日本へ (2008/9/4～2008/9/18) ・函館

ジャパンレイルパスをフル活用するためには、遠くに行くほどお得。それも高い新幹線を使えば尚お得。というわけで、軽井沢から戻るなり、北海道4泊5日の旅に出発。ＪＲのパスで行く北海道、つまり列車の旅なのです。実際、時間的には結構無謀でした・・・。

東京から八戸までは新幹線、そこからさらに特急で函館へ。札幌まで行くとなると、丸一日電車の中になるので、函館でストップ。北海道までは飛行機では行ったことがありましたが、さすがに電車だと遠さが身にしみました。青函トンネルに入るところで、「世界一長い海底トンネル」とアナウンスが入り、ダニィにはちょっと得意げに説明できて嬉しかったりして。

トンネルを抜けると北海道。電車は海沿いを進み、眺めが美しい。家の作りや色が少し違って北海道だなあと感じる瞬間でした。

函館につくともう夕方でした。もはやお得意さんとなっている東横インに直行し、時間の無い私たちはすぐに外出。ここの東横イン、朝食だけでなく夜はカレーのサービスもありました。でもせっかく北海道に来たからには、やはりその地のものを食べませんと。

とはいえ、どこで食べるか・・・これがなかなか難しい。函館はモダンな町で、おしゃれなお店もたくさんあるようですが、ダニィは観光客相手のところには行きたくないとか言う。だんだん面倒臭くなって、屋台風のお店が並んでいる一角のお店に入り、なんとかほっけ、蟹雑炊、イカの焼き物なんかを食べました。お店のおかみさん風の人がとても感じがよかったので、取り敢えずダニィもご機嫌の様子。

函館のお薦めスポットというと、誰もがすぐに「夜景」をあげてきますね。ホテルでもバスとロープウェイを組み合わせたチケットなんかも売っていてお得感を促してくる。「夜景を楽しむ」のは日本人独特のものかわかりませんが、最後のバスが終わり、タクシーで行かれたら？というホテルの人の言葉に、ダニィはそこまでするほどの価値がどうしても認められないようでした。

そこで夜景スポットの函館山に向かって散歩がてらに歩いてみることに。寝るには早いし、山頂に行かなくとも函館の町だけでも折角だから見るのも悪く無し。ホテルの人には歩いて函館山までは絶対に遠すぎ、着く頃にはロープウェイも終わっていますよと念を押されました。

ところがです。ロープウェイ乗り場まで15分くらいで着きました。途中観光地の赤レンガ倉庫なんかもしっかり見たのに。折角なのでロープウェイで山頂に行き、有名な函館の夜景も鑑賞しました。きれいでしたよ～。やはりお薦めなだけありますね。函館の街が海に挟まれている形で、その特殊な形が効果をあげているのです。
なので、函館の駅から充分に歩ける距離です。函館山の手前には観光スポットの３つの教会もありました。

時間のない私たちは函館を十分に見ることができませんでしたが、駅の近くの朝市は楽しかったです。夕張メロンをお店のおばさんが1800円から1500円にしてくれたのを、ダニィはさらに1200円にまけさせろと言う。私はもう恥ずかしいので、「ガイジンは遠慮がないのですみませんね～」みたいに言い訳をしたのをダニィに説明すると、「このガイジンがまけろと言っている」と説明したと解釈して、友人たちに「主人ではなく、このガイジンが～と言ったんだ」と言いふらしています。
でも実際「ガイジンさんが～」は効力ありと思うけど。