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セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

年代物書道具

2011-10-08 | セカンドライフ
書道サークル「みずほの会」には男性も3名参加している。
以前からずっと気になっていた男性Tさんの書道具。いつも先生から、文字が小さすぎる
もっと自信を持って大胆に・・・・なんて言われている方。

「ほーら、こんなに大きくなってきて、そうそう自信を持って」
「名前がこんなに縮こまって、見えないじゃない、可哀そうでしょ」
「上手に書こうと思わなくていいのよ、良い姿勢でゆったりした気持ちで」

小柄で大人しく優しい男性Tさん。勿論、初心者のサークルなので、色々な注意が飛ぶ。
しかし道具が立派なのには驚く。聞いて見ると104歳のお父様の物だそう。

お父様は建具屋さんをされていて、大変腕利きの優れた方だったそうで
お習字は、Tさんの記憶に無い程、昔から書を嗜んでいらしたそうだ。

今はとても書をなさる体力が無いので、と息子のTさんが孝行のつもりで沢山有る
書道具を使う事になった様だ。お家にも沢山有るらしい。

子供の頃から親父の後を継ぐのかなと思っていたら「お前は建具屋に向いていない
サラリーマンになれ」と言われ勉強に走ったそうだ。
父親と言うのは、息子の能力が、職人に向くのかどうかを見抜いていたらしいと
感心する。

欄間などはそれはそれは、お見事なんだそうで・・・・
とても目利きとかで、書道具も紫檀?のくり抜きなのだそうで、切れ目が無くズシッと
しているし・・・他の物もなかなか素敵な物だ。筆巻きの配色にも惹かれる。

明治生まれのお父様の人生はいかばかりだったかと?きっと生活もセンスの良い物を
使われていらしたのだろうと、想像する。

    
継ぎ目の無いくり抜きの書道箱


文鎮ブンチンも筆巻きも硯石スズリイシも