【ブラジル】:鳥インフル 全土に180日間の動物衛生上の緊急事態を宣言 日本への影響も懸念
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ブラジル】:鳥インフル 全土に180日間の動物衛生上の緊急事態を宣言 日本への影響も懸念
ブラジル政府は22日、高病原性鳥インフルエンザH5N1型の感染が確認されたとして、全土に180日間の動物衛生上の緊急事態を宣言した。
ブラジルは世界最大の鶏肉輸出国で、感染が広がれば大量の殺処分などが必要となる。輸入鶏肉の7割をブラジルに依存する日本への影響も懸念される。
ブラジルのメディアによると、現時点では感染は野生の鳥に限定され、鶏肉や卵の流通や輸出に影響は出ていない。
これまでに南東部エスピリトサント州などで8件の感染が確認された。政府は感染拡大の予防措置を取るほか、鳥を1カ所に大量に集めての販売や展覧会などの禁止期間を延長、病気になったり死んだりした鳥を保護・回収しないよう求めた。
ブラジル動物性タンパク質協会によると、ブラジルの2022年の鶏肉輸出量は世界1位で、生産量は米国に次いで2位。日本は中国、アラブ首長国連邦(UAE)に次ぐ主要輸出先で、22年には約42万トンが日本に輸出された。日本の農林水産省によると、同年の輸入鶏肉のうち69・4%がブラジル産だった。
鳥インフルはアジアや欧米で猛威を振るい、南米でも拡大。ブラジルでは今月15日に最初の感染例が発表された。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・ブラジル・鳥インフル】 2023年05月23日 20:08:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
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