チャムとウイジとナナとモモ

アメリカ生まれのチャムとウイジの近況を、
日本のおじいちゃんに報告してます。
通りすがりの方も、どうぞごゆっくり~。

新幹線

2013-04-24 | 育児
京都に向かって、新幹線で出発!!



大興奮で静かにしているチャム。



電車に乗りながら、電車の勉強をする程の電車好き。



起きてられないウイジ。



おまけ。
渋谷で、ケーキの小ささに感動して写真を撮ってしまいました。


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先週末、鯉のぼりと兜を出しました。
兜と言うか、全身鎧なんですけどね。
家もぐっと狭くなったし、庭もパティオだけだから出せるかな~と思ったけれど、どちらもピタッと入る場所を見いだし、綺麗に収まりました。
これでチャムも将来出世が約束されましたな。

さてチャムの英語の授業ですが。
ええ、バイリンガルの家に産まれれば、子供は自動的にバイリンガルになるのだと思っていた時期が、私にもありました。
実際、そういうもんでもないんですねえ。

バイリンガル家庭でしっかりバイリンガルになる子は、親と本人の恒常的な努力によるものなのです。
だって日本で生まれて日本語オンリーで育てても、皆がちゃんと日本語でしゃべってるわけじゃないし、漢字の読み書きが出来ているわけじゃないではないですか。
特に、どの言語もまだ獲得していない乳幼児にとって、始めから二カ国語入って来るわけなので、個体差はあれどスムーズにしゃべり出すのは中々難しい事のようです。

アーバインはバイリンガルの家庭が特に多い地域です。
英語圏以外からの移民家庭も含めれば、英語が母語でない子供達が相当数存在します。
デイケアやプリスクールに来る子供達と先生にとっての初めてぶつかる問題が、言葉の壁。
初めての登園で戸惑う幼児の姿など、日本でも今時分よく見かける事でしょう。
が、更にその上、先生と言葉が通じないと言う・・・。
考えるだに大変な事が起こっているのです。

バイリンガル家庭に話しを戻しますが、チャムの様にチャム語しかしゃべれない子供も、かなりおるわけなのです。
地域の行政も無視できない程の数の様で、なんとか小学校に上がる前に子供らのサポートをしないと、学級が成り立たないじゃあーりませんか。
というわけで、アーバイン区は英語(は公用語なので、単に「会話」と言います)の補講を無償で提供しているのです。

まあ素敵。
サンタバーバラでもチャムにスピーチ学校を探して、通学する予定で沢山の試験と検査をしたのですけれど、始まる前に引っ越してしまいました。
しかもサンタバーバラの補講校は私立で、お母さんの大学時代の学費の5倍が消えて行く算段でしたので、それが無料だなんてラッキー。

だが只より高い物はなし。
チャムを連れて、何度も何度も試験や検査をし、様々な専門機関を受診し、山のような書類に記入しなければなりませんでした、し、今もやっています。
今通っているプリスクールとの連携も大事なので、英語学校との間に入ってこの書類をあっちへ、この報告をこっちへ。

書類記入も全て英語ですから。
これは言語習得に難有りな子供を抱えているであろう、自分も英語習得に難有りな親御さん達にとっては、完璧にこなすのは不可能なのではないでしょうか。
お母さんも書く方はほとんどお父さんに丸投げったちゃんですよ。
色んな機関にアポイントメントを取る電話とか、時々時間の聞き取りを間違えて失敗したりするし。。。

ほんで、先日言っていた送り迎えも含めデスよ。
結構な負担が保護者にかかって来ます。
我等夫婦の合い言葉は、三銃士のあの台詞をもじった「全て、チャムの為に。All for chamu!!」です。

この一連の行政参りで、今のところ良かった事と言えば、視力聴力に問題は無く自閉症ではないという診断結果だけですよ。

逆に言えば、それさえわかればもう満足でございます。
良かった良かった。
後はまあ、頑張れチャム!
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