【熊本県】:熊本産アサリ、産地偽装問題受け制限していた出荷先拡大へ 偽装防止策が整ったと判断
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【熊本県】:熊本産アサリ、産地偽装問題受け制限していた出荷先拡大へ 偽装防止策が整ったと判断
熊本県は30日、輸入アサリの産地偽装問題を受けて、熊本と福岡県に制限していた熊本産アサリの出荷先を、6月11日から拡大することを決めた。独自のトレーサビリティー(生産流通履歴)制度などの偽装防止策が整ったと判断した。ただ流通の一部を担う認定工場が限られるため、当面は西日本を中心に販売される見込みだ。
熊本県は流通過程を記録するデータベースを構築。漁協や水産業者は水揚げや入荷の日時などを登録し、砂抜き・選別などの作業は認定工場で行う。県や県漁連が流通過程で不正な取引がないかどうか監視する。
販売は県が認証した協力店に限定する。店頭には産地証明書を掲示し、記載されたQRコードをスマートフォンで読み取ると、出荷漁協や水揚げ日を確認できる。
県庁で30日にアサリのブランド再生の協議会を開催。終了後、蒲島郁夫知事は「より正確に、正しく流通したアサリを出荷できる」と話した。
県は、熊本と福岡の約370の協力店で試験的に販売し、対策の運用方法などを確認。出荷拡大に向け、協力店への参加事業者を募集している。現在、認定工場は熊本と山口県の計5カ所にとどまっている。
アサリの産地偽装を巡っては、農林水産省が2月に公表した販売実態調査で、熊本県の漁獲量を大幅に上回る「熊本産」の流通が判明。県は出荷を停止し、4月中旬に漁を再開した。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・ 地方自治・熊本県・輸入アサリの産地偽装問題】 2022年05月30日 23:33:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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