spin out

チラシの裏

アニメ「ひとひら」その2

2007年06月30日 | アニメ・特撮
アニメ「ひとひら」に心奪われっぱなしです。 アニメは1クールでかつ高校生の日常生活を描いているのでメインのキャラクター数は8人と、極力少なくなっています。 物語内で麦たち演劇研究会が演じる芝居「ひとひら」のキャラクターがそのまま現実のキャラクターに対応してますが、作者の野乃先輩が「メンバーを見て書いた」と言っているので当然です。 サキちゃん-麦・・・なにもできない女子高生 カンザキくん-甲斐・ . . . 本文を読む
コメント

アニメの「ひとひら」

2007年06月26日 | アニメ・特撮
最近の心の支えはアニメの「ひとひら」です。 始まったときは、まさかこんなにハマるとは思ってもみなかったなあ。 演劇部に成り行きで入ってしまった女子高生のお話です。緊張すると口もきけなくなる女の子が、芝居で主役を演じるハメになるんですが、キャラクターそれぞれの心の動きが自然で、昨今の「夢はかならずかなう」みたいな変なポジティブ感ではなく、誰にでもおぼえのある青春のヒトコマ的なトーリー展開が良かった . . . 本文を読む
コメント

新編 戦後翻訳風雲録

2007年06月24日 | ノンフィクション
頭の中の、いわゆる「小説」というものを記憶する部分のほとんどは、「翻訳小説」、とくにミステリ、SF、ファンタジィと呼ばれるエンタメ系で埋まっている。小学校中ごろからの蓄積だから相当な分量になるはずで、当たり前だが数えたこともない。読み捨てられるはずのエンタメ小説を集めて分析しようなんてのは、よほどの物好きでしかない。でも、忘れられるはずの翻訳者の名前がなぜか作者の名前とコミで記憶しているのは不思議 . . . 本文を読む
コメント

鉄人28号-白昼の残月

2007年06月23日 | アニメ・特撮
びゅーんと映画館に行って観てきました。 客は平日のまっ昼間でも自分いれて5、6人でした。 DVD出たら観なおしますが、今川監督のドラマトゥルギーが暴発して、ストーリーが収拾不能になってるような。TV版「鉄人28号(2004年)」を観てないと分からないキャラクターや設定があり、物語の密度も90分に収まりきらず。 謎の復員兵残月の筋と、廃墟弾の筋とが絡み合っているような、いないような…。 しか . . . 本文を読む
コメント

怪人二十面相と名古屋

2007年06月17日 | ミステリ
よく知られていることだが、江戸川乱歩は名古屋に縁が深い。中学生までは名古屋で過ごしていた。幼少期に刷り込まれた幻視を再現するのが小説ならば、乱歩の作品の源は名古屋にあるといってもいい。随筆にはよく登場する名古屋も、しかし作品の中に具体的に登場することはほとんど無い。定宿にしていた大須ホテルあたりの寂れぐあいが、当時衰微しかけた時期の浅草の雰囲気とよく似ている、という。喪失したものへの憧憬が乱歩作品 . . . 本文を読む
コメント (4)

怪談

2007年06月06日 | others
夏はまだ先ですが、夏にはつきものの怪談本をご紹介。 岩波文庫「江戸怪談集 上・中・下」。 江戸時代の怪談話を集めた本ですが、今でいうショートショートぐらいの長さの話がいっぱいです。いちおう書き下し文ですが、その気になれば面白く読めます。ま、仏教的因果物語が多いですが、不条理な話も混じっていて、それがコワい。「なにが怖いといって因果関係のない化け物や幽霊の出現が恐ろしい」と、岡本綺堂を評して都筑道夫 . . . 本文を読む
コメント

鉄人28号 come alive

2007年06月01日 | アニメ・特撮
鉄人28号がアニメ映画で蘇りました。まさか映画を作っていたとはね。 ちょっと前に深夜アニメで「鉄人28号」をやっていたのですが、その劇場版が各映画館で上映されてます(名古屋はシネマテークで上映)。この監督やってる今川泰宏は大好きな人で、「ミスター味っ子」の大バカ演出に一発でノックアウトされっぱなしです。 映画は昭和30年を舞台に、当時の風俗描写の中で鉄人が動く映像は涙モノです。生きててヨカッタ。 . . . 本文を読む
コメント (2)