那須高原・カフェかんなびと⑤

おそばのふくろうさんから、広い那須高原も歩いて行けるご近所さん。
友達のご紹介で、是非機会が有ったら・・・と楽しみにしていた「カフェかんなびと」さん。那須の道路は非常に分かり難く一寸苦労はしたが、着いて見ればすっかり忘れコーヒー袋のぶら下がっているお店に駆けこんだ。

　　　古民家風カフェギャラリー かんなびとが正式名
　　　　
　　　　　　　　
マスターのファンかしら？女性がカウンターで張り付いている。怒っては居ませんよ。
どんなコーヒーかワクワクしていたら「サーどうぞ、ご自分で挽いて見て下さい。2.3粒入れて」

働かざる物・・・飲むべからずですって？こちらの方のが飲まして頂くので弱い立場。仕方なく一人ずつコーヒー豆を石臼で挽いた。
　諦めて大人しく挽き始めるドライバーＹ子。
　　　　 　　　

　　　　　　　　　　　
コーヒーは特別好きでも無いのに「こんな美味しいコーヒー初めて。ストレートで飲んじゃった」と喜ぶ事喜ぶ事。余り感情を出さない彼女にしては珍しい。そう言えばマスターから「挽き方でお一人お一人、味が違うんですよ」と言われたわね。納得納得。

そう言うのも何ですが、私のも特別なお味。ストレートで頂いた。右横のＭ子さんを見るとお砂糖を入れていた様な？深く追求はしないでおきましょう。

それにしても私にとっても、軽いお味、癖のない香り豊かな飛び切りのコーヒー。紹介して下さった方に帰京したら早速ご報告しましょう。

2～3カップは取れたかしら。近所なら毎日でも通っちゃいそう。そしてチーズケーキも美味しかったし。ギャラリースペースには、お客様からお預かりしていると言う、手作り品も並んでいた。お安く販売しているそう。

此れもお客様の手造りですって。
　 　寡黙でソフトなマスター。
　　お部屋の雰囲気も、さすが古民家です。なかなかお薦めのカフェですよ～～

営業時間ＡＭ ８：００～ＰＭ ５：００
栃木県那須郡那須町大字高久乙字上の林１８５７－１０
ＴＥＬ ０２８７（７４）６３７８　定休日毎週木曜（祭日の場合は金曜日）

那須高原・そば匠 ふくろう④

二日目のランチは軽くおそばにしましょう。十割そばの「ふくろう」
　　
　　私達が食べ終わったらお店は閉店。滑り込みサービスだったみたいね。
　　
　　　　　お店の左に見える山、長閑な感じ。


　　　　　十割そばでも細いタイプ？
問題はね手前に有る左の小鉢の大根絞りつゆ。右は普通の出汁付け汁。最初に 口にしたドライバーＹ子は空中に浮く程「辛い～～！」と悲鳴を上げた。まあ大根のしぼり汁かと思って覚悟もしていなかった。ぬかったＹ子。
試して見ると確かに辛くてとても食べられなかった。付け汁は普通なのに、私達はここの売り物と言う「高遠そば」をオーダーしていたのだ。このお店だけにしか無い物ですって。
私達は他のお客さんに「美味しいよ」と言われて真似をした。
私達の騒ぎに、じっとして居られないと女将さんが飛び出して来た。大きな大根を手に。
不良品じゃないのよ。
大根は夏大根と言うのよ。二軒の農家さんに無理にお願いして、長い事作って貰っているのよ。７月８月両農家さんに大根を切らさない様に。それがまた大変なんだから「もう面倒だからヤダヤダって言われてるんだけどね」
話し出したら止まらない大柄女将さん。この大根は夏バテだって効くんだよ、熱中症にだってかからないよ。熱が出たら足の底に貼ってもいいんだから。私のお婆ちゃんはね、会津の宮女中をしてたんだから何でも知ってんだよ。長野県高遠の殿様と会津藩の殿様が仲良くて教わったんだよ。知っている人は皆この蕎麦を目当てに来るんだよ。

参りましたおかみさん。グーの音も出ません。薬だと思えばなんて事は有りません。びしっと残さず頂きましたよ。
伝統を守りたい女将さん、お話し上手、土地のイントネーションがお伝えできなくて惜しい。私は大いに楽しみました。宇都宮徳次郎町に住んでいる旧友を思い出しながら。
最後の客が私達とは、結構ついていたと言える。勿論他のメニューも有りましたよ。お試しに一回どうぞ。
ドラバーＹ子は最初のショックでか、とうとう美味しかったとは言わなかったけど私は満足しました。とろろそばも良いかな？と思ったけどね。熱中症にならなければふくろうの女将さんに感謝ですね。そして斜め左向かいにある珈琲店「かんなびと」へ向かい、しばし落着いた。

☆那須町大字高久乙字上の林　0287-78-2961