あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

さよならをいう気もない

2008-12-25 07:14:57 | シングルレビュー
A:さよならをいう気もない
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:船山基紀
B:冷たい抱擁
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:川口真
(1977年2月1日発売)




ジャケ写のじゅりは今にも「ロンリ~ロンリロンリ~ウルフ~うう」と歌いだしそうな
ワイルド路線ですが、実際は、最も美女っぽいルックスだった時期ですよね~。
もうこの時期のじゅりは大好きですよ!!
(全部好きじゃんと言われりゃ返す言葉もございませんが)


さて、この曲と言えばなんと言っても夜ヒットの肩紐ポロリ・・もといハラリですよね。
金色に輝くキャミソール(ご本人は三昧で「タンクトップ」と言っておられましたが)とピタピタパンツ、
そしてそれに負けないくらいキラキラのお目目で、とにかくキッラキラなお姿で歌っておりました!(快傑は白い衣装でしたね)

長い髪をなびかせ、まるで湘南サーファーガール(死語)みたいなんだけど、きりりとした口元と眉が
ミョーに男。(いや、男なんですけども)
女っぽいのに、どうしても女性に見えないぎりぎりのライン上で「確かに男」なのがホントに
不思議な人・・・


ちなみにセールス的にには「地味め」な印象を勝手に持っていたんですが、
「オリコンでは8位止まりであったが、20万枚を超えるセールスを記録した。」
とウィキにありますのでそこそこ売れたみたいです。


あと、全く必要ない情報なんですが、この曲名でググったら、ボーイズラブ関連にヒットしまくりだったので、純情乙女のアテクシはビビリましたわ。歌の情報の何倍も出てくるよ・・・ちなみに、

「さ○ならを言う気もない」というバーテン×高校生ものと、
「さ○ならを言う気はない」という探偵×ヤクザものがあるようでございます。
・・・・・以上8○1豆知識でした。


・・・あっ、みんな帰らないで~!
気を取り直して曲の話よ~!


さて、ザッツ歌謡曲的な構成のこの曲。
メロディは全然違うんですが、イントロ8小節を聴いただけで、すでに歌謡曲度が「お嬢さんお手上げだ」レベルの高さです。
ってわかりにくい文章ですみません。ああ、表現力が欲しい・・

ラーミーラー
の後に入るピアノのダカッダカッが好きです。

全体的にストリングス(バイオリン)が効いておりE線(バイオリンの一番高音の弦)がガンガン鳴っております。

男と女は~
のところの声の伸びやかさ、ステキです
何かこのころ発声法が変わりましたかね?歌い方(発声)とっても好きです。
この曲、CD音源では全体を通してなよっとした声で歌っておりますが、テレビ映像などで確認すると、
女っぽく歌うところと、結構男っぽくのどを鳴らすところのメリハリが利いてて、これは聴かせますよね~。
こっちの歌い方ほうがいいと思うわ~。好みの問題かな?

疑問なのはフェードアウトでまさに消え行く直前に鳴るギター??のグオーンっていう低音。
なんで~フェードアウトするんじゃないの?といらんことが妙に気になってしまうのでした。


そして詞の方なんですが、情景が浮かびやすいようで、でも心情がわかりにくい!
ドラマティックなのにものすごく虚脱感に溢れているという、なかなかありえないことをいとも簡単に(かわかりませんが)詞にしてしまうのが、さすが阿久さんです!

ハイヒールのかかとが折れて歩けない
ああ この先へは進めない歩けない
はしゃぎ過ぎた子供がベソをかくように
ああ 私ついてない 運がない

ないないないってどんだけ言うのかってくらいです。
これより「ない」が多い歌なんて「NAINAI16」くらいしか無いんじゃないの?

じゅりが歌う「嘆く女」の歌。
思わず「未練なのね・・・」と悲しい酒のお嬢ばりにせりふをかましそうな嘆きっぷりなのでした。