【橋下徹氏】:中条きよし議員の高利貸し付け 法律違反の利率は「書かない」契約書の議論に意味なし
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【橋下徹氏】:中条きよし議員の高利貸し付け 法律違反の利率は「書かない」契約書の議論に意味なし
元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が、11日放送のカンテレ「ドッとコネクト」に出演。一部週刊誌で日本維新の会の中条きよし参院議員(78)が違法な高金利で知人に金を貸し付けていた疑惑を報じられた件について言及し、「契約書の問題じゃない」と繰り返した。
共演していたハイヒール・リンゴ(62)が、まず根本的な疑問を投げた。中条氏に「歌もヒットして男前やったし、時代劇やってもシュッとして三味線もって…なんで政治家になったのか分かりません」と言い、MCの石井亮次フリーアナウンサー(47)ともども、橋下氏を“維新生みの親”として、解説を迫った。
橋下氏は「契約書の問題じゃない」とフリップに手書きで掲示し「今のメディアの議論が全然、ピント外れなんですよ」。維新側は契約書に「金利60%と書いてない」と主張し、週刊誌発行元側は「書いていた」と反論している。
これに、橋下氏は「そもそも、60%っていうのは利息制限法の違反。民事上無効の金利は、あえて契約書には書きませんよ。刑事罰にもなってしまうから。これは口約束でやるんです。だから契約書の問題じゃない」と説明した。
また、週刊誌の発行元側が「書いてますと言っても、借りた側の訂正印しか押してない」と指摘。「中条さんの印がなければ証拠にならない。結局、これは、借りた側が利息を払った証拠を出してからの話になる」と続けた。
あくまでも借りた側が「60%以上の利息を払った証拠が出てきてからの話」としたが、一方では「こういったケース、普通は現金で払うから、証拠は出てこないんですよ。契約書を議論しても仕方がないし、今ぐしゃぐしゃ言ってても、しょうがないんですよ」と証拠への不安点も突いた。
リンゴは、そもそも「なぜ?」の疑問点がさらにわいたようで、再び「なんで維新は擁立したんですか?」と橋下氏に質問。橋下氏は「(維新を)作ったのは僕ですけど、決めたのは僕はもう関与してません」と強調。ただ、中条氏が政界入りする前、リンゴも含めて関西の番組で共演した際には政治への意欲を感じたという。
その流れから、橋下氏は、現状の維新へも疑義を投げかけた。
「ただ、維新として支持率が下がっている今のひとつの要因は、票を集めようとしているところ。とにかく名前が通ってる人を集めるっていうのが、有権者からしたら、維新もしかしたら昔とちょっと違うんちゃうの? っていうのは感じているかもしれない」
橋下氏は知事、市長時代、何をしたいのか明確に掲げた上で、それを実行するために、府民、市民の協力を求めるスタイルを貫いてきた。「議席数を増やすことが先なのか、何をやりたいから議席数を増やすのか。そこが違うと思う」と現状の維新の苦戦を分析していた。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・日本維新の会の中条きよし参院議員(78)が違法な高金利で知人に金を貸し付けていた疑惑】 2024年05月11日 20:04:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。