9/15~17の2泊3日、ベトナムの青年が我が家にホームステイを
する事になりました。
これはJICAが1984年より22年間に渡り開発途上国を対象に実施する
技術協力の一環として行われており、これら諸国の未来を担う青年
を専門分野別に23日間日本に招聘し、それぞれの分野について学ぶ
とともに日本の人々との交流を通じて相互力を深めることを目的として
いるものです。
研修プログラムの中には日本人家庭においてのホームステイ体験
(2泊3日)ということが含まれており、私たちはそれを、茨城県
国際交流協会を通じて知る事ができ、事前に応募しました。
その後受け入れの心構えやベトナムの文化や言葉(あいさつなど)の
事前研修を受けた後、9/15(金)夜6:30に県の国際交流センターで
対面する事になりました。
事前にお名前や年齢、職業、趣味などのプロフィールを見ていた
ものの(写真はなし)どんな方なのかしら~?とドキドキわくわく
しながら会場へ行くと、協会の方から意外な言葉が...
『すみません~手違いでモエさんのお宅に伺うはずの
方が別の家庭にいってしまって~』
『ど、どうしましょうか~』
『今、電話をして戻ってきてもらいますのでちょっと待っていて
下さいますかー』
『はーい...』
待つ事10数分
この後無事に対面できたのですが、後で実はこの方も私がいただいて
いたプロフィールの方とはちがう事が判明
でも気づいたのは家についてからだったのでそのままにすることに...。
なぜそんなに気づかなかったかというと
彼はまったく英語が(日本語はあいさつ程度)話せなかったのです
英語、日本語がないとなるとのこるは...ベトナム語
事前の研修で彼ら向けの日本語のガイドブック(日本語、ローマ字、ベトナム語
で書かれているもので、主に観光やホームステイで使う言葉の表現集のような
もの)を渡されていたのですが、英語が通じると思っていた私たちは全く
ベトナム語の勉強もしていなかったのです...
それからの3日間、私たちもLONGさんもそのガイドブックを片時も離さず、
食事中はお醤油のシミをつけたりしながらもなんとか話をしようとがんばり
ました
(おかげで食事は毎回2時間くらいかかることに)
でも初めて体験した、言葉が通じない状況、というものは言葉を教える
仕事をしている私に取って大変貴重な経験だったとなりました。
言葉を「使う」際に必要なこと、優先順位は何だろう?ということを
教える立場から観察することができました。
ガイドブックの表現集は「なにが食べたいですか?」「これはいくらですか?」
というような事はのっているのですが、私にはどれが疑問詞でどれが動詞なのか
がわからず、決まった表現以外の事を話したいために文を分解し、それぞれの
語(ベトナム語)の意味することを教えてもらい、さらにそれらをつなぎ合わせて
言いたい事に近いことを言う、という作業が必要でした
会話集などを覚える事は観光レベルでは役立つかもしれませんが
そこで何か言いたい事を伝えたり会話を発展させたりする段階になると
主語、動詞、疑問詞、時制を表す言葉 などが必要だということを体感しました。
「言葉が話せなくても気持ちが通じ合える」といいますが私はそれではあまり
満足できないのです
話してこそ理解できる、理解しようと話をする事が大事である、という考えが
あるからです。
また、それ以前に「伝えたい」「知りたい」という気持ちがあること、が大前提
です。それがなくては言葉があっても話にならないし、言葉がわからなければ
なおさらです。
「言葉」から学んだ事は今回のプログラムで学んだ多くの事の大事な一つでした
する事になりました。
これはJICAが1984年より22年間に渡り開発途上国を対象に実施する
技術協力の一環として行われており、これら諸国の未来を担う青年
を専門分野別に23日間日本に招聘し、それぞれの分野について学ぶ
とともに日本の人々との交流を通じて相互力を深めることを目的として
いるものです。
研修プログラムの中には日本人家庭においてのホームステイ体験
(2泊3日)ということが含まれており、私たちはそれを、茨城県
国際交流協会を通じて知る事ができ、事前に応募しました。
その後受け入れの心構えやベトナムの文化や言葉(あいさつなど)の
事前研修を受けた後、9/15(金)夜6:30に県の国際交流センターで
対面する事になりました。
事前にお名前や年齢、職業、趣味などのプロフィールを見ていた
ものの(写真はなし)どんな方なのかしら~?とドキドキわくわく
しながら会場へ行くと、協会の方から意外な言葉が...
『すみません~手違いでモエさんのお宅に伺うはずの
方が別の家庭にいってしまって~』
『ど、どうしましょうか~』
『今、電話をして戻ってきてもらいますのでちょっと待っていて
下さいますかー』
『はーい...』
待つ事10数分
この後無事に対面できたのですが、後で実はこの方も私がいただいて
いたプロフィールの方とはちがう事が判明
でも気づいたのは家についてからだったのでそのままにすることに...。
なぜそんなに気づかなかったかというと
彼はまったく英語が(日本語はあいさつ程度)話せなかったのです
英語、日本語がないとなるとのこるは...ベトナム語
事前の研修で彼ら向けの日本語のガイドブック(日本語、ローマ字、ベトナム語
で書かれているもので、主に観光やホームステイで使う言葉の表現集のような
もの)を渡されていたのですが、英語が通じると思っていた私たちは全く
ベトナム語の勉強もしていなかったのです...
それからの3日間、私たちもLONGさんもそのガイドブックを片時も離さず、
食事中はお醤油のシミをつけたりしながらもなんとか話をしようとがんばり
ました
(おかげで食事は毎回2時間くらいかかることに)
でも初めて体験した、言葉が通じない状況、というものは言葉を教える
仕事をしている私に取って大変貴重な経験だったとなりました。
言葉を「使う」際に必要なこと、優先順位は何だろう?ということを
教える立場から観察することができました。
ガイドブックの表現集は「なにが食べたいですか?」「これはいくらですか?」
というような事はのっているのですが、私にはどれが疑問詞でどれが動詞なのか
がわからず、決まった表現以外の事を話したいために文を分解し、それぞれの
語(ベトナム語)の意味することを教えてもらい、さらにそれらをつなぎ合わせて
言いたい事に近いことを言う、という作業が必要でした
会話集などを覚える事は観光レベルでは役立つかもしれませんが
そこで何か言いたい事を伝えたり会話を発展させたりする段階になると
主語、動詞、疑問詞、時制を表す言葉 などが必要だということを体感しました。
「言葉が話せなくても気持ちが通じ合える」といいますが私はそれではあまり
満足できないのです
話してこそ理解できる、理解しようと話をする事が大事である、という考えが
あるからです。
また、それ以前に「伝えたい」「知りたい」という気持ちがあること、が大前提
です。それがなくては言葉があっても話にならないし、言葉がわからなければ
なおさらです。
「言葉」から学んだ事は今回のプログラムで学んだ多くの事の大事な一つでした
大変でしたね、でも、楽しそう。。
私は、日本語教師養成講座を受けている時、全くわからない外国語を学習する体験レッスンとして、インドネシア語のレッスンを受けて、とってもストレスを感じたのを覚えています。
言葉ってその複雑さや音、文法などに文化や風土が反映されている感じがしますね。色々な言語を知ったらおもしろいんだろうな~と思いました。
でも私は今の所英語で精一杯!!
yukaさん、日本語養成講座受講されたんですね。じゃあ日本語講師の資格も?とても難しいと聞いてちょっと興味があった時期もあったのですがやめちゃいました~。
でも、資格を取る前に東京で何年も仕事していました。大阪に来て、フリーランスで働き出した時にやっぱり持っていたほうがいいかなと思って、、でも、その知識は教える上ではあまり役に立たないような、すごい細かい内容のテストだったような、、、もう、すっかり忘れました。。
でも、なんとか「伝えたい!」と思うモエさんたちの姿は、きっと素敵だったでしょうね!
実は私も「言葉が通じなくても気持ちが通じる」というのには???です。だっていつまでも腹割って話せなかったらお互いにストレスを感じますよね。
英語は世界共通語というけれど、英語を話せない人はたくさんいます。
そんな中で片言英語だけで、中東・ヨーロッパ・アフリカを回った私の主人は根性座っていますよね。よぉ生きて帰ってこれたものだと思います。
また主人のブログにも遊びに来てください。
モエさんは本当に語学がお好きなんですね!それは「決まった表現以外の事を話したいために文を分解し、それぞれの語(ベトナム語)の意味することを教えてもらい、さらにそれらをつなぎ合わせて言いたい事に近いことを言う、という作業が必要でした」というコメントでわかります。
こんなこと本当に語学が好きでないとできないですよね!という私も英語学習ではなく、言語学習が大好き!!英語も片言ですが、その英語が通じない国に行く時はガイドブックの会話例を参考にいろいろ分解し、穴埋め作業をして自分の言いたいことにつなげていくようなことばかりして、旅行中睡眠不足で観光しているのかなんなのかよくわからなくなることもしばしばあります。
ごめんなさい。また長いコメントになってしまいました。
母国語を客観的に教えるのって難しいと思います。
日本で働いているどれだけのネイティブの英語講師が
そう思っているかはわかりませんが~
でも、本当にいい経験でした~。
またこんな機会があったら積極的に受け入れようと
夫とも話しています
そうそう、私はわりと「英語ができればどこでもOKでしょ~」的な考えだったのですが、しみじみと自分の世界の狭さを実感させられ、反省しました...。
と、同時にこの先一生使うかどうかわからない言語でも
触れると面白くて、毎日本とにらめっこして文の構成を
探ったりしていました!言葉って人間に与えられた最高の道具ですよね。