【社説①】:ウクライナ侵攻 生活への打撃も深刻だ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:ウクライナ侵攻 生活への打撃も深刻だ
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2022年02月26日 08:19:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説①】:ウクライナ侵攻 生活への打撃も深刻だ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:ウクライナ侵攻 生活への打撃も深刻だ
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2022年02月26日 08:19:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【筆洗】:ウクライナの国民的詩人シェフチェンコは十九世紀の帝政ロシア…
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【筆洗】:ウクライナの国民的詩人シェフチェンコは十九世紀の帝政ロシア…
ウクライナの国民的詩人シェフチェンコは十九世紀の帝政ロシア時代を生きた。ロシアの一部とされたウクライナの人々の悲しみや憂いを書いた
▼農奴の子に生まれ、政治犯として流刑にもなった。自由に過ごせた年月の限られた生涯は、長く独立できなかった祖国の歴史にも似る
▼詩「遺言」はこう始まる。『わたしが死んだら、/なつかしいウクライナの/ひろびろとした草原にいだかれた/高き塚の上に 葬ってほしい。/果てしない野の連なりと/ドニエプル、切り立つ崖が/見渡せるように。』
▼人々を鼓舞するくだりもある。『わたしを葬り、立ちあがってほしい。/鎖を断ち切り、/凶悪な敵の血潮で/われらの自由に洗礼を授けてほしい。』(藤井悦子訳)
▼遺言通りに詩人が眠るドニエプル川沿いの丘にも、銃声は響いているだろうか。ロシア軍のウクライナ侵攻は続き、この川が育んだ首都キエフに戦車が迫ったと伝わる。ウクライナ軍の劣勢は否めないよう。戦地を染めているのは<凶悪な敵の血潮>より、同胞のそれが多いのか
▼藤井氏の解説によると、かの詩人の最初の詩集の名前は「コブザール」。琵琶に似たウクライナの楽器コブザを奏でる吟遊詩人のことで、故郷の語り部であろうと名付けたという。琵琶法師の平家物語が伝える世の儚(はかな)さのごとく、詩人の国の自由が危うく見えることに心が重い。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【筆洗】 2022年02月26日 07:03:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【ぎろんの森】:世界情勢から街の話題まで
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ぎろんの森】:世界情勢から街の話題まで
二十日朝刊社説「ハナコ 君は悪くない」に対して、読者の皆さんから共感する旨のお便りをいただきました。まずは感謝申し上げます。繰り返しになりますが、社説の内容を簡単に紹介します。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【ぎろん森】 2022年02月26日 08:19:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【岸田首相の一日】: 2月25日(金)
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【岸田首相の一日】: 2月25日(金)
【午前】5時58分、公邸で磯崎官房副長官。7時37分、官邸。38分、秋葉国家安全保障局長、滝沢内閣情報官、岡野正敬外務省総合外交政策局長、広瀬直経済産業審議官、増田和夫防衛省防衛政策局長。8時1分、国家安全保障会議。21分、記者会見。50分、国会。9時、参院予算委員会。11時59分、官邸。
元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・岸田首相の一日】 2022年02月26日 08:17:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説①】:ウクライナ侵攻 ロシアは即時停戦せよ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:ウクライナ侵攻 ロシアは即時停戦せよ
ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、両国の代表団が停戦交渉を行った。ロシアはウクライナの非軍事化と、北大西洋条約機構(NATO)に加盟しないよう確約する中立化を求めている。
集団安全保障上、同盟を結ぶのは主権国家の権利である。一方的に制限を強いるのは不当だと言わざるを得ない。
ウクライナは即時停戦とロシア軍撤収を求めた。双方の主張の隔たりは大きいが、近日中に交渉を再開することで合意した。停戦実現へ粘り強く臨んでもらいたい。
ロシアは交渉中も、首都キエフ一帯や北東部の第2の都市ハリコフなどで攻撃を続け、民間人にも多数の犠牲者を出した。停戦を目指す態度とは到底言えない。
ウクライナの領土と主権を侵しながら、譲歩を迫るやり方は認められない。ロシアは直ちに攻撃をやめて停戦に応じ、全土から軍を撤収するべきだ。
ゼレンスキー大統領は自国の欧州連合(EU)加盟を申請した。EUはウクライナの要請に応じて武器供与を決めた。プーチン大統領の意図に反し、ウクライナと欧州は接近している。
プーチン氏は2014年に編入したクリミア半島のロシア主権の承認も停戦の条件としている。
クリミア編入は、今回の侵攻と同様、ロシア系住民の保護を名目に軍事介入して行われた。
国際秩序の根幹を揺るがすものであり、欧米は編入を認めていない。ウクライナがロシア軍のクリミアからの撤収を求めているのは当然だ。
国連総会は緊急特別会合を開いた。各国代表は相次ぎロシアを批判している。安保理も緊急会合を開き、フランスは人道支援活動が妨げられないよう求める決議の提出を表明した。
ウクライナからは女性や子どもを中心に周辺国への退避が続いており、援助が急務である。
ロシアへの制裁の動きが世界に広がっている。米欧が国際決済網からのロシア排除を決めたことで、信用不安が広がりルーブルは暴落した。ロシア国内ではインフレ懸念が高まっている。
各国でウクライナへの連帯を訴えるデモが続く。ロシアでも当局の弾圧を受けながら、反戦の声が強まる。スポーツの国際大会ではロシアを締め出す動きが相次ぐ。
プーチン氏は自らの判断が、ロシアを孤立させ、国際経済の危機を招き、国内外から反発を呼んでいることを深く認識すべきだ。
元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2022年03月02日 05:02:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説②】:ウクライナ侵攻 常軌逸した核の脅迫だ
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:ウクライナ侵攻 常軌逸した核の脅迫だ
ロシアのプーチン大統領は、北大西洋条約機構(NATO)側が攻撃的な発言を行っているとして、核抑止力部隊に警戒態勢に移行するよう命じた。
これを受けて大陸間弾道ミサイル(ICBM)の部隊や、原子力潜水艦が所属する北方艦隊、太平洋艦隊が臨戦態勢に入った。
核兵器は瞬時に大勢の人を無差別に殺傷する非人道兵器の極みだ。偶発的でも核戦争に発展すれば人類を破滅させる恐れがある。
プーチン氏はウクライナへの侵攻前にも「ロシアは核保有国だ」と威嚇していた。親ロシアの隣国ベラルーシは、憲法を改正してロシアの核兵器の配備に向けた動きも見せる。
ウクライナや米欧をけん制する狙いがあるとみられる。
核兵器で脅かす態度は断じて認められない。プーチン氏は直ちに威嚇をやめねばならない。
核兵器の保有や使用、威嚇まで全面禁止する核兵器禁止条約が発効し、世界的に核廃絶の機運は高まりつつある。
ロシアの動きに、被爆者団体や被爆地の広島・長崎の市民らは強く抗議した。国連のグテレス事務総長も批判している。
プーチン氏をはじめ米中英仏の核保有国首脳は今年1月に、核開発姿勢への批判をかわす狙いから「核戦争に勝者はなく、決して戦ってはならない」とする共同声明を出した。
核戦争や軍拡競争を防ぐために外交的取り組みを追求し、核拡散防止条約(NPT)で課された核不拡散に取り組む決意も示した。
プーチン氏の姿勢は、自らが出した声明に逆行している。核による威嚇は他国を刺激して核拡散を助長する恐れもあり、無責任極まりない。
米政府高官はロシアの核部隊への対応を巡り、現時点で警戒レベルを高める具体的な動きはないとした。核不使用をロシア側と改めて確認する必要がある。
こうした情勢で、安倍晋三元首相は米国の核兵器を日本に配備して共同運用する「核共有」政策について議論の必要性に言及した。
日本は唯一の戦争被爆国であり「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」という非核三原則を国是としている。核廃絶の先頭に立つべき国の首相まで務めた政治家として、あまりに不見識だ。
安倍氏の発言に関して岸田文雄首相は「非核三原則を堅持するわが国の立場から考えて認められない」と明言した。当然である。
元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2022年03月02日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【卓上四季】:花鳥諷詠の力
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:花鳥諷詠の力
初夏に白い花をつける沙羅の木。朝に咲き夜にはぽとりと落ちる一日花の様は、盛者必衰の理(ことわり)をあらわすとして平家物語の冒頭にもうたわれた。形が似ていることから「夏椿(つばき)」とも呼ばれる
▼俳人稲畑汀子さんにそんな春の夜の夢のようなはかなさを詠んだ句がある。「落椿とはとつぜんに華やげる」。開き切ったかと思う間もなく、花の根元からまるごと落ちてしまう唐突さが印象的だ
▼その様子を「華やげる」と捉えた感性を絶賛したのが、正木ゆう子さんだった。「茎にあってしだいに開いてゆく花の美しさとは別の、滅ぶ瞬間の鮮烈さである」と選句集に記していた
▼ついには滅びぬ猛(たけ)き者の姿さえ連想させるとは言い過ぎだろうか。祖父高浜虚子が提唱した客観写生の花鳥諷詠(ふうえい)の句風が人心を大きく揺さぶるのは、風景に潜む情念を丁寧にすくい上げていたからなのだろう
▼正岡子規の流れをくむ俳句結社「ホトトギス」を主宰し、今年1月まで日本伝統俳句協会会長を務めるなど本流の叙景詩のスタイルを守り続けた。俳句観を巡る論争が熱を帯びたのも、十七音の世界の無限の可能性を信じたからのことだった
▼有季定型の平易な言葉の世界こそ俳句の神髄という方は多いだろう。稲畑さんが伝えたかったのは、言葉自体に宿る力強さではなかっただろうか。その訃報に接して猛省したのは、ついつい修飾に頼りがちなわが身であった。2022・3・2
元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】 2022年03月02日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【社説①】:土地利用規制法 恣意的運用に歯止めを
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:土地利用規制法 恣意的運用に歯止めを
自衛隊の基地や原発といった施設の周辺などを対象にした土地利用規制法について、政府が刑事罰の対象として8種類の事例を検討していることが、北海道新聞の情報公開請求で分かった。
そもそも条文に処罰対象になる「施設の機能を阻害する行為」の内容は記されず、政府が恣意(しい)的に運用する問題が指摘されてきた。
開示された8事例のうち「継続的な高所からの監視、盗聴」は国会でも言及がなく初めて判明した。懸念が裏付けられたと言える。
「継続的」「監視」といった言葉はあいまいで、拡大解釈の余地がある。基地や原発の反対運動などが規制される恐れが拭えない。
特定の行為を犯罪として処罰するには、何が犯罪に当たるか法律で明記することが大原則だ。だがこの法律には盛り込まず、6月の一部施行に合わせて閣議決定する基本方針や政令に委ねている。
明確な歯止めがなく欠陥法と言うほかない。憲法の保障する思想信条や表現の自由といった基本的人権が侵害されかねない。改めて国会審議でただす必要がある。
土地利用規制法は、政府が安全保障上重要とみなす基地の周辺や国境近くの離島などで区域を指定し、住民らに対する調査や利用制限を可能にする。
政府は9月の全面施行に向けて対象となる施設を選定中だ。重要度の高い「特別注視区域」に関しては全国の約200カ所を指定する方向で検討しているという。
だが施設や調査事項はいまだに全容が分からない。これでは政府が安全保障を口実にして、対象を際限なく広げる不安がいつまでも払拭(ふっしょく)されない。
開示文書には住民らの調査内容について「センシティブ情報等が含まれる可能性を排除できない」と記された。犯罪歴や結婚・離婚歴など、広範なプライバシー情報の収集を想定する。
離島に関しては、施設周辺だけでなく島の全域を指定することも検討していると明記された。自衛隊施設のある奥尻島や礼文島などが該当する可能性がある。
いずれも国会で説明はない。
安倍政権下で成立した特定秘密保護法や「共謀罪」法などに続き、政権や官僚の判断で市民生活を萎縮させかねない法律である。
立法府の軽視が甚だしいと言わざるを得ない。
政府は情報公開を尽くし、厳しくチェックされることが不可欠だ。そうでなければ国民の理解は得られまい。
【社説②】:出生前診断拡大 命の選別助長しないか
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:出生前診断拡大 命の選別助長しないか
妊婦の血液から胎児の染色体異常を調べる新出生前診断について、日本医学会の運営委員会は新たな指針を公表した。
35歳以上に限ってきた検査を全ての妊婦に拡大し、検査を受けられる病院の数も増やすという。
新出生前診断を巡っては安い費用で検査が受けられる認定外の民間クリニックが急増している。相談や支援体制の整っていない所も多く、問題となってきた。
そのため認定外施設への規制を求める声もあったが、今回の新指針では現状を追認する形で検査の対象を拡大した。
なし崩し的な緩和は安易な「命の選別」を助長しないか、懸念は払拭(ふっしょく)できない。
だからこそ国と医療側は十分な情報提供を行い、検査を受けないという選択肢も含め、説明を尽くす体制づくりが急務だ。
新出生前診断は、妊娠10週以降の早い時期に妊婦の血液に含まれる胎児のDNAを調べ、ダウン症などの原因になる3種類の染色体異常を判定する。確定診断には羊水検査が必要となる。
新指針では検査の主な対象として高齢の妊婦や、過去に染色体異常のある子どもを妊娠した経験がある人を挙げた。
ただ遺伝学の専門家によるカウンセリングを受けても不安が解消されない場合は全年齢を認めた。
認定外施設の中には結果を妊婦にメールで通知し、異常が疑われても相談を受けられない所もある。的確な情報を得られないまま中絶を選ぶカップルもいる。
こうした不適切な対応が続くのであれば、認定外施設の規制を含めた議論が必要ではないか。
現状では陽性が確定した場合に9割が中絶を選ぶ。一方で陽性であっても専門家の助言で心の準備をして出産に臨む人がいる。
何よりも妊婦らが冷静に判断できる環境が大切だ。
意思決定を支える適切な支援だけでなく、誰もが安心して子育てができ、障害のある人が暮らしやすい社会づくりが欠かせない。
近年生殖医療技術の進歩は著しい。妊婦が生まれてくる命について知りたいとの思いは理解できるが、すべてに社会的な合意が形成されているとは言いがたい。
倫理的な問題に加え「安易な選別につながる」と優生思想を批判する立場から危惧する声も強い。
生命観や社会のあり方にかかわる重要な問題である。国は幅広い分野から意見を聴き、国民的な議論をもっと深めるべきだ。
元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】 2022年03月01日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【卓上四季】:あさま山荘の過ち
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:あさま山荘の過ち
間違いと分かっていることを正す勇気がなかったわけではない。間違っていると言うだけの論拠、確信がなかったのだ。長野県軽井沢町のあさま山荘に立てこもった連合赤軍メンバー、加藤倫教(みちのり)氏の偽らざる告白である(「アフター・ザ・レッド」角川書店)
▼総括の名の下に行われたリンチで12人の同志の命が奪われた事件はきのう、機動隊の突入による終結から半世紀を迎えた。なぜ陰惨な行為に及んだのか。多くの分析が試みられたが、全体像は依然闇の中にある
▼編集者の椎野礼仁氏は、連合赤軍が銃を手にしたことが事件の引き金になったのではないかと見た。銃は間違いなく相手を死傷させる。引き金を引く覚悟がないのは、革命思想に未熟で信念が足りないからだという発想が事件を招いたのではないかと言う
▼背景には加藤氏が述懐した「自信の揺らぎ」があったのかもしれない。判断の迷いを弱さと感じたメンバーが、克己のため凶行に及んだとしたならば悲劇というほかない
▼思想や信条を疑いなく信じることができる人がどれだけいるか。決断を迫られ、悩むことも多い。選択を後悔することもあろう
▼口を閉ざし続ける元メンバーについて、加藤氏は「いまだに答えを出せないでいるんじゃないか」と話した。人間のもろさをも見透かすような言葉は、歴史の一部になった事件が決して過去のものではないことを教えている。2022・3・1
元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】 2022年03月01日 05:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【宮崎県】:爆薬原料の洗浄工程中に爆発 旭化成関連工場「山が噴火したのかと」近隣住民
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【宮崎県】:爆薬原料の洗浄工程中に爆発 旭化成関連工場「山が噴火したのかと」近隣住民
1日午後1時55分ごろ、宮崎県延岡市水尻町にある旭化成のグループ会社「カヤク・ジャパン」の工場で爆発があったと119番があった。
カヤク社社員黒木大地さん(24)=同県門川町=が行方不明、別の関連会社の30代男性社員が軽傷を負った。カヤク社によると、爆薬の原料であるニトログリセリンの洗浄工程中に起きたといい、県警や消防が原因を調べている。
爆発があった旭化成のグループ会社「カヤク・ジャパン」の工場(共同)
旭化成のグループ会社「カヤク・ジャパン」の工場の爆発で上がった煙(共同)
県警によると、爆発があったのは火薬の原料を保管する倉庫。建屋が全壊し、周辺の建物の壁が破損するといった被害が出た。火災や危険物の流出はなかった。
旭化成やカヤク社によると、同社は2008年1月に旭化成ケミカルズと日本化薬がそれぞれの産業火薬事業を統合する形で発足。ニトロや硝安油剤爆薬を製造しており、ダムやトンネル掘削、採鉱で使われている。
カヤク社は1日夜「事故原因調査を全力で進め、適切な対策を実施する」とのコメントを発表。横山真一郎社長は2日未明、記者会見し「多大なるご心配とご迷惑をお掛けし、おわびする」と謝罪した。
工場から約500メートル離れた中島俊夫さん(76)宅は、ドーンというごう音とともに突き上げるような揺れに見舞われた。直後に窓ガラスが割れて室内に散乱。足の踏み場がない状態になった。
家から飛び出した中島さんの目に映ったのは、山の間から立ち上る黒い煙。徐々に粉じんが自身に迫ってきたといい「山が噴火したのかと思った」と振り返った。
現場はJR延岡駅の北東約4・5キロの工業地帯。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【事故・災害・火災】 2022年03月02日 01:52:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【ウクライナ情勢】:ロシア軍が首都キエフのテレビ塔攻撃、部隊増強し近日中にも包囲か
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ウクライナ情勢】:ロシア軍が首都キエフのテレビ塔攻撃、部隊増強し近日中にも包囲か
ロシア軍は1日、ウクライナの首都キエフのテレビ塔を攻撃した。第2の都市、東部ハリコフ周辺でも州庁舎や住宅地をミサイルなどで攻撃し、少なくとも10人が死亡、35人が負傷した。ウクライナメディアなどが伝えた。両国は2月28日、侵攻後初めて停戦交渉した。ロシア軍はキエフ北方で部隊を増強し、近日中に首都を包囲するとの懸念が広がっている。
ロシア側によると、対話を続け、近く再開する方針で一致した。しかしロシア側は難題を突き付けており、交渉難航は必至。欧米ではウクライナへの武器供与の動きが広がるなど情勢が緊迫化している。
ウクライナのゼレンスキー大統領は「交渉の最中に都市への爆撃や砲撃を続け、圧力をかけた」と不快感を示した。ロシアのプーチン大統領は2月28日、フランスのマクロン大統領と電話会談し、解決には2014年にロシアが強制編入したクリミア半島でのロシアの主権承認やウクライナの非武装化、中立化が条件と強調。「ロシアの絶対的国益だ」と主張した。
ハリコフでは2月28日にも住宅地区が砲撃を浴び、数十人が死傷した。東部ドネツク州マリウポリの市長は3月1日、住宅街や学校が砲撃され、子どもを含む死傷者が出ていると述べた。
米国防総省高官は2月28日、ロシア軍部隊がキエフから約25キロの地点にいると推定。車列が断続的に約60キロに達したことを米宇宙技術企業マクサー・テクノロジーズが2月28日撮影の衛星画像で確認した。
ロシアのショイグ国防相は3月1日、欧米の脅威から国を防衛する目的を達成するまで軍事作戦を続けると表明した。ロシア国防省はキエフにある治安当局の関連施設を攻撃すると警告、周辺住民に避難を呼び掛けた。
欧米各国はウクライナへの対戦車砲やライフル銃などの供与を次々と表明。日米欧の先進7カ国(G7)首脳などは米東部時間2月28日に電話会議し、ウクライナ政府と避難民への支援協力で一致した。
停戦交渉はウクライナ・ベラルーシ国境で約5時間行われた。ロシア側によると、次回はポーランド国境のベラルーシ領内で開催予定とした。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は3月1日、66万人超が国外に避難したと指摘した。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・欧州・ウクライナ情勢】 2022年03月02日 00:58:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。
【2022年02月28日 今日は?】:あさま山荘事件で機動隊員が突入、連合赤軍メンバー5人逮捕
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【2022年02月28日 今日は?】:あさま山荘事件で機動隊員が突入、連合赤軍メンバー5人逮捕
◆2月28日=今日はどんな日
あさま山荘事件で機動隊員が突入。連合赤軍メンバー5人逮捕(1972)
1972年2月28日、逮捕され、連行される坂口弘容疑者(中央)=長野県・軽井沢町(共同)
あさま山荘事件では鉄球による破壊工作が行われた(1972年)
© 読売新聞 山荘2階を制圧、浴室の窓から旗を振って合図する箱山さん(本人提供)
◆出来事
▼イラクのフセイン大統領が軍に戦闘停止命令。湾岸戦争終結(1991)▼大阪市で市立校の教職員に君が代斉唱時の起立を義務付ける「君が代起立条例」成立(2012)
◆誕生日
▼押阪忍(35年=フリーアナウンサー)▼田原俊彦(61年=歌手)▼膳場貴子(75年=フリーアナウンサー)▼菊川怜(78年=女優)▼中川杏奈(87年=タレント)▼山本ひかる(91年=女優)▼芳根京子(97年=女優)▼上白石萌歌(00年=女優)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・今日は?】 2022年02月28日 00:00:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。