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さっさ日記

2011年4月からプラントエンジ会社勤務。ただいまベネズエラに出張中

翼端づくり

2006年06月21日 | Meister作業関係(そのほか)
翼班は現在、本番へ向けてフィルムの張りなおしを行っています。
それと同時に、翼端部分の製作も急ピッチで行われています。
翼端はスタイロから削りだして作ります。

写真はそのためのマスターを切り出しているところです。
左にいるのは翼班主任のオックー。右にいるのは"みかん"です。
この2人が翼班のエキスパート。

オックーは生命理工学部なので、普段は「大岡山キャンパス」から電車で40分ほどのところにある「すずかけキャンパス」で授業を受けてます。
なので、下宿先もすずかけ台。
毎日倉庫に来ることができないので、材料を自宅に持ち帰って、浴槽の中でスタイロをやすっているそう。
恐れ入ります...

ドリンクホルダー装着作業

2006年06月21日 | コクピット班の作業
真仏(まなむ)と鷲見(すみ)が、ドリンクホルダーを作ってくれています。
もちろん手作り。
もちろんFRP製です。

写真は真仏がドリンクホルダーを固定するための足を、椅子に接着しているところ。
鷲見はホルダー本体の肉抜き作業をしてました。
マンドレルをパテで補修することから始まり、桁巻き、肉抜き整形と、かなり時間を費やしてます。
どうして、飛行機を飛ばすのに大して重要でないところに時間と労力をかけるかって?
それは、Meisterはあくまで

ものづくりサークル

だからです。こうやって、ものづくりを楽しむんです。

もちろん、
パイロットのため
なのは言うまでもありません。
でも、それだけなら自転車用の既製品を使ってもいいはず。

あらゆる部分にわたって手作りにこだわる。
それがMeisterなんだと思います。
だからこそ、頑張って作ったこの飛行機への思い入れは絶大です。

そういった、みんなの思いを背負って、琵琶湖を思いっきり飛ぶのが僕の役目。
自分は幸せ者だな~ってつくづく思います。

鳥人間コンテストは、僕らにとって、単にどれだけ飛べるかを競う大会ではありません。放送されるのは琵琶湖を飛んでいるところだけですが、その背後には何ヶ月、何年にも及ぶ製作努力があります。
それをこのブログを通して少しでも理解していただければうれしいです。

GHIBLISTONE(ジブリストン)!?

2006年06月21日 | Meister作業関係(そのほか)
Meisterの過去の資料をあさっていたら、こんなものが出てきました。
ブリジストンならぬ、ジブリストンです。
(ネット上にジブリストンのページがあるようです
http://hegui.hp.infoseek.co.jp/lib/ghiblistone/menu.html )

これは、ジブリアニメの「魔女の宅急便」のなかで、"とんぼ"が作っていた人力飛行機を再現したものです。
以前、このジブリストンを作ったOBの方(6~7代上の方だと思う)と話したことがあるんですが、
たしか、、、
「つくろう!と思って作りはじめたら、協力者がだんだん増えてきた」
とおっしゃってました。
実際にトンボ役の方がキキ役を乗せて走ったんだとか。

写真に写っているのは、おそらく交流会か工大祭用の資料です。

それによると、、、
フレーム、プロペラ、サドルに至るまですべて手作り。

フレームはFRP製で、すべて自分たちで巻いたものを、相貫(桁同士を、違う角度でつなぎ合わせること)しています。

プロペラは、人力飛行機用のペラ設計プログラムをいじって設計し、1Kのクロスで製作。さらに驚くことに、可変ピッチ機構までついています!!
推力は31N。これだけあれば、平地であれば実際に走行することは十分可能ですね。

サドルは、ママチャリのサドルからシリコンで型を作って、FRPを積層して作ったそう。

すごいですね!!

考えたものを形にする

素晴らしいですね!
これぞ "ものづくりサークルMeister"の精神だな~とあらためて実感しました。

ちなみにこのジブリストン、いまは、発案者の実家の車庫に眠っているそうです。