R,06,10,08 貧乏うつる NO.4295
戦争で父を亡くした我が家は貧乏だった。 着た切り雀の国民服・借りてきた
バリカンで刈ったとら刈り頭・痩せほそった体躯、絵に描いたような貧乏だった。
同級生の家に遊びに行くと、きまって「難波に行ってる」などと追い帰された。
ある時、その友人に「なんでそうなんや!?」と聞いたところ「貧乏うつる」
と言われて、外に出してもらえなかったという。 「貧乏」は感染しないけど、
戦争は多くの貧困者を量産し、その貧困は子孫に「連鎖」する。
国家は戦争するのではなく、貧困をなくすことの方が重要だ。
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