輪るピングドラム OP2
「輪るピングドラム」、終わっちゃいました。
1クール目でのリンゴちゃんのストーカー話はいったい何だったのでしょうねえ・・・
と思えるくらいに、2クール目のシリアスでへヴィな展開にちょっと驚きです。
最終回ではこれまでの伏線を回収しているようでもありながら、
さらに謎をふりまいていたようにも思えます。
リンゴちゃんが「運命の果実をいっしょに食べよう」という呪文を叫ん . . . 本文を読む
サイモン・アークが謎解きをするたびに、
頭の中で「なぜこのoccasionを選んで犯罪を行うのか」という意味での「Why」が頻発。
このタイミングで、この場所で、この方法で犯罪を行えば、
それ自体が犯人を指摘するファクターになることが作中犯人には理解できないようです。
だから、サイモン・アークが名探偵として活躍できるわけなんですけどね。
1から3まではホックの自薦作品で、
4(が出れば)訳者の木 . . . 本文を読む
今回はミスディレクションがちょっと弱め。
著者の筆は13歳の女の子たちを描くほうに力が入っているせいか、
初盤にプロットが割れてしまうところが難でしょうか。
でも、キャラクター造形に不自然さが少ないので、
人間ドラマとしてすすむストーリーが飽きさせないです。
プロットは、クイーンの有名作品や横溝正史の有名作品を思い出させます。
この作品は1972年の作品なんですね。ほー、意外に新しい。
1972 . . . 本文を読む
表紙や紹介文から想像されるほど幻想小説風ではないですね。
幻想+ハードボイルド風味のミステリ。
一見バラバラな事件が、いちおう最後に辻褄が合ってくるところが快感ですが、
そのあたりのカタルシスの弱さが惜しい。
読後感のさわやかさでカバーしているかな。
本格ミステリ的な論理性、というより
プロット的にジグソーパズルのコマがはまり合う、という感じです。
出来は標準作よりちょいとポイント高いし、
標 . . . 本文を読む
「輪るピングドラム」は佳境に入ってきて、
伏線をバリバリ回収しながら、新たな謎を提供してきていますね。
時間改変モノかと思わせて、なんとミステリになって犯人は誰?みたいな展開に、
少し腰が抜けました。
「まどか★まぎか」的に化けるには、これからの話数が無いのでちょい無理そうかなあ・・・。
途中まではなんだかよく分からない話ながら、
2クールに入ったころからアクセル全開。
まさかアニメで叙述トリ . . . 本文を読む