージョンを公開しました。

本日2018年11月16日時点で確認したところTaiichiシリーズ以外のX470マザーと、B450マザーの大部分。B450Mマザーには無いので確認が必要です。
X370マザーやB350マザー等々これからアップされていくかと思うので、それぞれ確認をお願いいたします。





ポイントはAGESA 1.0.0.4Cと呼ばれるPatch Cバージョンだと思われます。
MSIマザーではPCI-Express x4拡張スロットは認識されていたので各社メーカーのAM4マザーが対応してくれれば嬉しいです。


私も持っているマザーで確認してみようかと思います。




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Athlon 200GE!1.0.0.4Cアップデートで正常認識!(MSI B450M MORTAR TITANIUMで確認)

2018-11-06 15:41:44 | 低消費電力APU

みなさん、こんにちははぴです。
APUを弄りまわしています。

マザーボードによってM.2の帯域幅がGen 3 x4だったりGen 3 x2だったりと2種類存在し(公式にはGen 3 x2)
本来ならGen 3 x4で使える拡張スロットが認識されないという。
Athlon 200GEの症状についてお伝えしましたが・・

MSI B450M MORTAR TITANIUMにて検証していたところ、拡張スロットがGen 3 x4で認識出来ましたっ!





その方法はBIOSをアップデートすること。
バージョンは2018/08/10の7B89vA1というものに更新することです。

更新内容には
ー Update AGESA Code 1.0.0.4C
ー Improve memory combatibility.

とあります。当然のことながらこの前のバージョン(ここでは7B89vA0)では拡張スロットが認識されない症状が発生しておりました。


Athlon 200GE はAGESA 1.0.0.4のアップデートで対応するようですが、MSIのこのBIOSアップデートは「1.0.0.4C」
末尾に”C"
がついているところが気になる点ではないでしょうか。




BIOSアップデート後のシステム状況を見てみます。
BIOSバージョンはA.10との表記。





Athlon 200GE APUから伸びる「PCIe GPP Bridge[6:0]」が1本増え、3本見えるようになりました。
前回のGIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIでは2本のみだったことを考えるとここが修正されたことは確実です。

PCI-Express Gen 3 x4で拡張スロットに接続されています(マザーボードCPU側のx16スロットです)。
そのまま、取り付けているINTEL SSD 760p が確認できます。




2本目の「PCIe GPP Bridge[6:0]」に関しては、少々疑問となる状況です。
チップセットとの接続に使用されていますが、公式にはPCI-Express Gen 3 x4の帯域幅で接続されているはず。
しかし、このマザーではPCI-Express Gen 3 x2での接続されていることになっています。

B450チップセットの方を見てみると。2本のツリー接続になっていますが・・・






B450チップセット側の2本あるツリーの一つ「AMD 400-Series Chipset - USB Controller F」はPCI-Express Gen 3.0 x2の接続になっております。
最大接続幅がx4となっています。





B450チップセット側の2本目のツリーは「AMD 400-Series Chipset - PCIe Function」となり
PCI-Express Gen 3.0 x2の接続になっております。
最大接続幅は同じくx4となっていますが、前のツリーと合わせてればx4の帯域幅が必要なはずですがAPUとの接続はx2と半分になっています。




3本目の
「PCIe GPP Bridge[6:0]」です。
帯域幅はPCI-Express Gen 3 x2にてM.2スロットに接続されています。
このMSIマザーの場合、M.2スロットの帯域幅は公式通りx2となります。






このマザーとBIOSアップデートにてようやく拡張スロットの認識が正常に行えました。
もちろん、NVMe SSDに限らず他の拡張ボードも認識することが可能なはずです。





無事に認識した拡張スロットと、APUから伸びるM.2スロットの帯域幅の違いを確認してみました。

MSI B450M MORTAR TITANIUM APU接続 M.2 PCI-Express Gen 3 x2(帯域理論値16Gb/s=2GB/s) INTEL SSD 760p 256GB
CrystalDiskMark 6.0.2 x64

SeqQ32T1 Read  1534.0MB/s  Write 1120.2MB/s
4KQ32T1  Read   776.0MB/s Write  584.5MB/s
Seq           Read   344.8MB/s  Write 254.6MB/s
4K             Read   43.26MB/s Write  127.7MB/s


帯域幅通りの測定結果となっております。




MSI B450M MORTAR TITANIUM APU接続 拡張スロット側 PCI-Express Gen 3 x4(帯域理論値32Gb/s=4GB/s) INTEL SSD 760p 256GB
CrystalDiskMark 6.0.2 x64

SeqQ32T1 Read  2797.9MB/s  Write 1194.4MB/s
4KQ32T1  Read   582.5MB/s Write  663.0MB/s
Seq           Read   267.0MB/s  Write 265.6MB/s
4K             Read   39.55MB/s Write  138.2MB/s

拡張スロット側ですがやや性能は低めではありますが、Gen x2の2倍ちかいリード性能となっています。




拡張スロットの認識や、M.2スロット帯域幅、チップセットとの接続に関しては今後のBIOSアップデートで解決されるかとは思います。
各マザーボードメーカーで早めに対応してくれることをお願いいたします。



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【不可解?】Athlon 200GEとAsRock B450 ITX/ACでM.2 SSDがx4の速度で動いた!!?【悲報】拡張スロットは使えない!?

2018-11-01 17:03:51 | 低消費電力APU

みなさん、こんにちははぴです^^
今年ももう2か月しかありません、もう年の瀬で気が慌ただしくなっている今日この頃です。

さて、前回よりイジイジしているAthlon 200GEですが、巷の情報でM.2スロットがx4で動いているなどどという嬉しい誤算があるらしい???
ということなのでその情報は本当なのか検証しておりました。

そしてGIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIでの検証途中・・・
!PCI-Express x16スロットが認識しない!ことが判明!
ITXマザー唯一の拡張スロットが使えないっ!のです><

そもそもMINI-ITXマザーなのでUSBや、有線・無線LANはそろっているので不便じゃないといえばそうなのですが、やはり不便です^^;
TVチューナーや、ストレージ、オーディオPCにしたければサウンドカードなど、その時々に必要なものを挿したくなりますし。
公式で発表されているPCI-Express Gen 3 x4のスロットとして使えるはずなのに??です。
現在のところ唯一の拡張スロットは使えない状態です。認識も何もされません。
MINI-ITXマザーですから拡張スロットは1本です。Micro-ATXや、ATXの拡張スロットが多めにあるマザーでどのような拡張スロットの配置なのか情報が欲しいですね。
それらのマザーでは拡張スロットのうち使えない物や、PCI-Express x4のスロットがあるものか、またAthlon 200GE固有の制限が他にもあるように思われます。


さて、他のMINI-ITXマザーではどうなのか急遽調べてみることにしました。(普通にGIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIそのものが故障している可能性もあるので;;)

AsRock Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ACにてAthlon 200GEを搭載しM.2 SSDにはIntel 760pを搭載しOSインストール。
まず、唯一の拡張スロット(PCI-Express x16形状)ですが、認識していませんでした@@
GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIマザーと同じ症状><;


そして、M.2 スロットに搭載したSSD Intel 760pのCrystalDiskMarkの測定結果です。

本来はM.2スロットはPCI-Express Gen 3 x2の帯域幅(16Gb/s=2GB/s)しかないはずですが・・・x4になってる

INTEL SSD 760p 256GB M.2 PCI-Express Gen 3 x4(帯域理論値32Gb/s=4GB/s)で接続している模様@@
CrystalDiskMark 6.0.2 x64

SeqQ32T1 Read  3160.0MB/s  Write 1136.9MB/s
4KQ32T1  Read   794.5MB/s Write  497.1MB/s
Seq           Read   321.1MB/s  Write 202.1MB/s
4K             Read   51.04MB/s Write  123.3MB/s


2018/11/01時点 BIOS 1.20 ~ 今後の対応で変わってくる可能性があります。




PCIのツリー表示が詳細に表示できるHWiNFO64を使用してみました。
APUなAthlon 200GEは内蔵GPUにRadeon Vega 3を搭載しています。
CPUとの内部接続はPCI-Express Gen 3 x16での接続みたいです・・・






まずは、マザーボード関連
PCI-Expressx1が6個、PCI-Expressx4が2個、PCI-Expressx16が1個搭載されているようですが、これMINI-ITXマザーなので無意味ですね。
内部チップとの接続に利用されている模様です。







さて、ここからが重要!
Athlon 200GEから生えている「PCIe GPP Bridge[6:0]」と呼ばれるもの。
これはB450チップセットとの接続に使用されているようでPCI-Express Gen 3 x4ときっちり公式発表通りの接続。
ツリーの表示からUSBポートとB450チップセット内蔵のS-ATAポート、PCI-Express Gen2 x1接続で有線LANと無線LANに使われています。






もう一本「PCIe GPP Bridge[6:0]」が出ておりましてPCI-Express Gen 3 x4の帯域。
でこれはなんとx4の帯域のままM.2スロットに接続されている様子@@
AsRock Fatal1TY B450 Gaming-ITX/ACの場合にですが、しかも2018/11/01BIOS1.20時点です。
この場合、Intel 760p SSDとx4で接続されていますw

本来なら、ここはPCI-Express Gen 3 ”x2”のはずです。
というよりも自由に組み合わせ出来る?ということでしょうか?
公式では、PCI-Express Gen 3 x2とS-ATA x2の構成ですが、ここをPCI-Express Gen 3 x4にも出来るってこと?






次にあるのは、Athlon 200GEの内部コネクトにあたる「Internal PCIe GPP Bridge 0 to Bus A」
ここはPCI-Express Gen 3 x16の帯域で、GPUのRadeon Vega 3とUSB 3.1コントローラーがぶら下がっています。





もう一本、Athlon 200GEの内部コネクトがあり「Internal PCIe GPP Bridge 0 to Bus B」
こちらもPCI-Express Gen 3 x16の帯域で、Athlon 200GEが搭載するS-ATAコントローラーにつながっています・・・
・・・S-ATAコントローラーにx16レーンも帯域がいるんですかね?ここいらはちょっと不思議な気がします。






引き続きMINI-ITXマザーの拡張スロットが使えない状況に陥っています。
PCI-Express Gen 3 x4のスロットはいったいどこにいったのか行方不明なんですが、引き続き調査していきたいと思います。
ちなみに、GIGABYTEの「AMD Athlon 200GEプロセッサー対応状況について」のニュースでは、GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIマザーは拡張スロットがPCI-Express Gen 3 x4で使えるとなっています。
AsRock Fatal1ty B450 Gaming-ITX/ACの製品情報ページでは、Athlon 200GE使用時、拡張スロットはx4モードで動作するとの表記があります。

・・・こちらの環境では使えない・・・なんでだろう。




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35WなAthlon 200GEはAMD期待の省電力APU

2018-10-20 16:49:17 | 低消費電力APU

みなさん、ご無沙汰です。
あっという間に暑い夏も終わり、季節は冬に近づいています。
朝晩も寒くなってきて暖かい飲み物でホッと一息ついているはぴです。
皆様、お変わりないでしょうか。


今回、AMD渾身の低価格・低消費電力向けAPUを入手したので、そのワットパフォーマンスが本物かどうか調べてみました。
期待しないでくださいね、あくまで軽~くザックリとです。

AMD Athlon 200GE with Radeon Vega 3 Graphics (TDP35W)

いつもお世話になっているデーターアシストさんにて購入です。 



Athlon 200GEについてちょっと調べてみます。
ZenベースのCPUコアとVegaベースのGPUを統合したAPUで、Ryzen 2200G/2400Gの「Raven Ridge」よりも機能を削減しまくったAPUですね。
その分TDPが35Wとなっていて、低消費電力なシステムを組みたい場合には最適です。

CPUコアは2コア4スレッド。GPUコアは3CU(コンピュートユニット)=3×(16演算器×4個)=192基のシェーダプロセッサ数とRyzen 2400Gの704基、2200Gの512基よりも大幅に削減されています。
メモリはDDR4 2666MHzの対応、周波数は3.2GHz。
後述するように、GPUにVegaコアを使用しているため、HDMI 2.0出力が可能となっていますが、出力制限があり同時に2画面の対応のようです。
マザーボードによってはHDMIポートが1個しか使用出来ません。

さて、このAthlon 200GEですが、なにやら「Raven2 Ridge」のコード名でもあるようで、下図のようなスライドも出ていました。

さらにAPUから伸びているPCI-Expressのレーン数も削減されているようで、

PCI-Express拡張バス用として4レーン
S-ATA3ストレージ用に2レーン
M.2スロット用に2レーン(PCI-Express Gen 3 x2として利用
USB 3.0用に4ポート(すべてのポートを利用するかはメーカー次第)
チップセットとの接続に4レーン

ちょっと気になるのはM.2スロットのNVMe対応のPCI-Express Gen 3 x2の取り扱いでしょうか。
今回取り上げたGIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIはNVMeとしてM.2スロットが利用できますが、ASUS ROG STRIX B450-I/B470-Iでは対応していません!(SATA modeでの対応のみ)
今後のBIOSアップデートで改善されるのかはわかりませんが、HDMI 2.0b対応のマザーだったので少々残念です。

またRaven RidgeやSummit Ridge/Pinnacle RidgeのようにS-ATA3ストレージ用をPCI-Expressレーンに振り分ける機能がありません。
PCI-Express Gen 3 x4レーンが不可能となっているんですね。これも残念ではあります。






またチップセットについてはPCI-Express Gen 3.0 4レーンで接続されますが、各チップセットにより機能に差異があります。
AMDでもあまり重要視していないようで発表当初は誤表記等あったみたいですが、おおよそ下図のような機能差になっているようです。
*まだ正確な情報ではないかもしれませんので、皆さん調査をお願いいたしますm_ _m。

B450については
USB 3.1 Gen 2 2ポート
USB 3.1 Gen 1 2ポート
USB 3.0 6ポート
S-ATA 3.0 2ポート
PCI-Express Gen 2 x6レーン

のようです。X470になるとS-ATA 3.0が4ポートになるので、MINI-ITXマザーであればX470チップ搭載のS-ATA 6ポート(チップセット4、CPU側2)なんつう変則マザーも出る?かも??

いやいや、MINI-ITXマザーではB450チップセットで十分でしょう。




Athlon 200GEの対応で各社のマザーボードでも機能制限があるよとの、発表がなされています。

そんな中Athlon 200GEとの相性が良さげなと思うMINI-ITXマザーがこちら。

GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFI

B450チップセットを使用しております。価格は1万円台を超えてしまいますが機能盛り盛りなのを考慮すべし。




付属品はバックパネル、WIFIアンテナ、S-ATAケーブル2本、M.2ネジセット、ドライバCD-ROM、取扱説明書。
必要最低限は揃っています。



DisplayPort 1.2が1個、HDMI 2.0が2個(Athlon 200GEでは1個のみ使用可能USBポートの下側が有効でした
青いポートがUSB 3.0 Gen 1×4個
赤いポートがUSB 3.1 Gen 2 Type-A×2個
Intel I211 GbE LANポート
Intel AC9620 ワイヤレスアンテナコネクター×2
オーディオ出力となっています。




Socket AM4ソケット周辺。当然のことながらRyzenシリーズはハイエンド系も使用可能ですし、Ryzen 2400G/2200Gも使えます。
VRM部のヒートシンクも豪華で重厚な作りとなっています。
EPS電源アダプタがバックパネル側の角になっているのが変則的でしょうか。8ピン仕様となっていますが、4ピンでも使用可能です。




S-ATAコネクタが4個あります。
これはおそらくですが、CPU側からのS-ATA2ポート分とB450チップセットに搭載されている2ポート分の合計4ポートだと思われます。
OS用のストレージとしてM.2スロットを利用してもデーターストレージ用に4ポート利用できるのはRAID構築などでメリットがあるのではないでしょうか。





拡張スロット部、Ryzen CPUでは、PCI-Express Gen 3 X16の帯域を使用できますが、Ryzen 2400G/2200Gではx8の帯域になります。
Athlon 200GEだとx4の帯域です。

拡張スロットの上にはM.2スロットが「AORUS M.2 Thermal Guard」と呼ばれる放熱板が付属しています。





Athlon 200GEを装着。





M.2スロットの放熱板「AORUS M.2 Thermal Guard」を外すと下部分にも放熱板が取り付けられています。
が、これはB450チップセットの放熱用と思われます。






M.2 SSDを取り付けますが、上の放熱板との固定を1つのネジで行うことになっています。





忘れないように保護シートを外します。





ネジ一つでSSDと放熱板を一括固定。
メモリを取り付ければこれで起動可能です。




ACアダプタ駆動を目指すためにPICO-PSU160を使用しての起動に挑戦します。





特に問題なく起動出来ました。
Athlon 200GEはAGESA 1.0.0.4からサポートされているようでB450チップセットを搭載したマザーボードであれば初期状態で対応しているようです。
そのほかのマザーボードではBIOSアップデートが必要になるかもしれないので注意が必要です。




このB450 I AORUS PRO WIFIではAthlon 200GEを搭載した場合ではBIOS画面には気になる設定はありませんでした。
ZenベースコアだけにAMD CBS設定はありましたが、特に真新しいものは無し。





サクッとOSインストール・・・





NVMe対応もこの通り正常に認識されております。
(ASUS ROG STRIX B450-I GAMINGではNVMe SSDは認識されませんでした><S-ATA M.2であれば認識できるかと)


 

OSを構築中・・・


 
OSインストール直後のデバイスマネージャーです、一通りOS標準のドライバで認識がされています。
NVM Expressコントローラーも導入されていてます。






続きましてAthlon 200GEのディスプレイ出力ですが、このマザーがHDMI 2.0対応しているのでLG 32UD99-WとHDMI接続してみました。
HDMI 2.0接続となる3840x2160の60Hz(表示では59Hz)接続が可能でした。 







HDMI 2.0対応なのかどうかチェックするためにはHDRが設定できるかどうかですが、設定してみます。






3840x2160 60Hz HDR設定が有効にできます
Athlon 200GEでもHDR機能が有効にできるのはさすがVegaコア搭載しているなぁと言うところ。





HDRビデオのストリーミングは非対応のようですし、実際に4Kビデオを再生できるかどうかはまだ試していません。
KabiniコアなAthlon 5350ではフルHDのビデオ再生は可能だったのでビデオ再生ソフトを導入して再生してみる予定です。





Athlon 200GEのグラフィックスドライバですが、Adrenalin 18.10.1でも導入可能です。





CPU-Zの表示です。





GIGABYTE B450 I AORUS PRO WIFIはBIOS F1でAthlon 200GEに対応済み。
メモリはDDR4 2666MHzに対応。





Athlon 200GEではオーバークロックは出来ないようになっています。
GPU部はVega 3 Graphicsの表記。
BIOS Auto設定で共有GPUメモリは1GBを確保しています。





CPU-ZのベンチマークではKaveriなA10-7850Kを凌駕!
消費電力の少なさを鑑みるに載せ替えてもよさげです。





Athlon 200GE 35W メモリDDR4-2666

CINEBENCH R15 SCORE
OpenGL               35.20fps
CPU(Multi Core)  348cb
CPU(Single)         127cb





Athlon 200GE 35W メモリDDR4-2666
ファイナルファンタジーXIV 標準品質(デスクトップPC)1280x720
SCORE      5508(とても快適)





Athlon 200GE 35W メモリDDR4-2666
ファイナルファンタジーXV 標準品質 1280x720
SCORE      1163(動作困難)





M.2 SSDの帯域を計るためにCrystalDiskMark 6.0.1を実行してみました。
INTEL SSD 760p 256GB M.2 PCI-Express Gen 3 x2(帯域理論値16Gb/s=2GB/s)
CrystalDiskMark 6.0.1 x64

SeqQ32T1 Read  1522.1MB/s  Write 1145.2MB/s
4KQ32T1  Read   758.0MB/s Write  589.8MB/s
Seq           Read   283.0MB/s  Write 210.4MB/s
4K             Read   58.03MB/s Write  116.1MB/s


PCI-Express Gen 3 のレーン数が2となりますが、Athlon 200GEシステムでは十分な性能ではないでしょうか。




比較対象としてAMDかつての低消費電力APUの雄Athlon 5350と比較してみました。
比較対象
CPU:Athlon 5350(2014/4/9発表)Kabiniコアx4 2.05GHz 25W
M/B:ASUS AM1I-A
MEMORY:DDR3 1600MHz


CINEBENCH R15の結果から
ダブルスコアの性能です。CPU性能は圧倒的です。それだけKabiniコアがショボかったのか・・・
 




ファイナルファンタジーベンチマークです、CPUの性能的に解像度は1280x720での計測となっています。
標準設定ではありますが、Athlon 200GEは「とても快適」な5508をマーク。
Athlon 5350では「設定変更が必要」な1381となっています。





ファイナルファンタジーベンチマークとはいえ最新のXVベンチマークではAthlon 200GEでも「動作困難」な1163><
Athlon 5350にいたっては「動作困難」371とどちらも目も当てられない状態

このゲームは遊ぶことは不可能ですね。格上のマシンを購入しましょう。




消費電力については、Kabini世代のAthlon 5350と同程度の消費電力となります。Athlon 200GEの方が少し高めといったところ。
それでも60Wも消費しない程度なのでACアダプタ駆動も可能ですね。
Athlon 5350はTDP 25Wなので、35WのAthlon 200GEが同等の消費電力とは驚きです。
同程度の消費電力でいながらCPU性能は格段に上がっていますので、載せ替えに最適です。




低消費電力系のAPUは長年Kabiniコアを使い続けてきましたが、ZenベースのAPUに進化したことで同程度の消費電力で性能アップが実現出来るようになってきました。
今はKabiniコアなPCをオーディオPCに使用していますが、筐体がほんのり暖かくなっているので同程度の消費電力なAthlon 200GEも発熱は注意しないといけません。
とはいえ今後のAMD 低価格・低消費電力なAPUの拡充も楽しみです。



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