【新型肺炎】:新たに66人感染で船に緊迫感 郵便物受け取り可も
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【新型肺炎】:新たに66人感染で船に緊迫感 郵便物受け取り可も
乗客が新型コロナウイルスに感染したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で10日、新たに65人の感染が判明した。香港人の男性乗客(80)の感染が1日で、下船した香港で発覚して以降、9日までの感染者は70人だったが、倍増の136人となった。自衛隊の災害派遣車両が出動するなど船の周辺は緊迫。前日9日に運営会社が旅行費用全額の返金を決めたのもつかの間、乗客は止まらない感染者増に不安を募らせた。
各国報道陣が集まったダイヤモンド・プリンセス(撮影・村上幸将)
◇ ◇ ◇
午後2時ごろ、白い防護服を着た担当者の動きが激しくなり、消防車や救急車が相次いで駆け付けた。同3時過ぎには、自衛隊の災害派遣車両が2台、船に横付けされた。隊員は大型のブルーシートを運ぶと、船の乗降口か車の荷台まで伸びた簡易式の通路テントにかけ、感染者の搬送の準備をした。65人の感染者が判明したことを受けて、船の周辺は一気に緊迫した。
ダイヤモンド・プリンセスから災害派遣車につなげた通路を、ブルーシートで覆う自衛隊の隊員(撮影・村上幸将)
9日夜、船を運営する米国の「プリンセス・クルーズ」は、全乗客に旅行費用を全額返金すると通知した。下船予定日だった4日以降、経過観察で滞在が延びて発生した費用も全て無償。政府の要請を受け、5日朝から客室での待機を強いた代償として、来年2月28日まで使用できる、今回のクルーズ代金と同額のクレジットも渡す、異例の“倍返し”の対応だった。
船側も、船内環境の改善に懸命に取り組んでいる。10日に外部からの郵便物を船内で受け取ることが出来るサービスを始めた。また厚労省との交渉の末、バルコニーのない部屋の乗客を中心に、デッキなどを散歩する外出の回数を、11日から大幅に増やすと発表。午後2時半過ぎには廊下、天井、デッキの手すりなどを、担当者が丁寧に除菌する姿もみられたが、感染拡大に歯止めが利かない状況だ。
加藤厚生労働相は午前の会見で、約3600人の乗客全員の検査を検討する考えを示した。3日午後11時から検疫を始めた際、感染者との濃厚接触者と発熱などの症状を自己申告した273人のみの検体を調べたが、その後、体調不良を訴える人が100人超と続出。高齢者や持病のある乗客に検査の対象を広げた結果、感染者が拡大した。
一方、菅官房長官は同日の会見で、乗客全員のウイルス検査について「現状では厳しいものがある」と発言。政府関係者も「他の場所で集団感染が起きた場合に対応できなくなる」と検査態勢の限界を示唆。船内待機者の健康状態の経過観察は19日以降に終わる見込みだが、政府の判断も真っ二つに割れている。
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の被害拡大】 2020年02月10日 20:39:00 これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます