あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

ヤマトより愛をこめて

2009-01-20 17:14:01 | シングルレビュー
A:ヤマトより愛をこめて
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:宮川泰
B:酔いどれ関係
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:船山基紀
(1978年8月1日発売)


今日は、大曲ぞろいの「ロイヤルストレートフラッシュ」の中では一番渋めとも言えるこの曲です。

映画音楽という企画ものだったため、セールス的にはさほど期待をしていなかったらしい
のですが、(「ダーリング」~「LOVE(抱きしめたい)」と時期も被っている)じゅりファンのみ
ならずアニオタの皆様の支持があったためか(勝手な憶測)、蓋を開けてみればソコソコの
売り上げだったようです。(27.0枚:オリコン調べ)

東京ドームのセットリストにも入っていましたし、武道館コンサート「ジュリーマニア」(1991年)
のDVDを見てもトリの曲となっていることから、ご本人も好きな曲なのだと思われます。
ちなみに、ドームでも後半に歌われたんですが、甘い声がもう絶品で、アテクシ思わず
妊娠してしまうかと思いました。

壮絶な歌詞の内容を理解するためには、映画『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』を
見るべきなんでしょうが、面倒くさがりのアテクシでございますので、ググッて終わらせようと
思います。激ヤマト派の方、ごめんなさい。

「愛の戦士たち」はヤマト映画の2作目だそうで、身も蓋もない言い方すると、最後には
出てくる人がみんな死んじゃうそうです。
映画のラストに、万策尽きた戦艦ヤマトが敵の巨大艦体へと突っ込んでいくシーンで、
この壮大なバラードがエンディング・テーマとしてかかり物語を盛り上げているようです。

からだを投げ出す値打ちがある

という歌詞は、作中での尊い自己犠牲精神をあらわしているのですね。


・・・と、知ったかぶりはこれくらいにして、じゅりのほうに戻ります。

じゅりの衣装は王子様仕様で、スモッグ炊きすぎで画面からじゅりが見えなくなった
映像が有名です、が!この衣装に関しては「グッバイ・マリア」を歌う姿のほうが
個人的には衝撃でした。
この曲は、そんな服じゃねぇ~~。もっとシックな衣装で歌ってくれぇ~。
顔が超絶美しいだけに、おしい!
横道それてごめんなさい・・・

ベストテン
ttp://jp.youtube.com/watch?v=nEDzH3FVAK0&feature=related(←hをつけて

特番でスモークシーン×2回
ttp://jp.youtube.com/watch?v=8g8aaOOLQkY&feature=related(←hをつけて

同じ服で「グッバイ・マリア」
ttp://jp.youtube.com/watch?v=SRNOY5b1ckg(←hをつけて


そして最近恒例となってきたバージョン違いの聴き比べです。
この部分を読んでくださってる方が果たしているのか・・・あまり、いやかなり
自信がないですが、書きたいので書きます。
ちなみにじゅりの歌はどっちもほとんど変わりなく歌ってます。

『今度は、華麗な宴にどうぞ。』版
イントロからピアノの音色が美しく、伴奏はほとんどピアノといってもいいくらいです。
「君に話すことがあるとしたら~」あたりからストリングスが入ってきて荘厳な感じになります。
なんか、レクイエムっぽい・・・
2番から入ってくるオーボエの気品ある響きがグッド。
『ROYAL~』版より16秒長く、テンポはほんの少しゆったりです。

『ROYAL STRAIGHT FLUSH』版
冒頭はpp(ピアニッシモ)から入りイントロ全般にかけてクレッシェンドするという手法が
とられています。(『華麗~』版では普通の音量で入る)
ピアノオンリーの『華麗~』版に比べ、Aメロからずっとギターが多用されているので
随分印象が違います。
尚、オーボエは削除されていて、その分もギター。
後半はハープがボロンボロン鳴っていて、バレエ音楽みたいです。


しかしこうして書いてみると、ベストアルバムってのはオリジナル版とは随分違う
ものなんですね~
(シングルを持ってないので、ロイヤル~のほうがシングルと同じVer.だったらごめんなさい)

最後に・・・ジャケ写の美しいあごのラインに、歳月の重みを感じつつ(笑)
この曲、30セット聴いても苦痛じゃなかった。(2回に分けて、計2時間以上ですから、
バラードはきついかと想像してました)
聴けば聞くほどしみじみいい曲でした。