あかない日記

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モロッコ紀行 125 ベルベル人

2017-04-18 | モロッコ紀行

  (フェズ市内で)

前回 ベルベル人が話題になった。

モロッコの民族構成は
大きくアラブ系とベルベル系に分かれる。


前にもふれたが

モロッコは 8世紀にイスラム(ウマイヤ朝)に
征服されて以来
現在まで
アラウィー朝の後裔であるムハンマド6世を

元首とする立憲君主制であることから
アラブ系人が この国を支配し 
重要都市部で暮らしている。

一方のベルベル人は この地の原住民だが
「ベルベル」という呼称は 
7世紀に東方から侵入してきたアラブ人が

意味の分からぬ言葉をしゃべる異人を
野蛮人あつかいして呼んだ名称だ。


7世紀以降 ベルベル人はアラブ人に追われて
アトラス山脈や その南の砂漠地帯で
カスバを構成して 暮らすようになった。

このことから ベルベル人は
モロッコでは 6割を占めるが

社会的には “被支配” の
立場にあるという。