INAちゃんのボヤキ★

ビッグマンのボヤキ&日記…って最近競馬予想blogになっとりますがw

フェブラリーステークス回顧

2008-03-14 01:13:00 | 競馬回顧
クイーンカップ同様3週間経ってしまいましたが、現場で見たので、2008年最初のGⅠ、フェブラリーステークスの回顧を。

<ラップタイム>
勝ち時計 1:35.3
ハロンタイム 12.4-10.9-11.5-11.9-12.4-12.4-11.7-12.1
上り 4F 48.6-3F 36.2


ロングプライドとフィールドルージュが大きく出遅れ。
逆にデアリングハートが好スタートを切ったが、ダッシュを効かせてヴィクトリーがハナへ。
半マイル通過が46秒7と、昨年とほぼ同じラップを刻む。
4角でブルーコンコルド・ビッググラス・ワイルドワンダー、そしてヴァーミリアンが前を捕らえにかかる。
直線に入って抜群の手応えで前を捕らえたヴァーミリアンが、300を切ってから先頭に立つと、後続を引き離して優勝。
2着には内を救って伸びたブルーコンコルド、3着にはワイルドワンダーが入った。
なお、2番人気に支持されたフィールドルージュは向正面で競走を中止した。

勝ったヴァーミリアン。
先行集団直後、5番手の外を進む。
3角で徐々に進出を開始すると、抜群の手応えで前を捕らえられる位置へ。
残り300で先頭に立つと、最後は少し抑える余裕を見せて、着差以上の内容で圧勝した。
パドックは右前にエクイロクスを塗っていたが関係なし。
それ以上に、俺が一番強いんやというオーラの強さがヒシヒシと伝わってきた。
直前の川崎記念を回避したが、その影響も無く、これでGⅠ4連勝。
日本ダート界最強馬として、3月29日のドバイワールドカップへ向かう。
昨年は大きく離された4着と苦杯をなめたが、メンバー次第で今年はチャンスあるかも。

2着のブルーコンコルド。
先行集団直後、4番手の内を進む。
直線一瞬伸びあぐねる面も見受けられたが、エンジンが掛かると盛り返して2着を確保。
勝ったヴァーミリアンには及ばなかったが、GⅠ5勝馬の意地を見せた。
パドックでは確かに存在感はあった。だが、個人的には他に良い馬がいたので、評価的には真ん中くらいやった。
この辺は私の見る目が無かった。
確かに3走続けて走らなかっただけで7番人気に落ちる馬では無かったよなぁ…。
この後は連覇を目指して船橋のかしわ記念へ向かう。
マイルまでならまだまだやれるだろう。

3着はワイルドワンダー。
丁度中団、8番手の外を進む。
4角でヴァーミリアンの直後に進出し、直線勝負に賭けたが、そこから思った程伸びなかった。
最後は内からブルーコンコルドにも交わされた。
ジャパンカップダートで終い止まってしまったように、やはりマイルまでの方が良いということで、今回は渾身の仕上げ。
それでも勝てなかったのはやはり、GⅠ実績という「格」が足りないのだろう。
この馬もブルーコンコルドと同じく、かしわ記念に向かう。
マイル以下で狙おう。

4着はロングプライド。
スタートで後手を踏んだ。後方から徐々に盛り返し、4角ではワイルドワンダーの直後の外まで進出。
直線では良い伸びを見せたが、前も良い脚で伸びていたので、最後まで詰められなかった。
パドックはこのメンバーに入っても全然見劣らなく、良いデキやった。
この後はアンタレスステークスに向かう。
昨年末の名古屋グランプリで長い距離でも対応出来たので、メンバー次第ではやはり中心で戦える。

5着はリミットレスビッド。
ワイルドワンダーと同じポジション、8番手からレースを進める。
直線真ん中を突いたが、残り200を切った辺りで少し外にササったか。その分の5着だろう。
もう9歳、さすがに上積みがある訳ではなく、このメンバーでは厳しいというパドックでの見解であった。
この後は3月30日の高松宮記念に向かう。
もうさすがに厳しいかな、という感じはする。

6着以下では…

クワイエットデイはパドックでは見劣ったし、マイルのスピードに対応出来ないと思っていたが、6着と健闘。
昨年も3月の仁川ステークス・マーチステークスと連勝したこともあり、暖かくなって状態が上がれば、メンバー次第で。

7着のデアリングハートは良いスピードを見せたが、直線伸び切れなかった。
このレースを最後に繁殖へ上がった。良い産駒を輩出してもらいたい。

メイショウトウコンは直線勝負に賭けたが、伸びを欠いた。
デキはこのメンバーでも見劣らない良い馬体をしているのだが、自分の型に嵌らないと走らない。
その辺を注意して予想をしていこうと思う。

最後に競走中止となったフィールドルージュ。
パトロールビデオで見てみると、スタート直後に何か後脚を捻ったような感じを受けた。
診断の結果は左前脚の蹄冠帯の裂傷だったそうだ。ということはゲートで脚をぶつけたのか。
幸い大事には至らなかった。
人気を背負っていたとは言ってもやはり、無事でいることが馬主にとっては大事なこと。
鞍上の横山典の判断は2年前のオークス同様、正しかったと思う。
復帰までは長引きそうだが、是非復活を期待したい。

ヴァーミリアンが着差以上の強さを見せたフェブラリーステークス。
さすがGⅠだけあって、デキの良い馬が何頭かいて、見応えのあるパドックであった。
いよいよ今月末からは春のGⅠシリーズが始まる。
フェブラリーステークス以上の盛り上がりを期待したい。

チューリップ賞の回顧は明日か明後日に。
コメント
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