あかない日記

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信州紀行 須坂市16 荒井家・旧信陽銀行

2019-11-14 | 国内・長野

 

  荒井家・旧信陽銀行(本上町)

  

 寺町通りの北端に
 旧信陽銀行 荒井家がある。

説明文には

「製糸全盛期の「信陽銀行」の跡。
1902(明治35)年創立。

屋根瓦は大きなもので大鬼瓦は
1m余の雲水裏盆の箱棟で
重ね合わせの深い本葺き。

軒裏は3段の
段蛇腹塗りで重量感がある。

2列の風切丸瓦にはその先端の○に
信の文字が入る
信陽銀行の社紋である。

そそり立つ妻壁には
3段の露切があり
四段の乳鍵が美しい。

表玄関は用水路に沿って
丸石積2段3段の土台の上に
精巧な切石積みの根巻き石。

円を描く石橋。
柱や梁扉など
全て欅造りの明治期の
粋を凝らしている。

玄関内は切石が綾に
敷き詰められている。」
とある。

当時 製糸業の発展に伴う
資金需要に対応するため、
須坂では幾つかの金融機関が
設立されている。

この 信陽銀行 はじめ
上高井銀行(1895M28)など。

説明にもあるように

須坂の建物の特徴である 
重厚感ある漆喰の“三段蛇腹” 
“ぼたもち石”の見事な組み合わせ 

壁には 折れ釘も見られる。