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クリスティ もうすぐデビュー100周年 補

2018年03月13日 | ミステリ
「ホームズと推理小説の時代」を読む。

初心者かマニアか、読者対象の中心線がよく分かりません。
初心者向けかと思いますが、はじめのほうのホームズパートでネタばれがあるので、
ホームズものは全部クリアしている人、というところでしょうか。

ミステリ作家としての力量は認めながらも
「クリスティは普通の小説作家としては凡庸」とも。

故栗本薫(中島梓)は絶賛していたのに。
女性ならばだれもが「春にして君を離れ」を好きなわけじゃないんですね。

それと、「(第二次大戦後の英国では)クリスティよりもセイヤーズのほうが知名度があったらしい」
と書かれていますが、クリスティファンクラブの機関誌のBNにこんな記事を見つけました。

ウインタブルック・ハウス通信 クリスティ・ファンクラブ機関誌 1999年 NO,57

引用ここから
「アレン・レーンはクリスティと親しい友人であったが、
「彼女には悪いが」と断って、ドロシー・セイヤーズは重要な作家だが、
クリスティは器用なエンタテイナーに過ぎない、と1934年に語っている。
引用ここまで。
(アラン・レーンはペンギン・ブックスの創設者でクリスティの親友だったそうです)

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