♪乙女の祈り♪

7月からの記録的な暑さから、暫く振りに解放されて今朝は27℃、ベランダに出て外の空気を
お腹一杯吸って～うーんなんと気持ちの良い事か。久し振りー。

朝顔も大分咲いて来たし、弱っていた苗も伸びて来た。人間も植物も度を超えた環境には
付いて行けないのは同じだ。
自然の環境が破壊されて世界的に尋常でない気候や災害が起きているのは不安が消えない。

今朝まで、雨が降ってくれたので一滴の栄養剤が打たれたようでホッとしている。
未だ夏が終わったわけではないが休憩しながら、息を繋いで行きましょう。
　
穏やかな気分で数十分肘を付いてまったりして居ると、ピアノの曲が聞こえて来た。
以前は冬ソナの挿入曲が多かったが、今日は「乙女の祈り」だった。
静かにゆったりと数回弾いている。

昨夜の餃子の宅配をしてくれた彼女。いつも忙しそうなのに「今日はどうしたの？」と聞くと
「うーん、大した理由じゃないんだけど舅、姑のお墓参りに行こうと思って、気分的に曲を
お花と上げてみようと・・・・」

なんとお洒落なお墓参りだ事。
それも有りですね～気持ちがこもっていたので、私の心も何か感じ入る物が有ったのだ。

彼女は例に洩れず嫁姑関係で悩んだ？争った経験が有るのだ。
長男が生まれた時、それはそれは喜んだ姑に赤ちゃんを抱かせたくなかったと言う。
最初の赤ちゃんだったので、ナーバスになっていたらしいが・・・・。

彼女曰く「何だかお母さんに赤ちゃんを取られてしまいそうで・・・私が生んだ赤ちゃんな
のに」と23歳の若きママは思ったそうだ。
その姑の嘆きは一様では無かった。私は当時、自分が嫁の立場でも有ったので相づちに窮した。

しかし2年もしない内そのお姑んさんは急死(病気)されてしまった。
未だ49歳の若さで・・・・。
事有るごとに「あの時のお母さんの気持ち、亡くなってから解っても仕方ないね」と口にするようになった。

お元気だったら3人もお孫さんが生まれどんなにか嬉しかった事でしょう。
みんな、ご自分の一人息子さんと同じく健やで大きく成長されたのに・・・・
男の子達は既に36歳35歳33歳と立派な大人に成長されましたよ。

亡くなってからずーっと後悔、反省、理解の日々だそうだけど・・・・
今日は「乙女の祈り」を弾く気分だったのでしょう。