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Now+here Man's Blog

Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン ~4日前 

2018-04-18 00:11:26 | ランニング

ジャパンクラシック~チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン 世界遺産シリーズ第1戦

 

心揺さぶる自分だけの冒険へ

フルマラソン42.195kmの先にあるもの。

その扉を開ける資格は、ウルトラのスタートラインに立つ勇気を抱くランナーに等しく訪れる。

エリートだろうとビギナーだろうと違いはない。やるかやらないか、ただそれだけ。

 ~The north face  HPより

    

(The north face HPより)

ウルトラマラソンに出る、と言うと大抵の人はおかしいって言う。

そもそも100キロを1日のうちに走り切る人は希少に違いない。

友人や知り合いは「私は無理だ」という。

 

その通り。無理と初めから決めてかかるあなたは走れないだろう。

もちろん僕も走れないかも知れない。

結局のところ完走できなければ、無理だった、と言わざるを得ないが、

でも決定的に違うのは僕がチャレンジすることだ。

可能性があるならチャレンジする。

晴れ渡る空、富士山がピンクに染まり始めるころの100キロ先の風景を見たいのだ。

走る意味などそんなものはない。運良くフィニッシュできれば自ずと意味はついてくるだろう。

何かを求めて走るのではない。走りたいだけ。それだけだ。

 

走る意味は、走りながら、走り終えたときに付いてくる。

強いて言えば、壮絶なドラマが自分自身という主人公を中心に、

一生分のストーリーを10時間と数時間に凝縮して展開される。

そのとき思う事々が走る意味なのだ。

まずはスタートラインに立つこと、それが重要だ。

数ヶ月の間準備をしてきた。

勇気を振り絞り、己を鼓舞できないと、スタートラインにすら立てないのだ。

だから僕は思う。

スタートラインに立ったランナーはすでに勝者なのだと。

 

 

眼の前に必ず現れる分厚い壁。

それは想像するものではない。

自分の足で確かめに行くのだ。

その壁を超える行為、これがチャレンジの真の意味だ。

 

壁を乗り越えるとき、とても重要なことに気がつく。

乗り越えられるか否か、それは身体問題ではなく、心の問題ということにあらためて気づく。

心を開く。自分を今までの檻から解き放つのだ。

その扉の鍵は自分自身が持っている。

鍵を刺して扉を開けるか開けないかはランナー次第。

 

ウルトラランニングとはそういうものだ。

ただのランニングではない。

扉を開けて、壁を乗り越えたとき、おそらく嘘のように身体は軽くなるだろう。

そしてフィニッシュへ吸い込まれる。

 

 

新しい自分がそこに立っている。

 

こうして我慢に我慢を重ねてなんとか走り続けているうちに、75キロあたりで何かがすうっと抜けた。

そういう感覚があった。「抜ける」という以外にうまい表現を思いつけない。

まるで石壁を通り抜けるみたいに、あっちの方に身体が通過してしまったのだ。

     ~村上春樹著 『走ることについ て語るときに 僕の語ること』

(The north face HPより)


チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン1週間前

2018-04-16 00:15:59 | ランニング

(富士山絶景を臨んで走る! チャレンジ富士五湖かUTMFね)

マラソンやトレイルレースに出るようになって
明らかに変わったことがある。

それはハッキリと決まった日時が設定されること。
目標期限が明確になるんだね。

漠然とした目標って多いと思う。
こうなりたい、そうなりたい。
でも、いつなるんだよ?
- そのうちね(^o^)

そうじゃない。
「2018年4月22日にオレは100キロを11時間以内で走り切る」
っていう具体的な目標だ。

こういう目標設定って今までにはなかった。

会社での報告書の提出期限じゃないよ。
これは納期であって、自ら設定した目標ではない。
そういえば高校受験や大学受験もちょっと違う。
受験は通過点に過ぎないからな。

ランニングの場合は、通過点ではないね。
一つのレースが終われば、パチンッ!はい終了。
42キロ走りきって細胞が全滅し、数日立つと全部新しい細胞に生まれ変わる。
フルマラソンを初めて走るとホントにそう思う。生まれ変わったぞ!みたいな。

でも、フルも何回も走ってると感動は薄くなるんだよね。

で、やっちゃうんだ、ウルトラチャレンジに。 ウルトラトレイルに。

ウルトラの世界で100キロは短距離かもしれんけど、
細胞どころじゃない。
魂がリニューアルされます。
心が入れ替わります。

なんだ、そのだらしない性格かわってないやん!
と言われても、そういうどうでもいいところは変わりません。


ウルトラを走ってるとこの思いが交錯するんだよ。

希望があるからこそ真の絶望がある
絶望があるからこそ真の希望がある

どっちが真か、、どっちも真なんだろうな。 偽はないと思うよ。

ウンチ味のカレーを食うか
カレー味のウンチを食うか

と同じかもしれない。
だいたいの人はウンチ味のカレーを食う、って言う。
身体に入るのはカレーだから、入り口だけ我慢すればいいという理由だ。
でも10人に聞くと3人は、
カレー味のウンチがいいと言う。
腹に入ってしまえばわからない。毒ではないし。
食った瞬間、美味い!と思うことが大切なんだとか。

だからどちらも真なのだ。絶望も希望も。

人生の栄枯盛衰を1日で味わえる、というのはまさに絶望と希望の交錯を否が応でも味わえるということだ。
これは外部からではなく、自分の心の中で起こる核分裂みたいなものだ。

分裂してプチプチ小爆発して、最後フィニッシュで大爆発。

魂がそっくりリニューアル、アップデートされます。

ウルトラの達人は、きっとこの核分裂で起こるエネルギーで走ってるんだろうね。
そうでもしないと100キロとか無理っす。


目標の日時がちゃんと設定される。
そこで11時間切る、っていうのは目標って最初に書いたけど、
文章書いてるうちに、??って思ってきた。
時間はどうでもいい。
つらいパートをどうやって克服してくかが、オレのやるべきことだ。
心が折れて折れて折れまくったとき、どうやって修復してくかが課題だ。

結果としてタイムが出るだけ。
だから心の鍛錬の場として出場しよう。

あれ?? そう書いたらなんか気持ちが重くなってきたぞい・ω・

今年のマントラは、バットマン ブルース・ウエインの父親の名言にしよう。

人はなぜ落ちると思う?這い上がることを学ぶためだ


OPEN! 柳島スポーツ公園RUN

2018-03-27 00:27:42 | ランニング

 

(記事とは関係ねっす)


3/25(日)にオープン
3/26(月)は無料開放、ってことで早速行ってきましたよ。
自宅から海岸方面へ1.5キロ。

オレは陸上部じゃなかったので競技場って知らない。
それでも記憶があるのは小中学生のときの記録会くらいかな。
あと何年か前に海老名の陸上競技場に行ったな。

スタンドはどこも打ちっぱなしの壁で、床もコンクリート剥き出し。
市の老職員がテレテレのジャージを着てて、
坊主刈りの野暮ったい中高生ランナーが必死の形相で走ってる。
トラックのインサイドからマネージャーがストップウオッチ持っててガンバです!とか言う。

陸上って辛いよな~、というイメージしか生まれない。
それが陸上競技場だったよ。

そんなこと思いながら、今後オレの庭となる柳島スポーツ公園が見えてきた。75億円っす!

(行ったのは夜だけど、画像はゼーンブ昼間のやつね)


周囲は学校施設や新湘南バイパスや畑なのでほとんど暗闇。
そこに巨大UFOがいるみたいに光がボワーって空に向かって放たれてる。
競技場を囲むように緑地公園になっていて外灯はすべてLED。
競技場の外から観戦できるようにベンチがたくさん設置してある。それにも多くのLED。
ブルーの硬質ゴムでできたジョギングコースは830mと620m。
ここななんと24時間照明なので、耐久レースができる(*^^*)



クラブハウスはおそらく陸上競技場の概念には無かったんではないかな。
レセプションがあって(受付というよりレセプションね)、ベルマーレのウエアを着た人々が職員。
市の老職員ではなく、ベルマーレサッカー青年。
ベルマーレのサイクルショップがあった。
ベルマーレではトライアスロンチームを抱えているので、その練習拠点にもなるんだろう。
何十万もするバイクがたくさんあったよ。



ロッカーはコインリターン式だし、シャワーの数も多すぎくらい。
パウダールームがスーパー銭湯並なので、
女性も来やすいし、なんと言ってもとても安価なランニングステーションになる。

クラブハウス2Fはアルコールも提供するオーガニックレストラン。
バルコニー席もあって夕方なら、走ってシャワーを浴びた後、
湘南海岸に沈む夕陽を見ながらビールを飲むことができる。



サイクリングロードを走り、トラックを数週して、ディナー。
こういうデートをするカップルも多くなるんじゃないかな。

貸し切りパーティーもできる。
茅ヶ崎にはパーティーできる飲み屋があまり多くないので、
サーファーのパーティーにも最適。

エアロビやヨガができるスタジオやコンディショニングセンター(整体)もある。

この日はトラックを3周、ジョギングコースを1周してみた。

坊主頭の中高生じゃなくて、最新のランニングウエアの女性がシャーって走ってましたよ。

あとトライアリートっぽい男女混合の若い人たちも走ってた。


ここ多分話題になって、有名選手のレッスンや、取材、撮影が増えるだろうな。
杉山愛のテニススクールもやっとります。

あとクラブハウス館内を案内してくれた人。有名なんだろうな。サッカーわかんないから。


芥川龍之介が想いを馳せたみかんの花咲く丘を走る

2018-03-26 00:37:32 | ランニング

(根府川橋梁からJR東海道線と相模湾を臨む)

3/25 海沿いの旅。

この日、伊豆伊東まで走ろうと6時に茅ヶ崎駅をスタート。メンバーは4名。

 

(真ん中のオナゴはトレイルレース年代別上位入賞者。これから主レース常連になるのか!!)

予定距離65キロ。
小田原~湯河原~熱海~伊東フィニッシュ。
「オーシャンビューと桜道の旅ラン、伊豆の温泉で海鮮、ビールの後は電車で寝て帰る」が副題。

なんとか長距離を走り切るために、楽しそうな道を選ぶ。
長距離は、風景に魅力がないと走り切れない。
そしてフィニッシュ後の温泉や飲み屋を調べる。
そして、仲間を誘う。

コースを選ぶことから旅ランは始まる。
日々のランは朝に思い立って走るが、
旅の場合は計画しないと無謀旅で終わってしまう。
前日にザックに着替えを入れ、
温泉用タオルを入れ、エネルギージェルを買いに行き、
翌日着るTシャツ、短パン、ソックスをソファーの上に畳んで置いておく。

朝から夕方まで走り続けるための準備をするのだ。
おやつ代は無制限で嬉しい。
しかしながら旅ランは、自己責任の超ハイキング。

ギブアップしても電車やバスで帰れるルートを前調査する必要がある。

そういうのひっくるめて楽しい。
ロードトリップがまるでトレイルになる。
気持ち一つでどうにでもなる。
これをやってると、きっとウルトラレースも過酷なトレイルレースも、楽しいイベントにできる。
何事も気持ち一つでどうにでもなる。
ランが教えてくれる、人生をポジティブにしてくれることのうちの一つだ。


6時に茅ヶ崎駅南口を出発した一行は、背中に朝陽を浴びて湘南ロードを西へ向かう。
サイクリングロードから国道134に出る。



花水川沿いに申し訳なさそうにサイクリングロードがある。
眼の前に湘南平が迫り、その奥には山頂を真っ白にした丹沢山系が聳え立つ。
1国に入ると、そこから東海道だ。

東海道は実に情緒がある。
高い建物はなく、老舗の蒲鉾屋と小洒落たカフェが並ぶ。

大磯の鴫立庵(しぎたつあん)を通過する。
日本三大俳諧道場の一つである。
石碑に「著盡湘南清絶地」と刻まれている。
「ああ、しょうなんせいぜつち」と読む。
“清らかですがすがしく、このうえもない所、湘南とは何と素晴らしい所”
という意味だ。
実にそう思う。石川弘樹氏の記事にこんなのあった。
「湘南生活とトレイルランニング」
今日のオレらのランはこうだ。
「湘南生活と海沿いランニングトリップ」

 



まだ朝も早い時間なので車も人もまばら。
気温は8度。
空には雲ひとつ無い。

国府津のエマージェンシーローソンに立ち寄り(まちカフェがあるローソンね)、
いよいよ小田原市街地へ侵攻。
このあたりから満開に近い桜がちらほら見え始める。

宿場町小田原に入る。
東海道の雰囲気はそのままながら、街度がいきなり上がる。
これまでキロペース6分半くらいで走っている。
遅く走ると、速く走るより疲れるものだ。
ジワジワジワジワとダメージが溜まってくる。
赤信号で止まり、青に変わって走り出す数歩がとても重く痛く、憂鬱になる。

フルマラソンでいうところ、30キロの壁である。

1国から135号線に入る。
早川の料金所を左手に見て通過する。



すると、前方からウルトラ、トレイル系ランナーの集団がやってきた。
見ればわかる。
普通のロードランナーと違うのだ。
そういう違いがわかるっていうのは何の役にも立たないんだけどね。

20人くらいいたかなあ。
すれ違うとき、元気に声を掛け合う。
山での挨拶と同じで気持ちいい。
彼らはどこをスタートにしてどこへ向かうんだろうか。

早川から伊豆半島の本格的な海岸線に入っていく。
そこで問題が出てきた。
国道135号線は、ほとんど自動車専用道路と言っていいほど、歩行者を無視している。
まあそれが普通だとは思う。
歩道が完備されている峠道や海岸道路なんてないのだ。

昼前の海岸線なので上り下り車がバンバン通っている。
手前の干物屋に入り詳しく聞く。
「135を通らず山越えできますかね?」
「どこ通っても同じような道だから、このまま国道がいいよ」
「まじすか!!!!」

まじすか!!!って言葉が出てくる道である。
ロードバイカーも必ずこの干物屋で同じことを聞いてくるらしい。
みんな、まじっすか!!!って言うらしい。
「でもランナーに聞かれたことはないなあ。。。」
おれら、初めてっすか!!!!

意を決し、歩道のないギンギンのワインディングロードに入っていく。
右側通行である。
左走って、後続車に引っ掛けらたらたまらない。
右側なら前方から突っ込んできても、瞬時に崖のぼったりできるかなと。。

走って間もなく、タンクローリーや大型観光バスがやってくる。
道路の右崖にへばりついて車をやり過ごす。
すれっすれでタンクローリーが顔をかすめる。
かなり恐いし。

ラッキーにもその道は延々続かなかった。
クネクネでわからなかったけど、数百メーターだったね。
干物屋の主人はその距離を教えてくれるべきだったよ。

観光客用の蒲鉾屋を数件やり過ごすと岐路が現れる。
海沿い道路と峠コースだ。
いずれも湯河原吉浜で合流する。

どっち行けばいいかわからない。
Googleマップは海沿いの左を行けという。
でもだ。見るからに先程の狭い国道の延長で、歩行者の余裕が一切ない。
素晴らしいオーシャンビューと助手席の女に気を取られたドライバーが、
おれらを引っ掛ける確率は峠より絶対高いので、海沿いはやめよう!という結論に達した。

この峠道、渋滞を避けるために何度か車で通ったことがある。
記憶にも残らないどうでもいい峠道である。

(根府川入り口の壮絶オッサンビュー、もとい、オーシャンビュー)

そこを少しずつ登っていく。
JRの駅があった。根府川という。
伊豆クレイルっていうノボリがあった。トレイルならぬクレイル。
どうやら伊豆のリゾート列車らしい。



駅を超えると小さな街並みに入る。街ではない。村だな。
古い建物と右にはトレイル、左には海を臨む深い沢。
山々がピンクに色づき始める。
とても色の濃い桃の花は鮮やかなピンク。
小鳥のさえずりや海から吹き込み沢を登ってきた南風が木々の葉を鳴らす。

7キロ登り続ける。
たいした傾斜ではないがじわじわくる。
ましてや30数キロ地点なので本日の一番コタエルパートである。
それでも走れるのは、この風景のせいだ。

左右木々の生い茂ったロードと、海を見渡す絶景ロードを繰り返す。
みかんの花が咲く丘を走り続ける。

江の浦という地区へ入っていく。
沢にかかる道にさしかかる。
断崖絶壁に段々畑があり民家もある。
桜もあり、そして海を臨む。
なぜこんな険しい土地に生活があるのか不思議に思う。

前方に老夫婦がいらっしゃった。
「こんにちは」
「こんにちは」

ご主人の手には美味しそうなパンがたくさん入った袋が下げられていた。

なんでも豊臣秀吉が小田原攻めをするときに、千利休に茶を立ててもらった古民家が先にあって、
その古民家を改築したパン屋があるんだとか。
大評判なので立ち寄ったほうがいいよ!

そんなこととちょっと世間話をして別れた。

その先にあった。
麦焼処  麦踏 (むぎやきどころ むぎふみ)というパン屋だ。
チョコの入ったパンにオリーブ茶(無料)を、店の縁側で頂いた。
縁側でくつろぐって、これから先何度あるだろうか。
パンはすぐ売り切れるようだ。
オススメっす。

(Run On 縁側)

江の浦測候所を左手にする。
ここは気象庁のものではない。
建物自体が日本の伝統建築をすべて盛り込んだアートなのである。

良い峠を、辛辣に、しかも楽しく走った。
そういえば根府川入ったところ、トレイル入り口にトロッコの跡があった。
ここ、芥川龍之介の「トロッコ」の舞台になったところなのだ。
年に数回、満月の夜に、月が大海原から村の沢に向け1本の光の道を作る。
壮大なムーンライトセレナーデ。
トロッコの主人公が見た風景だ。
文豪が想いを馳せたその峠を走り抜く。

(ゲロゲロに疲れてるけど、この大海原見てちょいと復活)

ラン一行は湯河原まで一気に下る。
湯河原手前の吉浜では小波ながらも多くのサーファーが入っていた。
ポルシェが何台も行き交う。
ランナーが歩道狭しと走る。



結局、根府川の峠走のダメージが大きく、
この先熱海の峠が想像以上にきついだろうと言うことから、湯河原フィニッシュとした。
またタンクローリーと大型観光バスとすれ違うと思うとかなりブルーになったのだ。
行程45キロ。
湯河原の温泉街までは桜満開の川沿いを歩いた。


そして入浴したのは、ニューウエルシティー湯河原のいずみの湯。
いやー、すげー良かった。
キレイ、清潔、広い、ガラガラ(*^^*)。
そして駅前で食事して電車で寝て帰る。
湯河原~茅ヶ崎760円。
たった760円の距離を何時間も何十キロも走り、
壮大なオーシャンビューと美味しい湘南小麦のパンと秀吉が座ったであろう縁側で桜を見る。

富士山と菜の花、そして根府川橋梁。



ナイス旅ランでした。
そして1ヶ月後、100キロ完走できるのか???


エド・ウイットロック氏というランナー

2018-03-19 17:03:37 | ランニング

 

先日、静岡マラソンで3時間20分を出した。
それまで3時間30分あたりをうろちょろしてたんで、
このタイム更新は素直に嬉しい。


このタイム更新は4時間ランナーから見たら速いし、
3時間ランナーから見たら遅い。

このときの目標は3時間25分。
だから10分の短縮は上出来だった。

でもやはりどうして、タイム推移を見てみると、
25キロから落ち始め、30キロから明確にちゃんと落ちてる・ω・

25キロまでのスピードで最後まで走れれば3時間10分。

いやいや、無理なんだろうなあ。。。

30歳台ならまだしもなあ。。。

そんなこと思いながら、高齢ランナーのベストタイムってどのくらいなんろう?
って思い調べてみた。

日本では、保坂好久さんの記録。
59歳2時間34分23秒、60歳2時間36分30秒、61歳2時間38分12秒。
すごすぎっす。

そして海外では、、、もの凄いランニングレジェンドがいらっしゃった。

Ed Whitlock カナダ人。
昨年2017年に86歳で亡くなっている。
亡くなる前の年、2016年にトロントの大会で3時間56分を記録。
もちろん年代別で世界新である。

68歳のときに2時間51分
74歳のときは2時間58分

80歳で3時間15分。 オレより全然速いっす。

Youtubeで動画が公開されていた。

素晴らしい。
ただ一言、素晴らしい。

彼を研究する科学者によると、身体能力は顕著に優れているわけではないらしい。
しかし、好奇心と喜びの態度が人一倍あったそうだ。しかも歳を取るごとに。

何かにチャレンジしなければ人生の意味がない。
彼はフィニッシュを切るとき80を超えても優しく笑いながら言うのだろう。

55歳ランナーまだまだヒヨッコっすね。