たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

著名な人物や組織に対する報道においても、一定の節度や倫理が求められるべき

2023年12月09日 17時39分27秒 | 宝塚

トヨタ、ダイヤモンド社を民事訴訟提起 - Car Watch (impress.co.jp)

「トヨタ自動車は12月7日、真実と異なる内容により同社の名誉を毀損する報道について、株式会社ダイヤモンド社とその関係者を提訴したことを明らかにした。

 東京地方裁判所に12月6日に提訴した請求内容としては、株式会社ダイヤモンドと同社関係者に、損害賠償および謝罪広告等を請求した。

 今回の民事提訴について、トヨタでは「昨今、一部のメディアにおいて、著名な人物や組織に対しては、杜撰な取材や臆測による揶揄や誹謗中傷、名誉毀損も許されるとするかのような風潮も見られますが、名誉毀損に対する社会の意識が年々高まる中、著名な人物や組織に対する報道においても、一定の節度や倫理が求められるべきと考えております。この度、報道を受ける側の立場から、健全な報道のあり方について声をあげ、このような問題について一石を投じることに繋がればとの想いもあり、今回、提訴に踏み切りました」とコメントしている。」

 

 トヨタの主張は現在の宝塚歌劇団がおかれている状況にもあてはまると言えます。ご遺族代理人は本来一般に公表するべきではない故人のLINE記録を記者会見で出して、劇団が守っている故人の尊厳に泥を塗ったようにみえます。個人情報保護法は亡くなった方は対象にはならないそうですが診療記録は個人情報の最たるもの。報告書の黒塗り部分におそらく故人の自死に至った心情が読み取れる内容が記載されていると思われますが劇団はそこを必死に守っています。記者会見を全部見る気になりませんが最後は恫喝のような文言で締めくくられたようで、ご遺族の本心がどこにあるのかわかりませんが代理人の本心はなんとなく見え透いてきたように思えます。なにがなんでもパワハラはあったことにして、劇団が全部悪い、劇団は悪という印象を植え付けるようなニュースを一斉に流させるために記者会見をして騒いで話を大きくしています。誰に謝罪をさせたいのかはみえませんがゴールは多額の和解金(損害賠償金)と過労死弁護団の宣伝でしょうか。訴訟がなければ多額の報酬は入ってこない商売。持ちかけたのか依頼があったのか。タカラジェンヌの自死がセンセーショナルに利用されてしまっています。なんだかものすごく気持ちの悪い方向へと流れているように感じます。劇団の弁護士が立ち会って、ご遺族と劇団、宙組とで直接話し合いができればよかったと思いますがご遺族代理人が出て来てしまったのでややこしくなりました。着手金と高いと言われている弁護料の支払いが行われているでしょうからもう戻ることはできません。劇団の弁護士が挑発にのることなく冷静に対処していると思われるのが救いです。

 

宝塚歌劇団員死亡 遺族側「主要なパワハラは15ある」 LINEやり取りなど劇団に提出した証拠公表|社会|神戸新聞NEXT (kobe-np.co.jp)

「宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の俳優の女性(25)が9月に急死した問題で、遺族の代理人弁護士は7日、東京都内で会見を開き、上級生らのパワーハラスメントがあった証拠として、女性と母親とのLINE(ライン)でのメッセージのやりとりなどを公表した。これらを含む意見書を5日付で歌劇団に提出したと明らかにし、パワハラを認めなかった歌劇団側の調査報告書を誤りだと批判した。

 遺族側は、新人公演のまとめ役だった女性に対して歌劇団が過剰業務を課し、上級生が執拗に叱責したことがパワハラに該当すると主張している。

 遺族代理人を務める川人博弁護士らが会見。遺族側が主張している主なパワハラは15に上るとし、意見書のほか、女性と演出家や上級生、母親とのラインでのやりとりなどを示した。

 意見書によると、女性は9月1日、新人公演の配役の連絡を巡って上級生から叱責されたという。2日には上級生3人が稽古終了後に女性を呼び出し、「責任を取れ」「もう後がない」などと怒声を浴びせたと指摘した。

 その後、2日午後11時50分ごろに「まだかえれんわ」「上の人おるから」と母親にラインでメッセージを送信。翌3日には「ごめんなやめたいやめたいいって」「もう決めたから」「結構きつくて」などと追い詰められた心情をつづっていた。

 遺族側はほかに、女性が2021年8月、上級生にヘアアイロンで額にやけどを負わされたと主張。女性は当時、ラインで母親に「わざとな気がする」「さいあく」などとメッセージを送信しており、意見書には、痕が残った額の写真や医師の見解なども添えて提出したという。

 川人弁護士は、劇団を運営する阪急電鉄の親会社、阪急阪神ホールディングス(HD)の角和夫会長の責任にも言及。「企業トップとして、責任を果たしてもらいたい」と会見への出席や遺族への直接の謝罪を求めた。

 一方、宝塚歌劇団は「意見書や会見の内容等も踏まえて改めて事実関係の精査を行う。ご遺族に改めて正式な謝罪を申し上げる機会をいただけるよう努める」とコメント。阪急電鉄は「ご遺族の気持ちや考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に対応する」などとした。

 遺族側と歌劇団側の次の面談交渉は12月後半を予定している。(末永陽子)」

 

ご遺族代理人からの意見書の受領について | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ (hankyu.co.jp)

「このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。

12月6日(水)に、当方代理人を通じて、今回の件に関するご遺族の代理人からの意見書を受領いたしました。弊団としましては、11月14日に公表した調査報告書の内容のみにとどまることなく、意見書や本日のご遺族代理人の会見の内容等も踏まえて改めて事実関係の精査等を行うとともに、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議してまいる所存です。ご遺族には、改めて正式な謝罪を申し上げる機会をいただけるように努めてまいりたいと考えております。」

 

みねりちゃん、キキちゃん、宙組生、どうか無事でいてくださいね。毎日祈っています。

 

 


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