あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

ウィンクでさよなら

2008-12-23 15:14:54 | シングルレビュー
A:ウィンクでさよなら
作詞:荒井由実/作曲:加瀬邦彦/編曲:大野克夫
B:薔薇の真心
作詞:荒井由実/作曲:加瀬邦彦/編曲:東海林修
(1976年5月1日発売)



いきなりですが引用です。

「ウインクでさよなら」を聴いている。
夏向きの楽しい曲だと思っていたのに、いま聴くと変にもの悲しく、
たとえば何かが静かに崩れていくようなそんな寂しさに捉われるのは何故だろう。


76年に事件を起こしたじゅりへ、新聞紙上でくせさんが贈ったメッセージはこのような一文で
始まっています。
このどこまでもポップな曲をきいてこんな気持ちになるほど、くせさんはこの事件にショックを
受けておられたのですね・・・なんかセツナイじゃありませんか・・・

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えー、ちょっと枕がシリアスになっちゃったので、雰囲気変えましてブヒっと。

当時、ユーミンの作詞が話題だったようですが、一聴キュートな詞のようでいて、
ド頭でいきなり(心の中でだけど)二股をゲロって、その後延々言い訳をする内容です。(←違います)

あなたと出会ったときめきが このごろ色あせて
塗り替えなくっちゃいけないと 思っただけなのさ


じゅりが歌えば「んもう、許しちゃう」かもしれませんが、自分のダンナが浮気した挙句
こんなことをぬかしたら、
「こっちだって力いっぱい色あせてんのじゃ!訳わからん言い訳すんな
ってな具合で延髄斬りが炸裂ですわ。

ところで私、この歌詞をけっこう長い間、女目線の詞だと勘違いしていました。
だって、

あなたの写真を裏返し~

って、男の人って部屋に彼女の写真飾ったりします~?
普通こういうことって女がするんじゃないの?

あともうひとつ、コンクトをコンクトだと勘違いしていたんです。アフォですね~
まあ、男がコンパクト落としていくわきゃないですからね。
でも良く考えてみれば70年代にコンタクトはそんな普及してないだろと。
4年後のバッチュニンの時に(あれはカラコンですが)あれほどセンセーショナルだったわけですから。


さて次にサウンド面ですが、
全体をとおしてピアノ(キーボード)とサックスの主張が強く、何度も言うようにポップな曲です。
ベースもブンブンいってて聴かせます。特にイントロ~Aメロはそうだし、Bメロの
メロディアスなフレーズもGOOD
一方ギターはAメロのチャカチャカくらいであんまり前面に出ていません。

サックスは多用しすぎかな?
個人的にサックスのトリルは好きじゃないのでちょっとうるさく、というかダサク感じてしまいます。

じゅりの歌声はとってもさわやかテイスティーです。
70年代前半~半ばは叶わぬ恋の歌や、けだるく哀愁が漂う歌を多く歌っていたので、
この曲、この歌い方はなかなか意表をついていて良かったと思います。
曲によって声が色々と表情を変えるのも、じゅりの大きな魅力ですよね


そしてビジュアル面を語るにあたり避けて通れぬ、超似合わないアフロヘアですが、
じつはあの髪型で歌っている映像を見たことがありません。すごーく見てみたいんですが。
(※アフロ映像情報お待ちしてます!)
今見られるのはこんなんですね。

水色スーツin夜ヒット
ttp://jp.youtube.com/watch?v=93SRpebPn1w&feature=related

白いフリフリin武道館
ttp://jp.youtube.com/watch?v=2S5KFFtDmBo&feature=related  (←どちらもhをつけてね)


評判がいまいちだったので、すぐ髪型を変更したらしいですが、そもそも最初に美容師さんは
何も言わなかったんでしょうか?
天下のじゅりに「はっきり言って、全然似合いませんよ」とは言えないですかね。

タイガース時代、マッシュルームカットさえそこそこ似合っていたじゅりですが、さすがに
アフロはいただけませんでした。
てか、マッシュルームはビートルズに始まり西洋人がよくしてたように、じゅりみたいに顔が
ある程度長めなほうが似合うんですね。
(日本的キュート小顔君なフミヤは似合わなかったもんね・・・・)

しかし結果的に「伝説のジャケ写」となったわけですから、これもまた良し、でしょうか。