今年最後の歌舞伎は京都・南座の顔見世興行。まぁ毎年顔見世が最後ですけどね。
今年は十一月に「高麗屋三大襲名興行」があったので、2か月続けての顔見世になりました。
顔見世って東西の役者が勢揃いして、来年の役者を紹介すると言うのが本来の意味だったようですが、今は役者はほとんど全員が東京暮らし。顔見世も歌舞伎座・御園座・南座で行われるので、全員集合ではありません。
それでも通常公演よりは上演時間が長く、今回は10:30に昼の部が始まり、夜21:55に夜の部が終了しました。(通常は11:00-20:00です)
観覧券も高く一等席は2万5千円しますし、1階席・2階席は全て1等席という強気な設定です。
今回の演目(狂言)は…
【昼の部】
「菅原伝授手習鑑」より 「寺子屋」…愛之助の源蔵!
「鳥辺山心中」
「ぢいさん ばあさん」…仁左衛門と時蔵の競演
「恋飛脚大和往来」より「新口村」…藤十郎・鴈治郎・扇雀の親子共演
【夜の部】
「義経千本桜」より「木の実」「小金吾討死」「すし屋」…仁左衛門の権太!
「面かぶり」
「弁天娘女男白浪」…愛之助の弁天小僧!
「三社祭」…鷹之資(富十郎の長男)・千之助(仁左衛門の孫)の共演
なかなかバラエティに富んだものでした…
※太字は歌舞伎の三大時代物と呼ばれる人気狂言です。残り1つは「仮名手本忠臣蔵」です
京都らしいですね…
いつもの提灯…
いつもの風景…
祇園饅頭でおやつを選んで…定番の「しんこ」と栗もち・栗羊羹…
写真だけ撮る外国人観光客も多いです。
次回は大阪松竹座「初春大歌舞伎」。
京都成駒屋の座頭興行でなんと藤十郎・鴈治郎・扇雀・壱太郎・虎之介と成駒屋全員集合!と
夜の部は「通し狂言・金門五三桐~石川五右衛門~」を愛之助が演じます!