【政界地獄耳・11.02】:立憲・国民両党を合併させ、大きな野党作りこそ連合の役割
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・11.02】:立憲・国民両党を合併させ、大きな野党作りこそ連合の役割
★国民民主党が中途半端な与党になるかどうかはいまだ不透明だが、読売新聞によれば選挙中の10月24日、連合会長・芳野友子は「横浜市の3カ所では立憲民主党代表・野田佳彦と並んで街頭演説を行い、その後立憲と国民民主が競合する神奈川19区(横浜市都筑区・川崎市宮前区)に入り、国民候補の応援演説だけを行った。立憲からは『わざわざ競合区に入る必要はなかった。今後の協議に影響が出かねない』(幹部)と懸念の声も出ている」(抜粋と加筆)と指摘されている。<button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button><button class="sc-1gjvus9-0 cZwVg" data-cl-params="_cl_vmodule:detail;_cl_link:zoom;" data-cl_cl_index="26"></button>
衆院候補をそろって応援する連合の芳野会長(右)と立憲民主党の野田代表=24日、横浜市旭区(神奈川新聞社)
★結果19区は自民党新人の草間剛が64315票で当選、立憲民主党新人・佐藤喬は50857票で落選。国民民主党新人・深作ヘススは50578票だったが比例で当選した。ちなみに同選挙区では共産党も出馬しており9008票だった。この複雑な結果ながら芳野は大喜び。立憲が公示前の98議席から148議席、国民が4倍の28議席に躍進したので口が軽くなったか先月28日の会見では「共産党と候補者調整をしたり、共に闘ったりした(過去の選挙の)結果を見ると、共闘しなくてもやはり勝てる」「連合としては共産党との関係(解消)の考え方を立憲に説明し、理解をいただいている中での今回の結果だ。それはもう明らかになったのではないか」と共産党嫌いの持論が功を奏したと自信満々に語った。しかし誰が見ても今回の選挙の争点をリードしたのは自民党の裏金問題の追及。共産党機関紙「しんぶん赤旗」や同「日曜版」がスクープを連発し、大きな広がりを見せたに他ならない。立憲・国民はそこに乗っかっただけ。
★ことに選挙終盤に自民党が裏金非公認になった候補8人にもいわば公認料ともいえる2000万円が振り込まれていたことが決定打となったのは明らか。芳野のお粗末な発言は相変わらずの政治音痴ぶりを発揮したが、この調子で立憲・国民両党をコントロールできていると考えているなら勘違いにもほどがある。連合の役割は両党の対立をあおるのではなく合併させ、大きな野党を作ることではないのか。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません4。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2024年11月02日 07:43:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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