https://mainichi.jp/articles/20180812/k00/00m/010/091000c
約300人が出席した会合で、首相は同席した河村建夫衆院予算委員長(山口3区)の方を向きながら「委員長としてまさに公正、公平な判断をいただいている」と切り出し、会場の笑いを誘った。石破氏が10日の記者会見で「正直で公正な政治」を掲げたことを踏まえたとみられる。
そのうえで、学校法人「森友学園」「加計学園」の問題を念頭に「国民の行政に対する信頼を揺るがすさまざまな出来事があった。行政府の長として責任を痛感している」と改めて陳謝した。
総裁選で首相の政治姿勢に焦点が当たれば、地方の党員を中心に首相への批判票が石破氏に流れかねないと首相サイドは警戒している。高村正彦副総裁はこの日の会合で、経済、外交分野での安倍政権の実績を評価し、「モリ・カケの問題はあれだけ長く詮索されても、首相や周辺で悪いことは何も出てこなかった。安倍首相の力の一つは反省力だ」と擁護した。首相の実弟の岸信夫衆院議員(山口2区)は「当初は総決起大会と銘打って案内し、安倍首相を囲む会という名前に変わったが、われわれの心は変わらない」と結束を訴えた。
首相周辺も石破氏への批判を強める。麻生太郎副総理兼財務相は11日、北九州市での会合で「派閥を解消しようと言って無派閥の会を作り、石破派を作った」と述べ、石破氏の「言行不一致」を問題にした。
一方、石破氏は11日、鳥取県米子市で講演し「米大統領選のように、憲法・外交・安全保障、経済・財政・社会保障、地方創生、党運営で(それぞれ)3時間、徹底した討論をするのが自民党の責務だ」と提案した。現状では国会議員票で劣勢のため、総裁選の論戦を通じて党員票を掘り起こそうと懸命になっている。【田中裕之、木村敦彦】
首相は連続3選がかかった総裁選について、幕末の志士、吉田松陰の「志定まれば、気盛んなり」などの言葉を引用し「志が定まれば、気力も充実をしてきて、しっかりと、ものごとを間違いなくやり遂げることができる」と述べた。
この日、首相は正式な出馬表明は留保したものの「長州出身の政治家として正しい判断をし、皆さまとともに頑張っていきたい」と強い意欲を示した。
憲法改正については「取り組むべき時を迎えた」と強調した。その上で「自衛隊は違憲だ」とされる状況に終止符を打つことが「自民党の責任であり、今を生きる政治家の責任ではないか。われわれは責任をもって国民にしっかりと説明していきたい」と訴えた。
学校法人「森友学園」をめぐる財務省による決裁文書改竄(かいざん)などについても言及し、「決してあってはならないことだ。二度とこうしたことを起こさないよう、組織を立て直していくことで、責任を果たしていく決意だ」と述べた。
首相は現時点で、すでに党所属国会議員の8割弱にあたる支持を固めている。ただ、24年の総裁選では石破氏が党員票で首相に勝利したことから、首相陣営は党員票の取り込みに力を入れている。(引用ここまで)
毎日新聞 安倍首相「志変わらず」 3選に意欲 2018年8月11日 21時10分
安倍晋三首相(63)は11日、山口市で開かれた自民党山口県連の会合で「6年前、総裁選に出たときの志はみじんも変わることがない」と述べ、9月の党総裁選での連続3選に強い意欲を表明した。そのうえで「志を支える気力、体力が十分かを自らに問いながら最終的に判断したい」と述べ、正式な立候補表明は改めて行う考えを示した。
NHK 安倍首相 総裁選3選に意欲 憲法改正目指す 2018年8月11日 20時57分自民 総裁選
地元、山口県を訪れている安倍総理大臣は自民党山口県連の会合で、「『まっとうな政治』とは、しっかり仕事を作って結果を出していくことだ」と述べ、これまでの政権運営の実績を強調し、来月の自民党総裁選挙での3選に意欲を示しました。また、安倍総理大臣は自衛隊の存在を憲法に明記するため憲法改正を目指す考えを重ねて示しました。
安倍晋三首相は11日、山口市内で開かれた自民党山口県連の会合で講演し、9月の党総裁選に関し「6年前総裁選に出た時のあの志は、みじんも変わるところがない」と述べ、3選を目指して立候補することに強い意欲を示した。その上で「志を支える気力、体力が果たして十分かを自らに問いながら最終的に判断したい」と語った。
会合では、高村正彦副総裁や河村建夫衆院予算委員長らから出馬への期待が相次いで示された。首相は今年が明治維新150周年に当たることに触れ、「長州出身の政治家として正しい判断をし、皆さまと共に頑張っていきたい」と強調した。
首相は総裁選で争点となる憲法改正について「いよいよ取り組むべき時を迎えた」と指摘。自衛隊違憲論があることに触れ、「この状況に終止符を打つ大な責任を持っている」と述べ、9条への自衛隊規定追加の必要性を訴えた。
経済運営をめぐり、「(アベノミクスの)3本の矢で挑戦した結果、国内総生産(GDP)は過去最高を記録した」と成果を強調。幼児・高等教育無償を推進する考えを示し「全ての子どもたちが経済的な理由によって進学できないということのない日本をつくっていきたい」と語った。
外交・安全保障では、特定秘密保護法や安全保障法制を挙げ、「大きな反対に遭ったが、国民を守るために必要な情報がはるかに入るようになった」と主張した。
首相は今月下旬にも総裁選出馬を正式表明する。10日に出馬表明した石破茂元幹事長との事実上の一騎打ちの構図となっている。(引用ここまで)
テレビ朝日 安倍総理が出馬に強い意欲「6年前と志変わらない」(2018/08/11 19:05)
http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000133879.html
地元の山口県を訪問中の安倍総理大臣は、支持者らを前に「6年前と志は変わらない」と述べ、来月に迫る自民党総裁選挙での再選に向けて強い意欲を示しました。
安倍総理大臣:「6年前に総裁選に出た時の志は、みじんも変わることはない。そのうえで志を支える気力、体力が果たして十分か、自ら問いながら最終的に判断していきたい」
また、自衛隊に違憲論があることについて「この状況に終止符を打つ責任がある」と強調し、「戦力の不保持」を規定する2項を維持したまま3項に自衛隊を明記する憲法9条の改正に強い意欲を示しました。すでに立候補を表明している石破元幹事長は、2項を削除して自衛隊を「戦力」に位置付けるべきと主張しています。安倍総理としては総裁選で憲法改正を争点とすることで再選された後の改正論議に道筋を付ける狙いもあります。(引用ここまで)
日テレ 安倍首相3選に向け意欲 自民党総裁選 2018年8月11日 18:26
http://www.news24.jp/articles/2018/08/11/04401217.html
9月の自民党総裁選挙をめぐり、安倍首相は11日、第二次安倍政権が発足した6年前と「志はみじんも変わることはない」と述べ、3選に向けて意欲を示した。
安倍首相「私も6年前、総裁選挙に出た時の、あの志はみじんも変わるところがありません。しかし、その上で、この志を支える気力、体力、果たして十分であるかということを、自らに問いながら、最終的に判断をしていきたいと、こう思う次第でございます」
また、憲法9条を改正して自衛隊を明記することについて「大きな責任を持っている」と述べ、改めて決意を強調した。安倍首相は今月末にも正式に総裁選への立候補を表明する考え。
一方、10日に立候補を表明した石破元幹事長は、11日の講演で安倍首相への対抗心をあらわにした。
自民党・石破元幹事長「国会議員の7割が安倍さん支持、そのように言っています。本当に今の政策でいいんですか。今の党のあり方でいいんですか」
石破氏は、安倍首相との対決姿勢を鮮明にすることで、安倍政権への批判票を取り込みたい考え。
また、立候補を目指す野田総務省も「精いっぱいできる限り歩んでいきたい」と述べ、立候補に必要な国会議員の推薦人20人確保に全力を尽くす考えを強調した。(引用ここまで)
FNN 安倍首相“戦う姿勢”強調 総裁選へ意欲 08/11 18:01