さっさ日記

2011年4月からプラントエンジ会社勤務。ただいまベネズエラに出張中

Second Opinion

2006年07月31日 | 入院生活
 今回の骨折の程度はひどく、主治医から「いままで見たことがない」と言われていました。
何も知識のないこちらとしては、このまま手術をうけることに不安があったので、主治医の薦めもあって、他の医師の意見(セカンド・オピニオン)を聞くことにしました。
 そこで今日、さっそく広島市の隣にある呉市の病院にいって医師に診察してもらいました。

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<セカンド・オピニオン>

踵の骨折は200例くらい診たけど、こりゃひどいわ。
一昔前なら切断じゃね。
でも、これくらいの骨折は診たことがある。
その人は、治療もうまくいって、今は元気に働いとるよ。

治療方法としては、今回のは僕の提唱した大本法じゃあ無理ケースじゃけえ、主治医に言われたような手術をすることになるじゃろうね。
ただ、これだけバラバラになっとったら、まず元に戻らんと思っときんさい。
あと、もともと踵の骨折は、術後に痛みが残りやすいけえ、当然痛みは出るもんと思っときんさい。
でもね、心配しんさんな!まだ若いんじゃけえ、治癒能力は高いじゃろうし、この部分の骨折は、時間が経つにつれてだんだん良くなっていくんよ。
そうじゃねえ、、10年くらい経ちゃあかなり良くなるじゃろう。
リハビリできる時期になったら、もう一度おいで!
指導してあげるけえ!
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だいたい話をまとめるとこんな感じです

今回の意見を受けて、このまま今の病院の治療方針で行くことに対する不安が消えました(僕は、もともと大丈夫だと思ってたのですが、親の心配がぬぐいきれてなかったんです)。

手術日は皮膚の状態しだいですが、若干遅れるかもしれないということです。
あした、最終的な判断が出ることになっています。


セカンド・オピニオンをもらった帰り道、ちょっとだけ実家に寄って帰りました。
愛犬のロッタに会いに。


うちの家族では、ロッタに会えなくて寂しくなったときの状態を
"ロタ切れ(ろたぎれ)"といいますw

例:ずっと会っとらんけえロタ切れじゃわ~。はよー会いたい!

てな感じで使います。

プレゼント

2006年07月30日 | 入院生活
みんなから、誕生日プレゼントが届きました。
写真の入ったDVD1枚と、手作り誕生日カードです!

DVDには出染式、鳥コン、終了後の被害状況を写した写真が入っていました。
上の写真は、DVDに入っていた写真で、米原駅の新幹線ホームで撮ったものです。



手作り誕生日カードの中には、たくさんのメッセージが!!!
みんなの書いてくれる言葉のひとつひとつに励まされる日々。
なにやら、また今度なにか送ってくれるそうです。
今度は何がくるんかな~???

誕生日

2006年07月29日 | 入院生活
今日は誕生日でした。
病院のなかで家族とささやかな誕生日パーティー。
まさか、こんなところで行うことになるとは思いませんでしたが、家族とゆっくりとした時間を過ごすことができました♪
写真は墜落翌日の朝、新幹線で広島に向かうときに、みんなが持ってきてくれた、千羽鶴とメッセージの入った冊子です。これを見ると、"みんなのためにも早く治さないとなあ"という気持ちになって、元気になります。
もう一生の宝物です!


外は青空がひろがっていたので、病院の隣にある広島城まで、父親に車椅子を押していってもらいました。


お堀と緑に囲まれ、青く晴れ渡った空をバックにした広島城は、とても美しく見ていて心が落ち着きます。

すこし視線を左に移すと、なっなんとお城がもう一つ!!
と思ったら、建物のガラスに反射してるだけでしたw
ちなみにこの建物、高校です。


手術日が決まりました。

2006年07月28日 | 入院生活
広島は今日もよく晴れてました。

手術日ですが、来週の水曜日だそうです。

骨折の程度がひどいので(ここまでひどいのは初めて見たといわれました)、開いてみないと分からない部分もあるし、慎重に行う必要があるため、順番的には他の手術が終わったあとの、一番最後になるそうです。

今日も医師から手術方法などについて、説明してもらう機会があったのですが、おそらくは、潰れた骨を持ち上げたあと、ピンのようなものを使って、支える方法をとるそうです。
潰れた骨を起こすとき、中に空洞ができるので、そこには腰骨から組織をとって埋め込むらしいです。
関節の部分もぼろぼろなので、完全に治せるかどうかは分からず、痛みが残る可能性があるとも言われました。
それが分かるのは1年とか経った後ですが、その際は、関節をくっつけてしまうそうです。
そうすれば、関節の動きは制限されるものの、痛みはなくなるということです。

完全に元に戻る可能性は低いみたいですが、悲壮感みたいなものは不思議とマッタクないです。
だって、いま生きてるんですから!
死ぬわけじゃないんですから!
今のこの状態よりはよくなるんですから!

のんびり

2006年07月27日 | 入院生活
昨夜も何度か起きたものの、たっぷり寝れた。
鳥コン前は、眠れない夜が続いたりして随分苦しんだので、そういう意味ではとてもリラックスできているんだと思う。
朝起きて朝食をとった後、医師の方が週間ポストに載っていた、オキシライド飛行機の記事を持ってきてくれた!
医:「これ、君んとこのサークルがやっとんじゃろ?」
僕:「そうですそうです。あっ、ここに僕いますよ~」
やはり、こうやって興味を持ってもらえるのはうれしい。

今日も特に検査はないので、メールしたり車椅子で売店に行ったり。。。

外は晴れていて、入道雲がもこもこっと出ていた。

写真はみんなが1日で作ってくれた千羽鶴。
長い道のりだけど、一歩ずつ前に進んでいきたい。

ギブス巻きなおし

2006年07月26日 | 入院生活
朝7時ごろ起床。
昨日同様、鎮痛のための筋肉注射はなくても、寝ることができた。
ただ、2,3回目痛くて目が覚めたけど。

今日は入院以来はじめて何も検査がなかったけど、ギブスがゆるくなっていたので、巻きなおしてもらった。
医師1人と看護師3人がかり。
事故をして以来、初めて自分の足を見た。
指の腫れは以前に比べてひいているものの、まだ全体的に腫れていた。
無傷の右足と比べると、大きさの違いにびっくり。
踝のあたりは皮膚も変色してたりして、もう見てるだけで気分が悪くなってしまった。
けど、この左足が守ってくれたので
ありがとう
って心のなかで一言かけた。

午後は母親と一緒に車椅子で病院の周りを一周してきた。
外は快晴で陽射しがとても強く、蒸し暑かった。
そして、蝉が鳴いていた。
近くの市民球場では、高校野球の準決勝戦をやってるらしい。
中央庭球場では、中学校か何かの大会が行われていて、沢山のラケットをもった子がいた。
あー、夏が来たんだな~。
しみじみ。。。

部屋に帰って、
テレビで高校野球の熱戦を見ていると、うれしくなってきた。
おー青春だね~!
まだ僕も二十歳だけど、80歳90歳になっても(それまで生きてるか分からんけどw)ず~っと青春でいたいな~と思った。

夕方は仕事帰りの父親と学校帰りの妹が寄ってくれた。
これといって、することがないので妹にはお手玉でジャグリングを指導。
やってるうちに妹が真剣になっていくのがおもしろかった。
僕が退院するころには、自分よりうまくなっとったりしてw

そして、ここまで書いてきて、ただあったことと思ったことをつらつら書いただけの日記だな~って思った。

最高の思い出

2006年07月25日 | Meister作業関係(そのほか)
高2の時に夢見た鳥人間。
そのために東工大を受験し、Meisterに入り、パイロットにもなれた。

結果は、風に流されてテトラポットに突っ込み、機体大破、僕自身も踵骨を複雑骨折してしまった。

でも、まず命があってよかった。

そして、自分にはすばらしい仲間がいることを再認識できた。

搬送された病院には、OBから後輩まで、学年を問わず沢山のMeisterのメンバーが面会に来てくれた。
鳥コンを見に来てくれていた高校時代の親友は、その日、ずっとベットの横に付き添ってくれた。
翌日、早朝に新幹線で実家のある広島の病院へ移動する時、20人ほどが病院で出迎えてくれ、千羽鶴やメッセージの入った冊子をプレゼントしてくれた。
一日かけてみんなで作ってくれたものだそう。
そして、米原駅の新幹線ホーム。
みんなに見送られながら、新幹線は出発。
泣きながら手を振った。

みんなの気持ちがうれしくて、うれしくて、何度も何度も泣いた。
優勝するとかそんなことより、もっと大切なものを得ることができた。
これ以上の幸せがあるだろうか。

だから今、僕の心はとても晴れ晴れとしている。

でも、まだMeisterパイロットとしてやるべきことは、たくさんある。

まず、怪我を治してみんなに元気な姿を見せること。

そして、いままで僕が経験してきたことを、後輩をはじめとしてみんなに伝えること。

2度とこんな事故はあってはならない。

そのために、自分ができることをできる限りやっていきたいと思う。

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あるメンバーに
完全に自分の判断ミスだったよ。ごめん。
というと、

プラホから一生懸命飛行機を立て直そうとしてるのが見えて、本当にうれしかった

と返してくれた。
涙が止まらなかった。


また、事後処理に追われる代表に、

こんなことをしてしまった俺は、何をすればいい?

と聞くと、
こう返してくれた

常に笑顔でいること!

これから、手術にリハビリにと大変だけど、常に笑顔を忘れずに乗り切って生きたいと思う。

彦根の天気

2006年07月18日 | Meister作業関係(そのほか)
今週の土曜の彦根の天気、、、
どのサイトもだいたい曇りだったのが
曇一時雨
になってるところが増えてる...
頼む。。雨は降らないでくれ~

気象庁: http://www.jma.go.jp/jp/week/334.html
Yahoo!: http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/25/6020/25202.html
ウェザーニュース: http://weathernews.jp/pinpoint/cgi/search_result.fcgi?service=11&lat=35.2712830555556&lon=136.262498888889&ameno=60131&name=%c9%a7%ba%ac&pref=60
tenki.jp: http://www.tenki.jp/yoh/y6020.html

重心測定@体育館

2006年07月17日 | Meister作業関係(そのほか)
大学内の体育館で最終重心測定を行いました。
昨年度の大会では機体を組み立てた琵琶湖の砂浜で、飛行直前に重心測定をしたのですが、実際には重心があっていなかったため、飛行中はずっと頭下げで飛ぶことになってしまいました。
そのため、ペダル90回転で気速7.4m/sの設計のはずが、実際には96回転8.0m/sでの飛行だったんです。

重心があっていなかった原因としては、

砂浜は水平ではないのに、水平とみなして重心測定をしてしまった

ことだという結論に達しました。

ということで、その反省から今年は事前に本番と同じ状態に組み立てて、体育館で重心測定をし、ここで決定した翼の取り付け位置で本番に臨むことにしたんです。

体育館は水平だし、風も吹かないので理想的な環境ですからね。

これで本番はうまくいくはず。

ちなみに、テレビカメラの重量とかドリンクとかをすべて含めた機体総重量は92kg。
設計重量とぴったり一致しました。
これには設計の福田も大喜びでした。

ペラをツルツルにしようの会

2006年07月16日 | Meister作業関係(そのほか)
ペラ班です。
今日はペラをつるつるするべく、コンパウンドでペラの表面を磨き上げていました。

ペラ設計の村田さんによると、名づけて

ペラをツルツルにしようの会

だそうです。
写真はまだ作業中ですが、随分ピカピカになってました。
明日のアリーナでの重心測定では、
ペラを見た瞬間

まっ、まぶしぃ~~~~~~!ぬぉ~~~~ぐぁ~~~

ってことになったりしてww