二月の歌舞伎座は「猿若祭・二月大歌舞伎」と銘打って、中村勘九郎の長男・七緒八くんと次男・哲之くんの襲名初舞台興行として行われました。
梨園に生まれた御曹司は、襲名し初舞台を踏むことで歌舞伎役者の一員に加えられます。
これからはそれぞれ三代目・中村勘太郎、二代目・中村長三郎として長い長い役者生活を始めます。
演目は「門出二人桃太郎(かどんでふたりももたろう)」「絵本太閤記~尼崎の段~」「梅ごよみ」の三本。
しかし今回は何と言っても、勘太郎・長三郎後代の「桃太郎」です。
今年5歳の勘太郎と3歳の長三郎兄弟です。しっかり台詞も語り、見得まで切りましたよ!
亡・中村勘三郎が生きていたら、と誰もが思ったことでしょう。親子三代の「連獅子」も観たかったなぁ…
でもしばらくしたら、勘三郎・勘太郎・七之助の連獅子のように、勘九郎親子の「蓮獅子」が観れることでしょう。
それが今から楽しみです。