たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

過ぎた時間は戻らない

2019年04月07日 18時02分15秒 | 日記
 日曜日の午後、今日もまた自転車に乗って数少ないカフェのひとつにやってきました。昨日は一軒目に行ったところが禁煙席満席だったので30分ぐらいかな、また自転車を走らせて次の店へ。足腰が痛いです。それでもこういう時間は必要。次に電車に乗るのは一週間後、月組のライヴビューイングまで予定はありません。電車代が都営地下鉄や市営地下鉄並みに高いので、確たる目的がないと電車には乗れません。大都会から戻ってきた半異邦人のわたしにはとってもへんな感じです。

 朝ガスでお湯を沸かして、スタバのタンブラーにコーヒーを淹れていたらまた弟に怒られてしまいました。ガスにやかんをかけながら洗顔してコンタクトレンズをいれたいので火を弱めにしてかけていたら、強火でないと無駄だし、コーヒーはカップに一杯で十分、飲みすぎだ、だからおトイレが近いんだって。ここ数年ティファールを使ってきていたし前の部屋は電磁調理器だったのでガスを使うこと自体が久しぶり。生まれ育った所なのに慣れない田舎生活、ひとつひとつが慣れないことばかりで自分ダメな奴なんだなってまたへこみました。

 暖かくなってきたので昨年9月に申し込んでいたレコードの買取、段ボール箱を受け取ったまま、なかなかできていなかった箱詰めをようやくすませて明日午前中の集荷を頼みました。妹の部屋に遺っていたものとあわせてLPレコード26枚、EPレコード13枚。デジタル音源がある今は本と同じくほぼゴミ同然だと思います。それでも若かりし頃に想いをもって購入したものばかりなので一枚一枚拭きながら見返しつつ段ボール箱へ。一応表だけ写真とりました。当初は中に入っている歌詞カードなども撮っていたのですが終わらないので止めました。過去と別れていくために思い切りは大切。





 わたし20代の頃ALFEEが大好きでした。追っかけと人に笑われるようなノリであっちこっちのコンサートに行っていました。妹もなぜかある時からALFEEのコンサートに行くようになり仲間ができて、遺されたチケットをみると亡くなる前年もコンサートに出かけていたようです。仲間だった女性4人がお通夜にきてくれました、突然亡くなったらびっくりですよね。わたしは一緒にコンサート行ったことありません。妹が慕ってきたこともあったけれど拒みました。理由は4月1日のカウンセリングスクールのつぶやきメモに書いたとおりです。今さらこれ以上自分を責めても過去は変わりません。他には中島みゆき、尾崎豊、山口百恵、薬師丸ひろ子、アグネス・チャン。送料先方負担の上、買取不可能なものは無料廃棄を頼めるので、自分で思い出を処分しなくてすみます。お金もかかりません。何年か前にもネットであたった業者に問い合わせ時、ALFEEは飽和状態なので引き取れないと言われました。若かりし頃同じように夢中になった同世代が断捨離でみんな手放しているということなんでしょう。過ぎた時間は戻ってこないので、これからの人生を生きていくために、こうしてひとつひとつ過去とお別れしていきます。

 明日の朝は2カ月に一度のガレキゴミの収集日。大きいものは弟に車で運んでもらうしかありませんが自転車に乗せて往復できる範囲でわたしもがんばろうと思います。平成の終わり、できるだけ必要ないモノたちとお別れしてスッキリした状態で令和を迎えたいです。母が遺した梅干しをつけた容器、5人分の茶碗蒸しの容器、ケーキをつくるための器具、わたしたちを食べさせるために和裁の内職で使った裁縫箱、使わなくなった食器、妹が小物入れや裁縫道具入れに使っていた大量の空き缶、貯金箱に小物入れ、リサイクルショップに売れなかった花瓶などなど。父が遺した置物もいくつもあるけど今回は無理かなあ。デカい家だから気づきにくかったし、捨てることを全く考えなかった結果あふれかえっている必要ないモノたち。今はたくさんのモノたちから解放されたい一心です。家族は幸せなものだと信じて疑ったことがなかった子ども時代、いや、妹が悪徳商法にひっかかったのをきっかけに家の中がひっくり返り、母が発症する20代前前半頃まではそう思っていたかな。確かに幸せだった子ども時代を含めて全ては過去。ここらへんで戻らない過去の時間から自分を解放してあげたいです。

 こうして自分は一年住んだか住んでいないかの家の荷物をせっせと片付けていても、耐震性弱そうな瓦屋根のごつい家、おそらく不動産としての価値はなく、家財処分と解体で何百万もかかるっぽい、必要経費を上回る金額で土地が売れればいいけど売れなかったマイナス。ないと困りますが、持つってほんとに大変なこと。次の居場所を見つけるためには、また初期費用に何十万もかけて部屋を借りないとむずかしい可能性は高いです。せめて駅まで徒歩15分以内ならと思いますが自分の努力ではどうにもなりません。買えるだけの資力はないので賃貸を続けるのか。家賃は大きいですが解放されたい、でも隣や上下にどんな人場住んでいるかわからない集合住宅の難しさもわかっている。これからどこでどうやって生きていけばいいのか・・・。

 そろそろ、年金と自分で契約している個人年金基金で毎年いくら入ってくるのか勘定しないといけない年齢になってきているのかな。でも今はまだ考えたくありません。考えられません。老後という言葉は好きじゃありません。自分の荷物もまだまだ整理し切れないし、歯を治さないとけないし、仕切り直しをしないといけないこともあります。今はこれまで噴きだまってきた諸々に区切りをつけたいばかりなり。

 車社会に挫折して、郷里に戻ってきてから社会の生産性になんら関与していない自分、オマエがゴミなんじゃないかとふと思ってしまいました。いやそんなことを思ってはいけない、これから本当に自分の人生を生きていくために今の時間があるんじゃないか。雪組から専科を経て星組トップスターになった安蘭けいさんが、死ぬこと以外は失敗ではないという名言を残しているそうで、努力しても報われなかったこともあるという元ジェンヌさんがブログに書いている言葉も沁みてきます。

 過去は戻らない。これからの時間を生きていくために今自分の感性に訴えかけてくることと向き合う。区切りをつけて自分のために生きていく。それでいいんだよ、自分・・・。

 眠れないのがいちばんきついので眠剤を半畳のんで就寝する日々、それでも眠れないときは3時を過ぎた頃あきらめてもう半錠、どうにか7時間弱の睡眠を確保できています。今夜は早めに休まねばね、眠れますように・・・。


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