セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

ホームドア

2011-01-25 | セカンドライフ
夕べのニュースで、「ブラインドテニス」※を考案した方が事故で亡くなったと報道していた。

最近出かけて感じていたが、電車とホームとの間に設置されている駅が増えて来た。
それは「ホームドア」と言い、電車のドアとホームドアが連動していて、電車がホームに入り
止まると同時に開くと言うもの。

調べによると全盲者の3人に2人が、ホームから線路に転落の経験が有ると言う。
落ちて骨折などの重傷を負った方も「目が見えない人は生活するのに危険だらけ」と
おっしゃっていた。

目が見えても事故の絶えない日常なのに、どんなにかご不自由な毎日かと思わされる。
近年私鉄の東急線は改築した駅は、ホームドアを備えている。

20年以上前シンガポールや香港に行っていた頃はそこに当り前の様にホームドアが
完備していた。
日本は先進国まっただ中だったはずなのに、こう言ったソフト面、障害者に対する配慮は
全く感じられない後進国だった。

各障害者団体が運動を起こし少しづつ変わりつつは有るが…遅すぎる。
例えば電車の中の両脇に電光表示が有り聞こえない人の為に「次は○○駅」と書かれる様に
なったり目の見えない人の為、ホームに上がる手摺りや券売機に点字の表示がされるように
変化をしてはいるが・・・。

しかし電車のホームから落ちると言う事故は生命にも関わる事、余り多く報道されないが
現実は件数は多いのだ。
どうして全部の駅に設置出来ないかと言うと、やはり費用の問題が大きいと。

しかし、大事故になって電車が長時間止まったり、振り替えたりする事を考えれば
トップの一声でどうにかなりそうなものなのに。条例で規制する迄もなくJR各社私鉄会社の
企業努力を期待したいものである。



※「ブラインドテニス」目の見えない人が、テニスボールの中の音(鈴とか)を聞き動き
           テニスの様にゲームをするスポーツ。