日本にも世界にも「聖地」と呼ばれる場所がいくつかあります。
もちろん語源にもなったイスラム教の「聖地・メッカ」が一番有名でしょう。
その中に日本の「廃墟の聖地」と呼ばれる場所が2か所あります。
1つ目は先頃「世界遺産登録」の勧告を受けた通称「軍艦島」です。
観る者を不思議な感慨に引き寄せる、実に美しい廃墟だと思います。
ツァーに申し込むしか手段が無く、かつ一番行ってみたい場所は立入禁止区域で、ここでの廃墟ヌード撮影は困難を極めることが予想されます。
いま1つは地元神戸市にある「●●観光ホテル跡」です。不思議なことにここもかつては「軍艦ホテル」と呼ばれていたそうです。昭和4年に完成したコンクリート作りの建物は、実に豪華絢爛です。
但し、今も交通手段はケーブルカ-しかありません。なので、撤去しようにも莫大な費用が掛かるので、そのままにされて廃墟となりました。
一時期は学生専用のコンパ会場となり「●●学生センター」と称したこともあり、また大森一樹監督作品「ユー・ガッタ・チャンス」のクライマックス・シーンに使われたりもしましたが、今は完全に閉鎖され、立入が禁止されています。
Dさんは何度も何度も、ここでコンパをしたそうです。
そんな「聖地」のすぐ側まで行ってみました。
このケーブルカーで約415mを約5分で登ります。
かつての雄姿がプレートになって佇んでいます。
後方に聖地の「屋根」が見えていますね。
帰りもこのケーブルかーで降ります。帰りは登山客で満員でした。
別世界をつなぐ「高雄山トンネル」です。このケーブルの最大斜度は、スキーのジャンプ台と同じだそうで、
ジャンプが凄いのやら、ケーブルカーが凄いのやら、いや、どっちも凄い!
聖地の側まで行き、しばし時間旅行を楽しみました。
いつか写真撮影を実行したいと思います。