【岸田内閣】:支持率「危険水域」目前で自民に動揺…“青木の法則”50%割れなら一気に政局
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田内閣】:支持率「危険水域」目前で自民に動揺…“青木の法則”50%割れなら一気に政局
「危険水域」は目前だ。
時事通信が9~12日に実施した世論調査で、岸田内閣の支持率が前月比12.0ポイント減の32.3%に急落。自民党内に動揺が広がっている。
昨年10月の政権発足以来、最低の数字だっただけでなく、不支持率も一気に11.5ポイント増の40.0%にハネ上がった。不支持が支持を上回るのはJNN、朝日新聞の調査に続き3例目だ。いずれも、岸田政権で初めて不支持が上回った。
中でも時事の調査は個別面接方式のため信頼性が高く、30%を割り込むと政権運営が困難になる危険水域とされる。
支持率ガタ減りも再浮上の材料が出ず…(岸田首相)(C)日刊ゲンダイ
「菅政権が退陣に追い込まれた時に近い水準まで落ちてきた。支持率が軒並み急落しているのは、安倍元首相の国葬と、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)の問題が原因でしょうが、再浮上の材料も見当たらない。困ったことに、党内では『青木の法則』も話題になり始めたようです」(官邸関係者)
「青木の法則」とは、“参院のドン”と呼ばれた青木幹雄元官房長官が提唱した法則で、内閣支持率と与党第1党の支持率の合計が50%を割ると内閣が倒れるというもの。今回の調査で、自民党の政党支持率は前月比1.9ポイント減の22.4%。内閣支持率32.3%と足すと54.7%と、たしかに“青木率”を意識せざるを得ない局面になってきた。
◆総理周辺は菅前首相の動きを警戒
菅前首相は非主流派をまとめる(岸田首相=左)/(C)日刊ゲンダイ
このまま国葬を強行すれば、下落傾向に拍車がかかるのは確実。支持率が30%を割り込み、青木率が50%を切れば、「岸田降ろし」ののろしだ。
今月に入り、菅前首相と二階元幹事長がステーキハウスで会食するなど、これまで党内でおとなしくしていた非主流派の動きも活発化してきた。国葬で菅氏が友人代表として弔辞を読むことも注目を集めている。
「菅さんは明らかに発信を増やしていますね。官邸に伝わることは承知で、岸田政権の批判も口にしている。国葬後には、ロシアによるウクライナ侵攻や安倍元総理の死去で先送りしていた勉強会をいよいよ発足させるのではないか。非主流派や無派閥議員が菅さんを中心に結集すれば、大きな脅威です。安倍派が分裂して、一部が菅さんと組む可能性もあり、総理周辺は警戒している。後ろ盾の麻生副総裁が沈黙を続けているのも不気味です」(官邸関係者)
集団指導体制で急場をしのぐ安倍派は、国葬後に正式な後継会長を決めるというが、誰が次期会長になってもシコリが残る。国葬が終われば、党内政局が一気に動きそうだ。
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■http://www.asyura2.com/22/senkyo288/msg/208.html
元稿:日刊ゲンダイ DIGITA 主要ニュース 政治・社会 【政治ニュース・岸田政権・世論調査】 2022年09月16日 13:20:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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