06,05,03 イチゴともぐさ NO,4182
草冠に母と書いて「苺」である。 同じく草冠に父と書けばそれはもぐさ(艾)だ。
苺はコンデンスミルクをまぶして甘味だが、モグサでお灸をすえられると苦痛である。
医療が発達していなかった時代の寝小便・過ぎたる悪戯には、この灸がすえられた。
なんたって生身の人間の体に火のついた「艾」を据えるのだから、腕白坊主だって灸
をすえられるとなると、おとなしくなったものだ。
母親は苺のように甘くたっていいが、父親はそうはゆかない。 とはいうものの、
今や父親の権威は地に落ちている。
母だってインチキ宗教の餌食になって「毒」になっている人がいる。