ロンドン同時テロ

スパムメールの中、ロンドンの友人から、無事だという返事が来た。
丁度、郊外への電車に乗った後だったとのこと。
夜、戻ったロンドンの街は、静で、多くの人と同じように、歩いて帰ったとのこと。
翌日からは、いつもの街にもどっているとのこと。

テロは、絶望の決行、
長い命で、世と変わり続けようとすることを諦めて、
短い命を爆発させるのか、
サリン事件　という妄想的絶望もある。
宗教としての完熟的絶望もある。

ピラミッドの墓守たちは、
何千年経っても、世の中変わりはしないと嘯くかもしれないが、
モーゼも、キリストも、モハメッドも、
その地をでて、旅をすることで自らを変え、世界を開いていった。

世界の目標も、地平もなくなった現在、
オセロゲームのように近代化が進み、地域の歪は大きくなる。
私たちも、米語が日常化し、多くの言葉の手がかりを失い続けている。
しかし、また繋ぎ直す手がかりももっている。

社会環境の変化に、ニッチに適応できなければ、
劣勢な人間は、生き残っていなかった。

生命力から云えば、ゴキブリのほうが強いぞー！