【政界地獄耳】:立憲民主党の支持率急落は当然か/04.15
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:立憲民主党の支持率急落は当然か/04.15
★新型コロナウイルス感染が日本全土を覆う中、14日、自民党の元環境相・望月義夫の死去に伴う衆院静岡4区補欠選挙が告示された。コロナ禍後、初の国政選挙で安倍内閣のコロナ対策や緊急経済対策による休業補償、経済崩壊と生活崩壊がおのずと争点になるだろう。一方、政府の無策を現場で受け止める自治体の問題点や、若者も生活の不自由さから補選に関心を持つ可能性が高く、次期衆院選を占うのみならず、安倍政権への評価につながる全国注目の選挙になるはずだ。
★ところがコロナのせいで選挙戦も集会が開けない、握手ができないなど従来の選挙戦が展開しづらく、立候補者は政策や主張の浸透に苦慮する。また各陣営への応援もままならず、東日本大震災後の苦労とはまた違った選挙戦になりそうだ。自民党選対委員長・下村博文は党本部で「国民の平常な生活を取り戻すように声を受け止める」と述べ、立憲民主党国対委員長・安住淳は国会内で「感染症対応での政府に対する不満の受け皿になりたい」とした。与党は弔い選挙。野党は野党共闘を組んだ野党統一候補で政府のコロナ失政を突くはずだが、野党各党の動きがあまりに鈍い。応援に行けないから何らかの知恵を絞ろうという気概もなく、東京からの援護射撃では心もとない。
★自民党ベテラン議員が言う。「自民党は議員に地元帰省自粛が通達された。動きにくい。野党は政権の脆弱(ぜいじゃく)さを徹底的に突くチャンスだが、統一候補を立てながら合同選対本部の設置を見送り個別に応援という消極的対応に出た。コロナで選挙が遠のいたと思ったら、野党は途端にぐずぐずだ」。おりしも最新の産経新聞とFNN合同世論調査では、支持率野党第1党・立憲民主党が3・7%と急落し、日本維新の会が5・2%と野党トップに躍り出たのも当然か。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2020年04月15日 09:14:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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