あかない日記

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東欧旅行(207) ミハイロ公像

2013-06-28 | 東欧5カ国紀行

 

 前回 ミハイロ公の名が出たので
 その「ミハイロ・ オブレノヴィッチ公爵」の像が
 ミハイロ通りの先の共和国広場に建っている。

 セルビアは長きにわたってトルコの支配下にあったが
 父のミロシュ・オブレノヴィッチは 
武装蜂起し 戦争の結果
 トルコから公の称号を得て セルビア公国を成立させた。

 しかし ミロシュは 専横的な政治を実施したために
 国民の人評価はそれほど高くなかった。

 その跡を継いだ「ミハイロ」は ヨーロッパ風の
 近代的な都市づくりを推進し また軍の近代化と行政改革を実施し
 セルビアのトルコからの完全独立をめざしたが
 1868年 政敵によって暗殺されてしまう。

 だが 1878年のベルリン会議によって セルビアは
 トルコから完全に独立が認められて 
ミハイロの思いは成就された。 

 それにより 1882年 フィレンツェの彫刻家
 パッツィによって製作された 
騎馬像が
 共和国広場に建てられている。